2014年7月 K-30 / SIGMA 17-50mmF2.8EX DC
長野県最南部の天龍村に為栗(してぐり)という駅がある。よく「秘境駅」として紹介されているところだが、たまたま近くを通ったのでどんなところか確かめてみようと思った。
秘境駅の定義とは、周囲に民家などが全くなく、一体何のために存在しているのかわからない駅のことを指す。もっと厳密に言えば秘境駅にもランクがあって、鉄道でしかたどり着くことができない駅が最高ランクとされる。地図を見るとわかるのだが、この為栗駅はすぐ前まで道路が来ているため車でのアクセスは容易と思われる。そういう意味では秘境駅としてのランクは低いのだ。
ただ実際に訪れてみて、車ではたどり着けないことが判明した。対岸までは車道が来ているのだが、その先はトップの写真にある吊り橋を渡らなければならない。ところがこの吊り橋は自動車が通行することはできず、徒歩でしか渡ることができない(単車はたぶんOKだろう)。したがって、最後の数百メートルはどうしても歩かなければ駅へ行くことはできないのだった。
時刻表を見ると列車は2時間に1本しか来ないようだから、列車を撮るのはかなり難しい。
すごい難読地名だから鉄道マニアくらいしかちゃんと読めないだろう。
ところでよく見るとこの駅の裏手に一軒だけ民家があるのが見える。とすると、この駅はこの家の人のためだけに存在しているのだろうか?(笑) でもホームとは反対側だから、住人はどうやって出入りしているのだろうか? 少なくとも山側には道はないはずだ。車が入れないから交通手段は鉄道しかないのか? いろいろ想像が膨らむ・・