デジタルカメラ

半押しAFと親指AFはどちらが良いか?

投稿日:2014年12月22日 更新日:

一眼レフのAF操作において、「半押しAF」と「親指AF」というものがある。どっちを使うかは個人の流儀によるだろうが、一般的には圧倒的に半押しAF派が多いと思う。ただしそれはカメラのデフォルトがもともと半押しAFになっているからであり、説明書をちゃんと読んだことがない人は親指AFなるものを知らないことがほとんどだろう。つまり半押しAFというものは別に好んで使っているわけではなく、そういうものだと思って大半の人が使っているにすぎない。それに対して親指AFの方は明らかに「カメラをわかっている」人が「わざわざ選んで」使う方法であり、確かに半押しAFにはないいくつかのメリットが存在する。それをもって親指AFの方が絶対に優れていると主張する信者も多い。本当にそうなのだろうか? それについて少し掘り下げて考えてみたい。

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一般的に言って、どちらの方式が有利であるかは三脚の使用と密接にかかわっている。大ざっぱに言えば、手持ち撮影の場合は半押しAFが有利であり、三脚使用の場合は親指AFが有利であるといえる。それはなぜか? まず手持ち撮影の場合は自由に構図を変えられるので、シャッターボタンを半押ししたままフォーカスロックすることは難しくない。もちろん、手持ち撮影は機動性が命であるから、半押しでフォーカスロックして続けてシャッターを切った方が素早くチャンスをものにできるメリットがある。それに対して三脚に固定してしまうと、シャッターボタンを半押ししながら雲台を操作し構図を変えることは大変難しい。それはリモートケーブルを使った場合でも同じ。したがって、三脚を使った場合にはAFボタンを押してピントを固定し、それからじっくりと構図を考えるという撮影法が適している。風景写真の場合、少しずつ構図を変えながら何枚も撮りたいことが多いので、シャッターボタンを離すたびにピントをやり直すのは大変わずらわしいのだ。遠方の風景ならそもそもピントを合わせ直す必要などないのだから実に理に適っている。だから親指AFというのは風景写真派が好む方法であることには合理性がある。

それは原則論なのだが、一方で手持ち撮影の場合でも親指AFをしたくなることがある。それはPENTAX DA18-55mmのような像面湾曲の酷いレンズを使っている場合だ。こういうレンズだと画面全体にピントを行き渡らせるために微妙なピント合わせが要求される。そうやってせっかく合わせたピントがシャッターボタンを離すたびにリセットされてしまうのは非常にわずらわしいのだ。だから自分も時々親指AFに設定し直したいことがある。

ところがそうやって何度か親指AFに設定したことがあるのだが、結局すぐ半押しAFに戻ってしまった。それは要するに「体が受け付けない」のだ。ピントはシャッターボタン半押しで合わせるものという意識が身に染み付いているから、とっさにピントを合わせようとしてもAFボタンを押せないのである。笑い話だが、これまでシャッターボタンを半押ししてもピントが合わない、合わない、あれカメラが故障したのか?と本気で焦ったことが三度はあった(笑)。親指AFに設定したことをすっかり忘れているのである。背面のAFボタンを押してピントを合わせるという操作は生理的に受け付けないんだな・・。いくら慣れろと言われても絶対に無理!

それとペンタックスのカメラに限って言うと、AEL/AFボタンをAFスタートに設定した場合、AEロックができなくなってしまうのも問題だ。これがオリンパスやニコンのカメラだと親指AFにしてもシャッターボタン半押しでAEロックができるのだが、ペンタックスはそれができない。K-3のようにAELボタンとAFボタンが独立していれば問題ないのだが、AELも使用頻度が高いのでこの仕様はいただけない。というわけで、自分はもっぱら半押しAF派になってしまった。親指AFの利点は頭でわかっていても、体が受け付けないものはどうやっても無理なんだ。

まあ本当のことを言えば、一番使いやすいのはMFだよ。(爆)

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