おみかの滝 2014年7月 K-30 / SIGMA 17-50mmF2.8EX DC
南相木村は長野県の最東部、群馬県との境に位置する村だが、おそらく長野県でも一番なじみの薄い地域だろう。鉄道や主要道路からも外れており、これといった観光地もないことから、通りすがりの旅行者がわざわざ訪れることは稀だと思われる。
しかしどんな辺鄙な場所でも名所の一つや二つは必ずあるものだ。ここもまったく予定外だったのだが、たまたま現地の観光案内板で滝がたくさんあることを知った。こういう現地情報はありがたい。そのうち3つの滝を回ってみた。
おみかの滝 2014年7月 K-30 / SIGMA 17-50mmF2.8EX DC
最初に訪れたのが「おみかの滝」である。ここは遊歩道があって滝の前まで行くことができるのだが、そこでは滝が半分隠れてしまって上部しか見えない。それがトップの写真だ。しかも狭すぎて三脚を立てることもできない。したがって手持ち撮影。2枚目は遊歩道のトンネルの中間に設けられている展望台から撮ったもの。ここからは全景を望むことができる。三脚の使用も容易であった。
千ヶ淵の滝 2014年7月 K-30 / SIGMA 17-50mmF2.8EX DC
この滝は道路のすぐ脇にあるのだが、小さな看板があるだけなので見つけにくい。滝はかなり下の方にあり、手前のガードレールや草が邪魔で、身を乗り出すようにしてカメラを構えないと撮れない。もちろん三脚の使用は不可能だから手持ち撮影だ。
立岩の滝 2014年7月 K-30 / SIGMA 17-50mmF2.8EX DC
上の2つよりやや上流にある。たぶん一番規模の大きい滝だと思う。滝の分類学的に言えば「滑滝」に当たるのだろうか? 道路から遊歩道を30mほど下っていく必要がある。滝は二段になっていて、写真は下側の大きな滝だ。ここは滝が見えるポイントが限られており、傾斜がきつく足場が悪いことから三脚を立てるのに難儀した。縦位置で撮るよりも横位置で周りの環境を取り込んだ方が良いようだ。