SIGMA 10-20mmF4-5.6 EX DC 売却

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20140211_144607

もともとほとんど使っていなかったのだが、フォーサーズ終了に伴いもう使うこともないだろうから、SIGMA 10-20mmF4-5.6 EX DCをヤフオクで売却した。フォーサーズだと135換算で20-40mm相当になる。それほど超広角というわけではないが、やはり持て余してしまうので、これ一本で撮るのは難しい。一応アダプター経由でマイクロフォーサーズにも使えるのだが、こんな馬鹿でかいレンズはバランスが悪すぎる。マイクロフォーサーズには超小型のM.ZD 9-18mmがあるのだからアホらしくなってくる。

フォーサーズマウントはすでに生産終了しているが、このレンズ自体は今も現行品であり、モデルチェンジを控えてかなり安くなっている。ヤフオクの相場では、ニコンやペンタックスマウントは26,500円前後の値が付いていたが、さすがにフォーサーズマウントは需要が少ないため伸びなかった。E-M1効果もほとんど望めないようだ。


しかしこのレンズは定価が高いだけあって、非常に贅沢な設計である。非球面レンズ3枚に低分散レンズを3枚も使用している。しかもHSMはいわゆるリングタイプのものを使用しており、AFは非常に高速で静粛であるとともに、AFとMFをシームレスに切り替えることが可能である。フォーカスリングの感触も非常に滑らかで心地よい。

ただ描写性能はあまり良くないのだ。20mm側は良いのだが、10mm側は像面湾曲が酷く、周辺のボケが見られるのが難点。その反面、色収差と歪曲収差が非常に少ないことが美点ではある。まあ超広角ズームとしては仕方のないところかもしれないが・・

ペンタックスの標準ズームはいずれも広角側が弱いので、最近安くなっているこのレンズで広角側をカバーするという手もあるだろう。ただ10mm側はフォーサーズでも像面湾曲が目立つので、APS-Cだとなおさら酷いと思われる。すでに描写を知っているだけになかなか買う気にはなれない。20mm側は周辺まで問題のない写りなので、換算28mm前後は代替することが可能であるが、いかんせん開放でf5.6というのは暗すぎる。

とりあえずこのレンズと古い音源モジュールを売って小金を得た。これを元手に何を逝ってやろうか?(爆) 本来なら生活費に回すべきところをすぐ使ってしまうのが貧乏人の習性である(爆)。レンズかコンデジか、それともマイクロフォーサーズか・・?

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