2012年7月 E-620 / ZUIKO Digital 14-42mmF3.5-5.6
三重県熊野市の神川町というところ、人口380人ほどの山深い里である。この村の中心にすでに廃校になった神上中学校がある。僕はこういう廃校を撮影するのが好きで、見つけたら必ず撮るのだが、もう子供達の声が聞こえなくなった学校には何とも言えない物悲しさが漂う。自分も子供の頃、こういう木造校舎で学んだので人一倍ノスタルジーを感じるのである。
すでに学校としての役目は終えたが、今も地域の交流拠点として活用されており、手入れは行き届いている。普段は中には入れないのだが、この日はコンサートが行われるため校舎内も開放されていた。それで校舎内の様子も撮影させてもらった。板張りの廊下や木枠の窓など、懐かしい思い出がよみがえる。
2012年7月 E-620 / ZUIKO Digital 14-42mmF3.5-5.6
2012年7月 E-620 / ZUIKO Digital 14-42mmF3.5-5.6
2012年7月 E-620 / ZUIKO Digital 14-42mmF3.5-5.6
2012年7月 E-620 / ZUIKO Digital 14-42mmF3.5-5.6
2012年7月 E-620 / ZUIKO Digital 14-42mmF3.5-5.6
最近こういう木造校舎は年々減少しており、取り壊されたり、荒れ放題になっているケースが多いが、このように現役で使われている校舎は貴重である。余談だが、校舎内はすべてISO400で撮影している。この頃はまだLightroom4を知らなかったので、できればISO400も使いたくはなかったのだが、それでもシャッタースピードが1/10を下回る厳しい条件だった。このくらいになるといくら手ブレ補正を効かせても歩留まりは悪い。等倍で子細に見ると微妙にブレているカットがほとんどなのだ。こんなことならISO800で撮っておけばよかった。少々ノイズが増えたとしても、ブレるよりはマシだ。まあこういう時こそ高感度に強いカメラが欲しくなってくるものであるが・・
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