2018年6月 K-70 / smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED WR
長野県大町市の北部、木崎湖から山を隔てたすぐ東側に居谷里(いやり)湿原と呼ばれる小さな湿原がある。ここは初めて行ったのだが、名前も聞いたことがない人が多いだろう。県道393号線から分かれて細い道を1キロほど行ったところにあるのだが、駐車場のようなものもなくただの空き地に停めるだけ。これより先は未舗装の林道になっていて容易には進めない。訪れた日も誰一人会うこともなく、かなり秘境感の強い場所である。
湿原を一周できる遊歩道があるので、それに沿って歩いて行く。さっさと歩けば30分くらいだろう。
アヤメとカキツバタとハナショウブの区別は難しいのだが、これはたぶんカキツバタだろうと思われる。今はこの花が一番たくさん咲いていた。
長野県にはこの手の小規模な湿原が結構たくさんあり、まだまだ知らないところもある。ただ訪れる時期によってはただの草っ原みたいでがっかりすることも多い。だいたい夏場に行くと花が少ないからつまらないのだが、初夏の頃だったから花も多くて楽しめた。ここは行って良かったと思う。水芭蕉の葉っぱも見られたが、花期は4月末頃のようである。