赤茶色に染まる吹屋の町並み

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旅写真


2018年4月 K-70 / smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED WR

岡山県高梁市の山間にある吹屋(ふきや)の里。江戸時代から明治にかけてベンガラと呼ばれる赤色の着色料の生産で栄えた村である。今も当時の町並みがよく残っており、他では類を見ない赤茶色に統一された独特の景観を見せる。

やはり観光用に整備された感はあるのだが、不思議と不自然な感じがしない。赤茶色の町並みが自然の中に溶け込んでいて、これほど美しい町並みを見たことがない。


旧片山家住宅


山神社


日本最古の現役木造校舎と言われた旧吹屋小学校も2012年3月に廃校となり、文化財として保存するため修復工事が行われている。工事が終わる2020年3月までその姿を見ることはできない。


校舎は見られないのでとりあえず廃プール(笑)。


校門横にあった「考える少年」像。

ここは急遽思いついて初めて訪れた場所なのだが、とても印象が良かった。土曜日の午前中にもかかわらず、なぜかほとんど人がいなくて静かだった。おそらく非常に不便な場所にあるため、こんなところまで来る人はあまりいないのだろう。しかし広い駐車場が整備されているし、500メートルくらいの範囲に見どころが集中しているのでコンパクトで歩きやすい。人混みもなく、観光地としては理想的な形だろう。

吹屋小学校が見られなかったのは残念だが、2年後、保存工事が終了して一般公開されたら必ず来る。

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