デジタルカメラ レンズ

D7000のAF精度に問題あり

投稿日:2013年7月10日 更新日:

この前から悩まされているAF-S 24-85mmの写りが悪い件、実はAFの精度不良であったことが判明した。価格.comのクチコミを見ていると、D7000にはピントズレの問題が高い頻度で発生しているらしい。それもほとんどのケースで後ピン傾向になることが多いという。被写界深度は前方に浅く、後方に深い性質があるから、少々の前ピンは問題にならないのだが、後ピンは致命的だ。手元の個体もチェックしてみたのだが、やはり後ピンだった。それも少々ではなく、大幅にずれている。この状態で評価しても周辺がボケボケになるのは当たり前で、もう一度厳密に調整する必要が出てきた。

D7000_af_adjust

スポンサーリンク

厄介なのはレンズごとにバラツキがあって、個別に調整しなければならないということ。幸いD7000には個別のAF微調整機能があるので、それを使って調整を行う。本来は調整と撮影を繰り返しながら追い込んでいくのが確実なのだろうが、そこまでやってるととても時間がかかるので、簡便な方法で調整を行った。これは距離目盛りが付いているレンズに限られるのだが、まずライブビューの拡大表示でピントを正確に合わせ、そのときの距離指標を覚えておく。ライブビューは像面でのピント合わせだから、絶対に誤差が出ることはない。そしてファインダー撮影に切り替えてAFでピントを合わせ、その時の距離指標を読み取る。ライブビューと一致していれば問題ないが、もしどちらかにずれている場合は調整が必要だ。無限遠側にずれているようなら後ピンだから、補正値をマイナス方向に調整する。AF-S 24-85mmの場合は-8程度でジャスピンになった。補正の最大量は±20までだから、それに収まる範囲なら自分で調整が可能だが、もしその範囲を超えてしまうとSC送りしか方法がなくなる。純正で-8も補正が必要なのはかなり心配だ。これがサードパーティー製になるとさらに大きくなって微調整の範囲に収まらない可能性もあり得る。事実、手持ちのシグマのレンズの1本は極端な前ピンで+20でも補正しきれなかった。だからシグマのレンズを買うのはちょっと勇気が要る。

厳密に言うとズームレンズの場合、広角端と望遠端でも補正量が異なるはずだから、それぞれに調整が必要だが、D7000はそこまで細かく調整できない。余談だが、E-620はズームレンズの広角端と望遠端、さらに測距点ごとの調整が可能という非常にマニアックな仕様になっている。エントリー機でそこまでできるのだから凄いとしか言いようがない。いずれにせよ個別のAF微調整機能がないボディーはその時点でアウトだ。

これでAF-S 24-85mmとAF 50mmF1.4Dを調整し直したので、もう一度(ちょっと本格的に)撮影してみた。今回も特別サービス?でフルサイズ画像にリンクしておく。(笑)

20130710_113558
D7000 / AF-S Nikkor 24-85mmF3.5-4.5G ISO100 f8 1/160s(クリックで拡大)

20130710_122654
D7000 / AF-S Nikkor 24-85mmF3.5-4.5G ISO100 f13 1/3s(クリックで拡大)

20130710_134112
D7000 / AF-S Nikkor 24-85mmF3.5-4.5G ISO100 f8 1/200s(クリックで拡大)

やはりちゃんとピントが合っていれば変な片ボケが出ることはない。f5.6でも及第点の描写だが、被写界深度を考えるとf8まで絞ればまずは問題のない描写となる。

20130710_141735
D7000 / AF Nikkor 50mmF1.4D ISO100 f5.6 1/500s(クリックで拡大)

一方、50mmF1.4Dの方はピントが合っていれば恐ろしいほどシャープな描写を見せる。f5.6でここまで写るのだから流石としか言いようがない。ズームレンズとは次元の異なる描写力だ。この絵を見せられると「使おう」という気にさせられるのである。

したがって50mmF1.4Dをメインで使うのであれば、D7000も生きてくる。ただしこの画角は非常に使いづらく、これ一本で撮れと言われても無理だ。このレンズが一番生きる場面はやはりポートレートだろう。しかしそんな趣味はない(笑)。まあ24mmF2.8Dとの2本持ちなら何とか使えるというところだ。あと70-200mmF2.8との組み合わせでスポーツなどを撮るのであれば、D7000の威力を遺憾なく発揮できるのだが、そんな機会すらない。やはり使い途がないのだ。

AF-S 24-85mmもピントの調整さえしっかりすれば普通によく写ることがわかった。ただそれはズームレンズとしてはあくまでも並の写りであって、50mmF1.4Dほどの凄味はない。この前もテストしたように、f8まで絞ればE-620のキットレンズと同等ということで、それ以上でもそれ以下でもない。だったらわざわざ不便を承知でD7000を持ち出す理由はないという結論になる。もし広角が足りなくて取り逃がす風景があったら悔しいではないか? 少なくとも広角~標準域で風景写真やスナップ写真を撮る限り、APS-Cはまったく不要で、フォーサーズやマイクロフォーサーズで十分という結論にどうしてもなってしまうのだ。APS-Cフォーマットを生かす道は、大口径レンズや望遠レンズを使ったボケを生かした撮影しかないと思う。しかしそういう趣味がないんだよなぁ。基本的にボケた写真は趣味じゃないから・・

というわけで、レンズを買えるまでD7000は2軍待機が決定した。ただレンズを買っても良くなる保証はないし、さらに重くなることは間違いないから、これ以上の投資リスクを回避する可能性がある。そうするとD7000の1軍昇格は永遠にない。年に数回50mmF1.4Dを付けて1軍登板のチャンスがある程度。あまりに登板が少ないと戦力外通告で解雇ということになる。一時はあまりの写りの悪さにすぐ売ってしまおうかと本気で考えたが、ピント精度の問題だったことがわかり、即売りは回避された。別に今すぐ売る必然性はないから、売るタイミングは次に何か買うときか、金に困ったとき(爆)。今のところ「現金の現物化」くらいにしか考えてないから、いざとなったらいつでも換金する。

ところでオリンパスとソニーの提携に関してこんな噂が飛び出してきた。オリンパスはソニーにOM-Dの5軸手ぶれ補正機構を供給する代わりに、ソニーはオリンパスにOM-Dのセンサーをさらに改良した次世代センサーを供給するという話らしい。そうするとますますAPS-Cは不要になってくる。今回も問題が表面化したように、位相差AFはどうしても機械的な誤差があるからミラーレスの方が圧倒的に精度が高いのだ。今さらニコンなんて買ってる場合じゃないという気がしてきた。(爆)

関連記事

スポンサーリンク

-デジタルカメラ, レンズ
-, ,

Copyright© DEJA VU ~いつか見た光景~ , 2017 AllRights Reserved Powered by micata2.