野迫川村立池津川小学校

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2015年4月 K-30 / SIGMA 17-50mmF2.8EX DC

引き続き、野迫川村の廃校2校目である。県道734号線に面した池津川地区には昭和54年に休校になった池津川小学校がある。現在も休校扱いであるが、もちろん復活する可能性もなく事実上の廃校状態である。

この場所へは本来なら高野山側からのアプローチがしやすいのだが、現在通行止になっているため、今井小学校を回った後に林道平川釜落線の峠を越えて池津川へ向かった。国道168号線の赤谷から直接入る道は相当悪いので要注意。

上の写真の看板のある場所が目印だが、地区の新しい集会所が建っていてその向かい側に古そうな木造建物がある。それも小学校の一部であるが、こちらは現在何かに使われているようで、人が作業している気配があった。廃校舎へはそこから一段下がって校庭跡の広場から入れる。

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校庭跡には「忠魂碑」という大きな碑が建っているのだが、その横に苔生した階段があって奥に校舎が見える。県道からは見えにくいので見逃すかもしれない。

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これが校舎の全景。小ぢんまりとしており、二部屋くらいしかなさそうな感じ。ほぼ分校レベルである。

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玄関は鍵がかかっていて入れそうな経路はない。一ヶ所だけ割れた窓に注目。

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現在、玄関の扉はアルミ製に入れ替えられているので、これは外された元の扉だろう。

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割れた窓からレンズを突っ込んで中を撮影してみた。古そうな農機具が保管されている。まさか現在使っているわけもなく、文化財として保存してあるのだろうか?

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校舎横の通路に回ってみると下駄箱がそのまま残っていた。こちらが通用口だろう。

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その通路の奥にはトイレがあった。

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校舎の裏側にも回ってみた。

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倉庫のような古い小屋

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敷地の片隅にあった民家風のこの建物はおそらく教職員の宿舎だろう。あまりに不便な場所のため先生も通うわけには行かず、住み込みで働いていたものと思われる。