K-S2はやっぱり買いか?

投稿日:2016年1月12日 更新日:

デジタルカメラ

一度は見送り決定したK-S2だけど、ここへ来てやっぱり諦めきれなくなってきた(爆)。「カメラマニアの『もう買わない』宣言は絶対信用するな」というのは実に的を射た格言である。カメラマニアは常に揺れている。朝令暮改なんて当たり前なんだから・・(笑)

何でまた気になり出したかというと、その原因はニコンD500の発表にある。APS-Cのフラッグシップということは当然3600万画素くらいで来るのかと思いきや、たったの2000万画素!? えっ、D3300より少ないのかよ! まさかフラッグシップ機が最下位機種にも負けるスペックで出てくるとは想像もしなかった。それができるニコンは本気で凄い!

このことから思ったのは、APS-C機にとって2000万画素というのがこれからのスタンダードになっていきそうな予感がしたからだ。もうすでに2400万画素に到達しているんだけど、そこまでやると明らかにAPS-Cの限界を超えている気がする。K-3だって高感度性能はK-S1/K-S2に劣ると言われているし、レンズの解像力がそこまで対応できているかは非常に疑問だ。

だから2000万画素というのがAPS-Cにとってベストの落としどころだと思えるのだ。ニコンもそれをよくわかっていて、あえて2000万画素に抑えてきたのだろう。画素数を抑えることで高感度性能を向上させることができ、非常に美味しいところを突いている。レンズの解像力が追いつかない2400万画素にするよりも、2000万画素で高感度性能をアピールした方が旨味があるとニコンのセールスは判断したのだろう。実に賢明な選択だ。

D7000やK-5の時代から使われているソニー製1600万画素センサーは高感度性能に定評があり、長らくAPS-Cのセンサーとして不動の地位を保ってきた。しかしもうすでに5年が経過したわけで、今の技術で作れば2000万画素でももっと高感度性能の優れたセンサーが得られることは想像に難くない。1600万画素センサーもそろそろ世代交代の時期にさしかかっていると言えるだろう。

それで再びK-S2に興味が湧いてきたというわけだ。K-S2の2000万画素センサーは現行ペンタックス機の中では最も高感度性能が良いと言われている。K-3はもちろん、K-30よりも上だろう。何しろ最新のセンサーだから悪いはずがない。すでに手持ちのマイクロフォーサーズ機も1600万画素に置き換わっているので、それと同じというのも面白くない。どうせ一眼レフを持つなら、少しでも性能は高い方が良い。でないとわざわざでかい一眼レフを持ち出す理由がなくなるでしょ? GM1Sで最新のパナセンサーの進化に感動したばかりなんだけど、それと同じで最新の2000万画素センサーを体験してみたくなったんだ。

ただK-S2にも欠点がたくさんあることはこの前も書いた。中でも最大の欠点はケーブルレリーズが使えないことなんだ。それだけで一気に買う気が失せたんだけど、よく考えるとWiFiを搭載したためにあえて省略したという事情が見えてくる。GM1Sを使ってみてわかったんだけど、WiFiを搭載しているとスマホからリモート撮影が可能なんだ。それもただシャッターを切るだけじゃなくて、ライブビューでモニターしながらカメラの設定もすべて手元で行える。これはもうケーブルレリーズの機能を完全に超えており、いろいろな応用が考えられる素晴らしい機能だ。スマホに写真を転送するだけならWiFiがなくてもFlash-Airなどで代用は可能だが、リモート撮影だけはWiFi内蔵でないとできない。だからこれからのデジタルカメラにWiFiは絶対に必要な機能であると考える。

そうするとK-S2を買わない理由はない。しかし問題は軍資金だ(爆)。昨年末、予定外のGM1Sを購入したためにK-S2購入が先送りになったことは確実である。というか、K-S2を見送って浮いた資金をGM1Sに投入したんだから・・(爆)。当初は春頃の予定だったが、その可能性は限りなく遠のいた。それよりも現時点でまだ高値を維持しており、ボディー単体で55,000円前後する。ペンタックスとしては久々のヒット商品なのだろう、なかなか値崩れしないしぶとさだ。だから春までに5万円を切る可能性は極めて低い。しかし夏頃までには5万円を切ってくるだろうと予想している。もっともその頃には後継機が出てくるかもしれないが、一目惚れしたカメラだからとことんまで追い詰める(爆)。夏頃までに5万円を切れば買い、それが次のターゲットだ。

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