自然

E-PL5で撮る天の川

投稿日:2014年9月30日 更新日:

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和歌山県古座川町にて E-PL5 / SIGMA 19mmF2.8EX DN / ISO3200 f2.8 15sec

先日、和歌山県南部へ行った際、車中泊した道の駅で星空がものすごく綺麗だった。満天の星空とはこのことを言うのだろうか。とにかく周りに明かりが一切なく、しかも月明かりもない絶好の条件。肉眼でも天の川をぼんやりと確認できた。普段、天体写真などめったに撮らないのだが、これだけの星空を見ると撮らずにはいられなかった。

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本来なら高感度に強いK-30で撮りたいところだが、あいにくこの日はE-PL5しか持ってきていなかった。これがもし糞パナセンサーだったら星とノイズの区別が付かなくなるので撮る気にもならないのだが(笑)、ソニーセンサーではISO1600は使えることが確認できているので、とりあえずダメモトで挑戦してみることにした。

しかし天体写真などめったに撮らないものだから、どのくらいの露出をかければ良いのかもよくわからない。したがって、条件を変えながら試行錯誤で大量に撮影した。

まず露光時間だが、できるだけ長くした方が暗い星まで写るので見栄えが良くなる。ただし星の動きというのは意外と速いもので、1分以上になるともう点ではなく線として写ってしまう。そこで30秒と15秒で試してみたが、30秒でも明らかに線になっているのがわかり、15秒がギリギリ限界というところである。それでも等倍で見れば線になっているのがわかるが、この程度のサイズなら何とか点として見える。

露光時間が同じであれば、あとはできるだけ撮像感度を上げることと、明るいレンズを使うことである。レンズは手持ちで一番明るいシグマの19mmF2.8を開放で使った。このレンズなら開放から問題なく使えることがわかっているので心強い。ただし画角が38mm相当だからちょっと狭い。天の川を大きく写し込むにはもっと広角の方が良かった。

そして撮像感度はISO1600とISO3200で試してみた。前にやった高感度ノイズテストではISO3200はちょっと厳しいことがわかっていたのであまり使いたくはなかったのだが、星の場合は意外と気にならないようだ。ISO3200でもぜんぜん問題ない。結果的にISO1600では暗すぎて天の川はほとんど写らず、ISO3200で何とか写った。

あと大変なのがピント合わせ。一眼レフならファインダーを覗きながらMFで合わせればよいのだが、背面液晶しかないミラーレス機でピントを合わせるのは大変難しい。基本的に無限遠に合わせればよいので、遠方の明かりなどがあればそれを利用して合わせるが、周りに一切明かりがないため合わせようがなかった。それで仕方なく明るい星で合わせようとしたが、星明かりなんてモニターにもほとんど映らないものだから視野に入れるのに苦労した。しかも拡大表示してMFでピントを合わせるなど至難の業だ。

そうやって何とか撮影に成功したのがトップの写真。これは南西方向の空を写したものだが、ぼんやりと見えているのは雲じゃなくて正真正銘の天の川だ。二筋になって上へ昇っているのがわかる。E-PL5でもこれだけ写ってくれるとちょっと感動だ。くどいようだが糞パナセンサーじゃ無理。(笑)

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これは北東方向の空を写したもの。撮影条件は上と同じだ。中央やや下にW形のカシオペア座が写っているのがわかるだろうか? そして中央の垂直方向にぼんやりと天の川が確認できる。南の空ほどは明るくない。

撮影したときにはまったく気付かなかったのだが、現像して初めて画面の右端、2本の電線の間にアンドロメダ大星雲M31が写っていることに気付いた。さすがに渦を巻いているのまでは見えないが、ぼんやりと楕円形に光っているのがわかるだろう。これも肉眼で見えるんだけど、写真に撮って初めて気付くというのも面白い。

E-PL5でもこれだけ写るんだから、K-30ならもっと良い写真が撮れたことは間違いない。ISO6400はぜんぜん平気だろう。でも持ってなかったものは仕方がないんだ。こうなるとPENTAXのアストロトレーサーがちょっと欲しくなってしまった。たとえ1分、2分でも追尾して長時間露光すれば、かなり凄い天体写真が撮れそうである。

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