LUMIX 12-32mmF3.5-5.6の手ぶれ補正が壊れた?

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数ヶ月前に気づいたんだけど、12-32mmF3.5-5.6を付けたGM1で時々画面が勝手に動くという現象が確認された。明らかに手ぶれ補正のユニットが誤動作して光軸がずれている感じである。たぶんそれより前は何もなかったと思う。

その時は気にしなかったんだけど、今日もしやと思って手ぶれ補正のチェックをしてみた。やり方は手ぶれ限界のシャッタースピード(135換算の焦点距離分の1)より2段遅くして、手ぶれ補正ON/OFFで20枚ずつ撮影し、ブレ率を比較した。その結果、手ぶれ補正のON/OFFにかからわず、ほとんどのコマが盛大にブレていた。つまり、手ぶれ補正はまったく効いていないということである。

やっぱり不安は的中した。念のためいろいろな焦点距離で試したが、何度繰り返しても同じ。もしかするとボディー側から信号が伝わってない可能性もあるのでE-PL5でも試してみたが、やはり結果は同じであった。完全に壊れていると思われる。

どうりで最近よくブレると思ってたんだよ。室内のブツ撮りで手ぶれ補正なしで撮ってたということだ。こういう症状は珍しいのか、ネットで検索しても出てこない。というより、壊れていてもなかなか気づかない可能性が高い。レンズ内補正にはこういうリスクがあるということを改めて認識した次第である。やはりボディー内補正の優位性がさらに高まった。

さて、これからどうするか? こんなレンズ、修理するより買った方が安いだろう(笑)。まあ昼間撮るなら手ぶれ補正がなくても全然困らないんだけど、たまたま廃墟を見つけた時とかに困ってしまうんだ(笑)。ということで、GM1で使える手ぶれ補正付きのレンズをゲットしたい。

また同じのを買うのはつまらんから、次はパナの14-42mmF3.5-5.6IIを考えている。これならGM1に付けても似合うし、めんどくさい沈胴式じゃないのが良い。12-32mmだとどうしても望遠側が物足りないんだよな。もちろん広角側が12mmまであると便利なんだけど、実際12mmで撮ることはあんまりない。それよりは望遠が足りないケースの方が圧倒的に多い。だから12-32mmよりは14-42mmの方が使い勝手が良い。描写性能についてはm4/3の標準ズームで最高クラスと言われているから期待して良いだろう。

現在の価格を調べると17,000円前後のところが多い。まあボディーを買うよりははるかに安いってことだ(笑)。ただこのレンズ、どういうわけか価格.comを見てもほとんど在庫切れになっている。特に黒が少ない。まさかディスコンになったのかと思ったが、パナのHPを見てもそんなことは書いてない。確かに最近は12-32mmがキットレンズになっているから、14-42mmの生産量が少ないことはわかる。でも標準ズームの定番ともいえるこの焦点距離の需要がなくなることはないであろう。たぶん一時的に生産が遅れているなどの理由ではないかと思うのだが・・

本来なら45-150mmF4-5.6の方が先だろうという考えは確かにあった。しかし望遠なんて買ってもどうせ使わないんだ。それよりは使用頻度の高い標準ズームを買った方がはるかに利用価値は高い。壊れたものはしょーがないんだよ! これは「欲しい」からではなく、正当な購入理由(笑)。

とりあえずこれでGX7 mk2もG7もなくなった。どれか一つしか買えないから、レンズを買ったら資金はもう終わりだ。やっぱりボディーよりレンズを買った方が費用対効果は大きい。もう1台ボディーを増やしても何の意味もない。これで欲しくもないカメラを買わずに済んで内心ホッとしている(笑)。

コメント

  1. ハンドル職人 より:

    こんばんは!
    これはとんだ災難でしたね。心中お察し致します。
    私はこういう経験はありませんが、少なからず起こりうる可能性も否定できませんね。
    もしこれがセンサーシフト式だったら、その時は最悪ボディ本体の交換になったりして。
    考えるだけでゾッとしますね。自分なんかほとんど中古なので。(笑)
    と言いつつ、動体撮影において今一歩留まりの悪いE-M10markⅡに最近耐え兼ね、とうとうE-M1(E-M1markⅡは流石に手が出ないので)を買ってしまいました。(汗)

  2. ピンぼけ小僧 より:

    OLYMPUSの14-42mmでズームが25mmまでしか使えないという1本を防湿庫に寝かせています。
    GM5+12-32mmF3.5-5.6+25mmf1.7で50000円切るプライスだったので一瞬購入しようと思ったけれど12-32mmF3.5-5.6の見た目がイマイチちゃちなのでやめました。
    キットレンズって単体で購入すると結構いい値段しますね。

  3. 型落ちハンター より:

    >ハンドル職人さん

    レンズシフト式は狭い場所に無理やり詰め込んでいるので、構造的にセンサーシフト式より壊れやすい気がしますね。特に12-32mmなんてどこにそんなスペースあるのか相当無理してると思いますね・・

    中古で買うと初めから手ぶれ補正が壊れてる可能性もありますね(爆)。たぶん査定の時にそこまでチェックしてないと思いますよ。ハズレに当たったら泣き寝入りですね。それを考えると中古を買うのはリスクが大きすぎます。

  4. 型落ちハンター より:

    >ピンぼけ小僧さん

    12-32mmF3.5-5.6は伸びた姿がカッコ悪すぎますね(笑)。
    パナの新型14-42mmはほとんど伸びないので、そこがカッコいいと思ってます。

    12-32mmもGX7 mk2のレンズキットだとボディー単体とほとんど値段変わらないですね。
    ただしキット品はプラスチックマウントなので、私は要らないですね。
    キットばらしで安く出回っているやつは全部そうです。なぜかGM1付属は金属マウントなんですが・・

  5. BigDaddy より:

    この現象、Kマウントのsigma 17-70mmf2.8-4(手振れ補正ありモデル)でありましたよ!。心臓が止まりそうになるくらい、ファインダーがガクッ!、と大きく構図が変化するんです。その後すぐに故障しましたね。その時はSigmaの神対応でただで治してくれて懐は痛まなかったのですが。

    レンズはカビとクモリだけ用心しておけば一生物、これは今の時代当てはまらないのでしょうね。

  6. 型落ちハンター より:

    >BigDaddyさん

    まさにその現象です! 突然、構図がガクッ!と動くんですよね・・
    たぶんパナはタダでは直してくれないでしょうねえ・・(笑)

    現代のレンズは光学系が正常でもAFや手ぶれ補正がいかれると寿命を終えてしまいますね。これでまたボディー内補正の優位性が証明されたわけです。ある意味Pentaxのボディー内AFは最強ですね(笑)。

  7. Kan より:

    お久しぶりです。
    レンズが壊れてしまっては大変ですね。
    14-42mmもいいですが、いっそのことオリンパスのBCL-1580なんて面白いと思うのですが?。これなら手振れもAFも気にしなくていいし。(爆)

    p.s.
    私は最近BCL-0980を購入、DMC-GF5に装着して遊んでます。思った以上に映るし面白いですよ。

  8. 型落ちハンター より:

    >Kanさん

    BCL-1580よりはBCL-0980だなって感じ。
    普通に買えば高価なレンズですが、m4/3ユーザーの特権ですね・・