PENTAX K-S2正式発表!

投稿日:2015年2月10日 更新日:

デジタルカメラ

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本日、リコーよりK-S2発売に関する正式な発表があった。発売日は3月6日とのこと(どうせ店頭に出回るまで2ヶ月かかるんでしょ?)。これでようやく全貌が明らかになったのだが、まあほぼ予想通りのスペックだろう。このスペックを見る限り、もう買うしかないくらいの魅力的なものになっている。そこでK-S2購入計画について妄想してみよう。(爆)

まずセンサーはK-S1と同じ2000万画素ローパスフィルターレスで変化なし。画像処理エンジンもPRIME MIIで同じ。もちろんSRを利用したローパスセレクターも搭載している。

そして一番注目されたAF周りだが、K-5IIと同等のSAFOX Xが搭載された。測距点が11点なのは変わらないが、暗所での合焦性能が-3EVまで向上しているらしい。うーむ、さすがに27点まで載せちゃうとK-3の面目丸潰れだから出し惜しみしたか・・

シャッターユニットは最速1/6000秒ということで、K-50と同等のものだろう。気になる電子水準器はしっかり搭載されていた。そしてやはりというか、防塵防滴も実装されている。このサイズでここまでやったのは素直に凄いと思う。

こうやって見ると、すべて過去の機種の使い回しであることがよくわかる(笑)。

ファインダー/ローパスセレクター →K-3から
AFユニット →K-5IIから
シャッターユニット →K-50から

できるだけ開発費をかけず、過去の技術を使い回して新たな価値を生み出すのがリコー流ということか・・(苦笑)

やはりK-3との差別化はある程度残したのだろうが、AF性能や連写速度など、動体撮影にこだわらなければこれで十分といえる。少なくともK-30の後継としては完璧なスペックだ。唯一退化したのは単三電池が使えなくなったことくらい。

これで間違いなくK-30後継の大本命になったわけだが、問題は価格だ。現在、価格.comにおける初値がボディー単体で96,800円となっているではないか。これはもうエントリー機の価格ではない。明らかに中級機のレベルだ。これまでのK-30やK-50は「エントリー機の価格で買える中級機」ということで人気があったのだが、中級機並みの価格になってしまうと意味がない。ちょっと強気すぎる値付けである。

たとえば、これから投げ売りが始まるであろうD5300と並べて置いてあったら、誰がK-S2を買うだろうか?(爆) 触ってみたらファインダーは暗いし、AFは11点しかないし、ジーコジーコ言うし(笑)、やっぱりD5300だよね!となるに決まっている。こんなボッタクリ価格で本気で売れると思ってるのか?

K-S2がこの値段で出てきたということは、K-S1もラインナップとして残す気なのだろう。最下位機種が10万円近くもするならエントリー層には売れるはずがない。これからもK-S1がエントリーモデルとして最底辺を担うことになるのだろう。

しかし初値が高くてもすぐ安くなるのがペンタックス(笑)。待てば安くなるのがわかっているから誰も手を出さない。やっぱり商売下手(笑)。最終的にはK-50と同じく、レンズキットで5万円前後まで落ちるものと予想している。技術革新による底上げはあるものの、原価として見ればほぼ同じだから当然そういうレベルに落ち着くはずだ。もちろんK-3との価格差も維持しなければならないので、K-3を上回るようなことは決してない。あ、初値だとK-3より高いのか?(笑)

問題はいつ安くなるかだが、来年の今頃には間違いなく底値になっているだろう。K-S1も半年経たないうちに暴落しているのを考えると、もしかすると今年の年末には買い頃かもしれない。新型のDA 18-50mmも欲しいところだが、やはりレンズ単体で買うと割高なので、ここはぐっと我慢してレンズキットで実質タダで手に入れるのが賢いだろう。

そしてもう一つ悩ましいのは、K-3との選択である。135発売があるからK-3IIが出るのかどうかよくわからないが、今年の年末頃には現K-3は6万円台の底値に突入しているだろう。そうなると実質1万円程度しか違わないK-S2かK-3かで迷ってしまう。何と言ってもK-3は一応フラッグシップなのだから・・

しかし、現時点ではやはりK-S2を選ぶと思う。自分がK-3よりK-S2の方が魅力的とする理由は次の通りだ。

1) バリアングルモニターがある
2) Wi-Fi搭載
3) 多すぎない画素数
4) K-3より優れている高感度特性
5) 内蔵ステレオマイク搭載
6) K-3より約100g軽い
7) K-30とバッテリーが同じ

これだけでも十分K-S2を選ぶ積極的な理由がある。今のところK-3という選択はないだろうと思っている。しかし今後の価格動向や興味のある被写体の変化によっては絶対ないとも言い切れない。

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