2016年7月 K-30 / SIGMA 17-50mmF2.8EX DC
この廃校は2年前にも訪れているんだけど、いくつか撮り逃したものがあったので、ついでに再訪してきた。この場所は必ず通る道なので、こういう機会はたびたびある。
一般教室と思われる部屋だけど、前回訪れた時はこの石膏像はなかった。どこにあったのか知らないけど、誰かが勝手に持ってきてセッティングしてるんだろうなぁ・・(笑)
この時代ですでにPCを使ってたんだなぁ。懐かしの5インチフロッピーが・・
ここは理科室。これも撮らなかったなぁ・・。天体望遠鏡が見える。
再び音楽室に入った。お約束の肖像画だけど、前来た時より枚数が減っている。風で飛ばされたのか、それとも誰かが持ち帰ったのか?
前はこんなアコーディオンなかったと思うけど、誰かがセッティングしたのか?(笑)
これが前回なぜか撮らなかったバスリコーダー。オルガンと比べても巨大さがわかる。木製でかなり高級感あり。
前よりも鍵盤が壊れていてほとんど音が出なかった。誰かが破壊したのか?
前回は入らなかった2階の教室。階段がヤバそうだから行かなかったのか? 屋根が抜けていて非常に崩壊が激しい。
2階はこの一部屋しかなく、おそらく一般教室だったと思われる。
2年ぶりに訪れてみたけど、前とは少しずつ様子が違っていることに気づく。もちろん自然による崩壊もあるけど、大部分は人為的な変更によるものだ。廃校といえどもたびたび訪問者がいることを意味する。破壊目的で入ってくる者は言語道断だが、勝手に現状を変更しちゃうマニアもよろしくない。廃墟マニアは自分のイメージ通りの写真を撮るために演出をしているのだろうが、それは自然に手を加えて勝手に風景を作り変えるネイチャーカメラマンと同じくらい愚劣な行為。写真家が一番やってはいけないのは現状変更だと思うんだ。ありのままを撮るからこそ写真なんだ。演出写真はスタジオで勝手にやってくれ。ドアは開けたら必ず閉める。物を動かしたら必ず元に戻す。自分が来た痕跡を一切残さない。それが廃墟を訪れる者の最低限のモラルだと思うのである。