レンズ

LUMIX G VARIO 14-42mmF3.5-5.6II 実写レビュー

投稿日:2018年3月19日 更新日:

カメラなんて全く興味もないけど(笑)、新しいレンズを買ったら恒例の実写レビューをやってみる。ここでは同じスペックを持つOlympusのM.ZD 14-42mmF3.5-5.6II(以下、MZD14-42)との比較も交えて検証してみたい。

簡潔にするため、広角端、標準域、望遠端の3点のみに絞って実写画像を掲載する。すべての写真はサムネイルをクリックすると等倍画像を閲覧可能だ。例によってRAWで撮影し、Lightroomの標準条件(シャープネスは25)で現像している。

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14mm


f3.5開放

開放から非常にシャープだが、ごく周辺はやや甘い感じがする。とは言ってもMZD14-42の開放に比べるとかなり良い。自動補正が効いているせいだろうが、周辺光量落ちはそんなに気にならない。


f4

開放からわずか半段絞っただけで周辺の甘さはほぼ解消する。この辺から実用範囲だ。MZD14-42ではf5.6まで絞らないと改善しないから、やはりこちらの方が優れている。


f5.6

f5.6まで絞ると周辺まで文句のない描写となる。これが広角端での最高画質だろう。


f8

f8まで絞っても大きな変化はないが、やはり回折の影響でやや甘くなった感じがする。被写界深度を稼ぐ必要がなければできるだけ絞らない方が良いだろう。

25mm


f5.3開放

開放とは思えないほど周辺まで全く文句のない描写。MZD14-42では開放はかなり甘い。ただしMZD14-42では25mmでも開放f4.4を保っているのに対し、本レンズはいきなりf5.3になってしまう。したがって実質的にf5.6と同じである。Panasonicのレンズ全般に言えることだが、Olympusに比べると「暗くなるのが早い」のだ。


f8

f8まで絞ってもほとんど変化はないが、わずかに甘くなった気がする。解像度優先ならf5.6近辺で使った方が良いだろう。


f11

f11まで絞るとさらに甘くなったのがわかる。

42mm


f5.6開放

開放ではピントの芯はしっかりあるのだが、わずかにフレアのような滲みがあって眠い描写となる。ただMZD14-42では周辺が相当甘いので、それに比べればマシである。


f6.3

開放から1/3段絞っただけでフレアっぽさはほぼ解消し、全体に良好な画像となる。


f8

f8まで絞れば画面全体にシャープで文句のない描写だ。望遠端に限ってはf8が最高画質だろう。


f11

f11まで絞っても大きな変化はなく、十分シャープさは保っている。被写界深度を稼ぎたいときはここまで絞っても大丈夫だろう。

マクロ


42mm f8

本レンズの望遠端での最短撮影距離は30cmとなっている。これはMZD14-42と同じであるから実質的に違いはない。G VARIO 12-32mmも最短撮影距離自体は同じであるが、こちらの方が焦点距離が長い分、倍率は高くなる。AFが合う限界まで寄るとこのくらいまで接写が可能だ。もちろんマクロレンズに比べると物足りないが、ちょっとした小物を撮るには十分な接写能力だろう。

まとめ

m4/3の普及型標準ズームの中では最高画質と呼ばれるだけあって、やはり描写性能は良かった。MZD14-42に比べても一段上だとはっきりわかる。わずか1万5千円台のレンズでこれだけ写れば、明るさを別にすればPROレンズは不要といえるくらいだろう。Panasonicはレンズの品質管理がしっかりしていると言われており、Olympusによく見られるような片ボケ症状がないのが素晴らしい。

MZD14-42は開放の描写が甘く、広角側でf5.6、標準~望遠側ではf8まで絞らないと満足な描写は得られなかったが、本レンズはいずれの焦点距離においても開放から半段絞るだけで実用的な描写に達する。開放付近の描写が優れているのは良いレンズの証拠だろう。

G VARIO 12-32mmと比べても面倒な繰り出し操作が不要になり、速写性がアップした。12-32mmで不満だった接写能力もアップして一層使いやすくなった。

G6の頃までは本レンズがキットレンズとしてセット販売されていたが、最近は12-32mmが標準になり、キットレンズとして安価に手に入れることは難しくなった。しかし単品売りでも1万5千円台で入手でき、しかも金属マウントでフード付属であるから、それなりの価値はあると思う。

Olympusのボディーに付けると例の色収差補正が効かない問題(最近の機種では解消されたのか?)があるから、やはりPanasonicのボディーと組み合わせるのが良い。特に手ぶれ補正のないレンズしか持っていない方には有力な選択肢となるだろう。

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