PENTAXの販売体制に苦言

投稿日:2015年3月24日 更新日:

デジタルカメラ

K-S2が3月6日に発売されてもう半月以上経っているが、未だに地元のどこの店にも現物が置いていない! まあそんなことはK-S1で学習済みなので別に驚くことでもない。想定の範囲内だ。また2ヶ月遅れることになるのだろう。これがPENTAXクォリティー。(笑)

しかしオリンパスなんか、こんなクソ田舎でもちゃんと発売日に並んでいるんだ。この差はいったい何なんだよ? 商売だけは上手いのがオリンパス(笑)。それに引き換え、ペンタックスときたら発売日に商品がないって致命的じゃないのか? まあ田舎だから2~3日の遅れは仕方ないにしても、1ヶ月以上遅れるなんて商売する気あるのか?と言いたくなる。中には買いたくてウズウズしている人もいるだろうし、その間に他の商品に流れてしまったり、出てきた頃にはかなり値下がりしていたら損失は無視できないだろう。

だいたい田舎では現物に触るということが相当困難なのだ。大都会の量販店みたいにすべてのメーカー、すべての機種が触り放題なんてことはあり得ない。田舎の量販店では売れ筋しか置かないのがスタンダード。メーカーで言えば、一眼レフならニコンとキヤノン、ミラーレスではオリンパス、パナソニック、ソニーはどこの店でも必ず置いている。しかし、ペンタックスとフジを置いている店はきわめて少なく、田舎でも有力クラスの一部店舗に限られる。しかも全機種を置いているなんてことはあり得ず、これまた売れ筋クラスしか置いていないんだ。ニコンならD5300クラス止まりが普通で、まれにD7100クラスを置いている程度。D810なんて一度もお目にかかったことがない。オリンパスでもE-PL7やE-M10は置いているが、E-P5やE-M5クラスになるとまず置いていない。要するに一眼レフを初めて手にするような一般人が買いそうなカメラだけを置いて、マニアが欲しがるような高級機は一切置かないんだ。そんなの置いても売れないからね・・。レンズなんてもっと酷いよ。ペンタックスの交換レンズなんて絶対に置いていない。

ただでさえ現物に触ることが難しいのに、ペンタックスの冷遇ぶりは異常である。たぶん量販店との力関係が相当弱いんだろうな・・。一般人にとってペンタックスなんて選択の対象にも入っていないんだ。興味を示すのはマニアだけ。(笑)

それで仕方ないから珍しく置いてあるK-3とK-S1を比較したんだけど、やっぱりK-3は重すぎるよなと思う。もしK-3が6万円台になったらあり得ない話じゃないんだが、別にK-3でなければならない必然性もない。K-S2の方が後発だけあっていろいろ魅力的な部分が多い。27点AFや秒間8コマ連写なんて必要もないし、それなら100g以上軽くてもっと値段がこなれてくるであろうK-S2で十分なんだ。

ただ一つだけK-3にこだわりがあるのは、超音波式のダストリダクションなんだ。K-S2をはじめ、K-30など下位機種にはSRを利用した振動式ダストリダクションしか付いていない。はっきり言ってあれは気休めにしかならないんじゃないだろうか? 実際、K-30のセンサーにゴミが付いたのを発見したことがある。ブロアーで吹いたら一応取れたけど、精神衛生上好ましいものではない。ペンタックスよ、しょーもないところでケチるな(笑)。超音波式であっても業界最高と言われるオリンパスのSSWFと比べてどの程度効果があるのか疑問だけれども、ないよりはマシなはず。

とにかくK-S2の現物を見ないことには、絶対欲しいと思うか、やっぱりK-3だなと思うかは判断のしようがない。

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