2018年4月 DMC-GM1S / G VARIO 12-32mmF3.5-5.6
岡山県の最西部、笠岡市の沖に浮かぶ島々は笠岡諸島と呼ばれ、その中で最大の島が北木島である。本州と四国の中間付近に当たり、笠岡港からフェリーで1時間を要する距離にある。
良質な花崗岩を産出することから島の主産業は石材業であり、至るところに石切場の跡があるのだが、現在は安価な輸入石材に押されて衰退し過疎化が著しい。これと言った観光資源がないことから観光化の波にも取り残されており、観光客向けの施設も皆無である。そのため人が住まなくなった民家があちこちで野ざらしになっており、廃屋の宝庫と言ってもいいくらい廃屋が目立つ。ほとんど人に出会うこともないし、寂れた感じが非常に強い。
島の西部から六島・小飛島・大飛島を望む。車道がないため、この場所には徒歩か自転車でないと来られない。
閉校後、木造校舎は幼稚園として使われていたようだが、今はそれも閉鎖。