PENTAX K-30は割高

投稿日:2013年6月25日 更新日:

デジタルカメラ

K-50の発売を間近に控えてもK-30が値下がりしない。このところ完全に動きが止まっている。もうすでに底値ということか? ペンタックスの場合、旧機種を引き上げるのが早いから、今後は在庫が減って値上がりに転じる可能性が高い。K-5のときもそうだったが、K-5IIが出るより前に在庫が尽きてしまい、結局買いそびれたという経緯がある。特にK-30とK-50なんてスペックがまったく同じだから、値段の安いK-30が市場に残っているとK-50はまったく売れなくなってしまう。ペンタックスもそんなバカなことをするはずがない。さっさとK-30を市場から引き上げて邪魔者を「抹殺」しようとするだろう。もしかしたら中身はまったく同じものだから、K-30を回収して外装だけ交換し、K-50として再生?なんてことが考えられなくもない。(笑)


6/25現在、K-30はボディー単体なら最安で42000~43000円。ブラックだけが少し高い。しかし、18-55レンズキットになると49800~53400円と開きが出てくる。やはりブラックだけが高い。ブラックに限定すると、レンズ代が1万円相当の計算になる。はっきり言って、WRもQSFも付いていないチープなDALレンズに1万円はもったいない。かといってホワイトはいかにも安っぽく、我慢できるはずがない。どうせ後で買い換えるのだからキットレンズは無駄なオマケといえる。それなら2万円出してでも単品の18-55WRを買った方がマシだ。

長いこと待たされたシグマの17-70mmF2.8-4 DC MACRO HSMもやっと出たばかりだが、これを別に買うとさらに4万円。合計8万円を超えてしまうから一緒に買うのは不可能。とりあえず売り切れる前にボディーだけ確保しておき、未使用のまま塩漬け。買っても使うことができず、眺めてるだけ(笑)。いざとなったらヤフオク売却の逃げ道を残す。そしてレンズ資金ができた時点でシグマ17-70を購入というプランしか考えられない。しかしその頃にはK-50も値下がりしてくるだろうから、K-50のダブルレンズキットにした方が得という気もしてくる。何せこっちは初めからWR仕様なのだから・・

それじゃ妥協策としてK-30 + 18-55WRを一括購入というプランにすると、それでも6万超えになってしまう。タイミングの悪いことに、最近D7000が急落してきて60000円台になっているのだ。ひょっとすると6万切りもあり得るかもしれない。そうするとK-30がずいぶん割高に思えてくる。K-30とD7000が同じ値段なら、誰が考えてもD7000だろう。いくらK-30が中級機並みとは言っても、D7000はれっきとした中級機だ。カメラの格が違う。D7000はあらゆる面でK-30を上回る。K-30にあってD7000にないものはボディー内手ぶれ補正くらいだ。プリズムファインダーが欲しいという理由なら、迷わずK-30よりD7000だ。

結局、K-30はボディーだけで見れば非常にコスパが高いが、レンズ込みだとどう考えても割高になる。ボディー単体とレンズキットの価格差がこんなにあるメーカーって珍しい。オリンパスなんて逆転してるくらいだから(笑)。新参者には取っつきにくいメーカーだ。とりあえずのお試しレンズなんてタダの設定にしとかないと売れないよ。どこのメーカーもレンズキットはまず買ってもらうために割安な設定にしている。ペンタックスは本当に商売が下手。だから売れないんだな・・

今からペンタックスに行っても一からレンズを揃える余裕はない。その点D7000ならAFも含めて手持ちのレンズがすべて不自由なく使える。今の値段ならコスパ最高。K-30を考えれば考えるほどD7000のお買い得感が際立ってくる。

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