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GM1Sの超解像は意味あるのか?

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GM1Sをはじめ、最近のパナ機には「超解像技術」なるものが搭載されている。これはヴィーナスエンジンの一機能で、カタログのうたい文句によると、画像の平坦部とエッジ部を自動的に認識し、平坦部の滑らかさを維持しながら輪郭だけを強調する機能らしい。これは通常のシャープネスとは別の扱いで、独立して設定することができる。Pentaxで言うところのファインシャープネス・エクストラシャープネスみたいなものか?

果たしてこれがどのくらい効果のあるものなのか、一度試してみた。というのも、この機能はJPEGにしか作用しないので、自分みたいにRAWでしか撮らない人間にはまったく無用の機能だからである。実際に使うことはないだろうけど、一応どんなものか試してみたかっただけである。

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百聞は一見にしかずであるから、以下オリジナルの画像をそのまま掲載する。例によってサムネイルをクリックすると等倍表示になるが、サイズが大きいので時間がかかる。

super_resolution_none
まずこれが超解像をOFFにしたノーマル状態である。デフォルトではシャープがきつすぎる気がするので、シャープネスは-1に設定してある。自分的にはこのくらいが好ましいと感じる。

super_resolution_strong
次に超解像をONにした。超解像には「弱」「中」「強」「拡張」の4段階があって、これは「強」である。確かに見かけ上メリハリがついてシャープになった気がするが、線が太くガサツな印象である。普通にシャープネスを上げたのとどこが違うのかよくわからない。こういう輪郭に縁取りが出てしまうような画質は好きではない。

super_resolution_extend
これは「拡張」に設定したものである。「強」に比べると心なしか輪郭の縁取りが緩和され、線が細くなった気がする。左側の葉っぱもそんなにうるさくない。自分的には許容できる画質である。超解像を使うなら「拡張」がベストと言えるだろう。なおカタログには「拡張」を使うと連写速度が遅くなるという断り書きがあるので、おそらくより複雑な処理をしているものと考えられる。

20160211_133245
最後に上と同じ画像をLightroomでRAW現像したものと比較してみよう。シャープネスはやや強めにし、適用量40・ディテール30としてある。見た目のインパクトは弱いかもしれないが、左側の枝などもまったく縁取りが出ていないし、精細感は明らかにこちらが上である。線が細く上品なシャープさとでも言おうか、自分的には好きな画質である。どう見ても超解像を使ったJPEGより良い。だからJPEGなんか使う気がしないんだ・・

ただこれは等倍で見たときの話だから、プリントすると超解像を使ったJPEGの方が見かけ上はシャープに見える可能性がある。メーカーとしてもプリントしたときのシャープさを前提に考えているのだろうから、それはそれで一理ある。

いずれにせよ、PanasonicのJPEGというのはかなりマシである。OlympusのJPEGは酷い塗り絵でRAWとJPEGの落差が大きいが、Panasonicはそれほどの落差はない。超解像の「拡張」を使った画質などはかなり好ましいとさえ感じる。矛盾するようだが、JPEGで撮っても良いと思うほどなんだ。というのも純正の現像ソフトはSILKYPIXだから、RAWで撮るとカメラの機能のほとんどが活かせなくなってしまう。GM1Sは非常に多機能なカメラであり、本体だけで実にいろいろな処理が楽しめる。それらを封印してしまうのももったいない話なので、このカメラに限ってはJPEGオンリーで撮るのも悪くないと思うのである。

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