尾鷲市立須賀利中学校(後編)

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2017年5月 K-S2 / smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED WR

前編に続いて今度は校舎の2階部分に上がる。2階には向かって右側に理科室、左側には図書室と講堂がある。


ここは理科室の手前にある理科準備室。様々な器具や資料が保管されている。床が散らかっているため、これ以上進めなかった。


懐かしの分子模型があった。


物色されたように床に積まれている岩石標本。


ズラリと並ぶ電流計。


これは何の装置だろう? 放電管かな?


理科室の中は片付けられていてあまり物は残っていない。


2階の廊下。手前側が図書室で一番奥が講堂になっている。


滝平二郎の作品を模した切り絵があちこちに飾られている。生徒の作品だろうか? 非常に良く出来ていると思う。


これは地元の祭をモチーフにしたものだろう。


図書室の中も空っぽで何も残っていない。


盾には「東海三県学校図書館奨励賞 総合優秀賞」と刻まれている。


続いて講堂の内部。やはり何もない。


暗幕の一部が残っていた。必ずあるはずのピアノも持ち出されたようだ。

久しぶりの廃校探索で楽しい気分を味わった。廃校になって20年が経つが、比較的良い状態を保っていた。窓ガラスなどが全然割られてないのは不思議なくらい。鉄筋校舎だから外観的には面白くないが、中は残留物も多くてなかなか楽しめる。一番の見どころはやはり2階の理科準備室だろう。

コメント

  1. 学校の跡地利用って考えていないのですかね。
    これから少子化でどんどん閉校が増えそうですけど。

  2. 型落ちハンター より:

    >ぴんぼけ小僧さん

    ほんとに廃校は凄い勢いで増えてますね。
    地元自治体も解体する費用がないという理由で放置されているケースが目立ちます。
    再利用するにも耐震性など費用の面でハードルが高いのでしょう。
    まあ写真を撮る人間にはそのまま朽ちて行くのがありがたいんですけどね・・(笑)

  3. BigDaddy より:

    私も一昨年だったか鉄筋廃校を訪れて雰囲気としてはやっぱり綺麗過ぎる、しっかり過ぎるんでつまんないんですが、理科準備室は面白かったですねぇ(笑)。試験管とかフラスコと言ったガラス実験道具が大好きだったりします。

    切り絵はホント、見事ですね。学校の伝統芸能?、だったのか学園祭、文化祭の一環だったのか。作者の出身とか調べたところ関係なさそうですが、何かゆかりの地だったのか・・・。

  4. 型落ちハンター より:

    >BigDaddyさん

    理科準備室は理系人間には一番萌える場所ですね(笑)。
    得体の知れない生物標本なんかがあったらもう最高です(笑)。

    切り絵は作者との関連性はなさそうですが、当時流行ってたとかじゃないですかね?
    作風を完璧に模倣するって相当難しいと思いますけど、本当に良くできています。