E-M1は事実上のフォーサーズ終了宣言か?

投稿日:2013年8月25日 更新日:

デジタルカメラ

すでに4/3 Rumorsなどで話題が沸騰しているが、E-M5の上位機種とされるE-M1がついに姿を現した。一時出回っていたハンズオン動画はすでに削除されてしまっているが、もっとリアルなリーク画像が登場した。これは合成写真などではない本物だ。9月10~11日頃に正式発表があるだろうと言われている。


これがオリンパスがさかんに繰り返していた「フォーサーズレンズを活かせるボディー」の正体なのか? それにしてはあまりにショボすぎる気がする。主なスペックとしては、E-M5と同等の1600万画素センサーをローパスフィルターレスにしたものが搭載されるという。あれ、確か最近のオリンパス機はすべてローパスレスと言われていたはずじゃなかったのか? それでなくてもローパスフィルターは相当弱められているはずだから、劇的に解像感が向上するほどのものではないだろう。その他のスペックも、最高1/8000秒シャッター、5軸手ぶれ補正にVF-4相当のEVFが搭載されるなど、E-P5を踏襲したものであり、すべて想定の範囲内。これといったサプライズはない。E-M5, E-P5, E-M1と同じようなスペックの機種を3つも出すオリンパスの真意はまったくわからない。

そして一時噂されていたフォーサーズとマイクロフォーサーズのハイブリッドマウントという仕掛けもなさそうだ。削除されたハンズオン動画を見たが、フォーサーズマウントの14-35mmF2をMMF-3で使っており、既存のマウントアダプターを介して使うことには違いない。AFが遅いという問題に対しては、像面位相差センサーで解決したとし、フォーサーズレンズも快適に使えると強調している。なんだ、フタを開けてみたらそういうことかと拍子抜けするが、まあハイブリッドマウントはどう考えても無理っぽいので、最初から妄想の一人歩きだったのだろう。

価格は$1500程度になるだろうと言われている。どうせ自分には一生買えないカメラだから、ケチョンケチョンに貶してやろう(爆)。まず、あのデザインは何だ! 左手側にある巻き戻しクランクみたいなやつはレリーズモードやAFモード、測光方式の選択に使っているようだが、わざわざあんなデザインにする必然性がわからない。さらにその根元に付いている電源スイッチレバーはOMそのもの! 塗装の質感もOM-4Ti Blackを彷彿させる。おそらくOMそっくりにすれば喜ぶ人間がいるだろうというあざとい考えが透けて見える。ここまでやるか? 過去の栄光にすがるのもいい加減にしろ! オリンパスはもはや懐古趣味にしか生き残れない情けないメーカーに成り下がった。

そして同時発表されるという12-40mmF2.8の大口径ズームだが、これが事実上のフォーサーズ終了を暗示しているように思う。性能的にはフォーサーズのHGやSHGに匹敵するものと言われているから、すでにフォーサーズは用済みということになるのだろう。そしてフォーサーズレンズを持っている既存ユーザーに対しては、とりあえずAFも不自由なく使えるボディーを出してやったからこれで我慢しろというのだろう。E-5の後継はもう出ない。これでフォーサーズ終了だ。それでもまだ終わってないとオリンパスは言い張るのだろうが・・(苦笑)

あまりにアホらしすぎて何もコメントする気になれないが、これがもしE-M5の上位機ではなく後継機だったなら評価も変わっただろう。なぜならそのおかげでE-M5が値下がりするからである。でも上位機だからE-M5の値下がりは期待できない。E-M5は発売から1年半が経ってもデジタルカメラとしては異常なほど値下がりしない。E-PL5などソニーセンサー機も同様に底堅い。それに比べてE-P3などパナセンサー機は持ってけドロボーの投げ売り状態だ。あまりの安さにE-P3に手を出しそうになる(爆)。ソニーセンサーとパナセンサーではこれほど待遇に差があるものか・・。それが今のオリンパスが妙に強気な理由だ。

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