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Lightroom 6アップグレード購入

投稿日:2016年2月2日 更新日:

今までLightroom 4をしつこく使っていたのだが、GM1SのRAWに未対応という問題が出てきてしまった。Adobeのセコい戦略により、旧バージョンへの新機種対応は一切サポートされないため、新しいカメラを買ったらLightroomも最新版にアップグレードするしかなくなる。これはAdobe製品を使い続ける限り、避けては通れない問題である。

一応、無償提供されているAdobe DNG Converterを使ってDNGに変換してやればGM1SのRAWも取り込めるのだが、変換に結構時間がかかるのが難点。ただでさえLightroomはカタログに取り込むのに時間がかかるのに、DNG変換までやってると数百枚もあればとてもやってられない。

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自分はAdobeという企業が大嫌いである。市場を独占しているのをいいことにやりたい放題、傍若無人ぶりは目に余るものがある。ユーザーの利益を蔑ろにしてサブスクリプション制をいち早く導入し、永遠に金を取り続けるシステムを構築しやがった。ユーザーの幸せより金儲けしか考えない悪徳クソ企業である。誰がアドビ税など払ってやるものか!

そこで一度はRawTherapeeに乗り換えることを検討した。もちろん無料だし、こまめにアップデートされているので最新機種にもいち早く対応できる。しかもLightroomでもできないほど高度な機能が満載ときたもんだ! これを利用しない手はないと思うんだ。

しかし一度RawTherapeeを使ってみればわかるが、あまりに複雑すぎて何が何だかわけがわからない。一つのことをやろうとしても選択肢がたくさんありすぎて何を使っていいのか迷ってしまうんだ。RLデコンボリューションだのウェーブレットだの凄そうな機能はたくさんあるんだけど、何をいじればどうなるのか情報がなく、手探りで調べて行くしかない。

結局RawTherapeeというソフトは開発者サイドが先進的な技術を実験するためのソフトなんだな。ユーザー視点では作られていない。だからやたらとパラメータが多いことも納得できる。「とりあえず載せましたのでいろいろお試し下さい」という感じ。だから組み合わせがあまりにも膨大で結果を予測することが非常に難しい。これがLightroomだと関連する複数のパラメータを一括して動かすようになっているのだろう。だからスライダー一発で誰でも望み通りの効果を得ることができる。RawTherapeeが普及しない理由はまさにここにある。

確かにRawTherapeeの機能を完全に使いこなせればLightroomを上回る凄いことができると思う。しかしRawTherapeeには「一枚の作品を心ゆくまで仕上げる」ことはできても、「大量の写真を効率良く仕上げる」ことはできない。たかがブログに使う写真にそんな手間かけてられるかってもんだ。それにもうLightroomでのワークフローに慣れちゃってるから、今さらRawTherapeeの使い方を覚えるなんて、それこそ時間の無駄だ。時間は有限である。何が何でも無料で済ませようとするのは中学生の発想、金を払えば済むものは金で解決するのが大人である。だからLightroom 6を買うんだ。

AdobeはCC(Creative Cloud)を強力に推進しているので、買い切り型としてはたぶんこれが最後のLightroomになるかもしれない。そういう意味でもアップグレードしておくべきだろう。Lightroom 4を導入してから丸3年が経ったので、その間に新機能も追加された。単にGM1S対応だけではアホらしいが、新機能も使ってみたかったのでここらでアップデートしておくことは悪くない。

昔はAmazonで買うと安いとか裏技はあったんだけど、アップグレード版はAdobeから直接ダウンロード版を購入するしかない。ただこれもAdobeのセコい戦略(笑)で、やたらとわかりにくい場所に隠してあるんだ。Adobeのサイトを見に行ってもCCのことしか載っていない。意地でもCCに移行させようという戦略らしい(笑)。Lightroom 6はよほど買ってほしくないらしく、いろいろ操作しないとたどり着けない仕組みになっている。買うだけで一苦労。それを突破するとやっと購入ボタンが押せて、アップグレード版は9,600円で購入できる。ただ、外国企業も消費税を払え!というお上からのお達しがあったせいで2015年10月1日から消費税を取られるようになり、1万円を超えてしまった。こんなことならもっと早く買っておくんだった・・(涙)

それでやっと買えたんだけど、インストールしてLightroom 4のカタログを移行するのにやたらと時間がかかった。ソフトを起動すると一見してどこが変わったのかわからないくらいインターフェースは同じである。アップグレードでインターフェースがガラッと変わってしまうような例はよくあるが、その都度新しい操作性を強いられるのはストレスでしかなく、変わらないというのは何よりも良い。

新しい機能で大きなものは3つある。実はこれらはLightroom 5ですでに導入されていたものであり、正確に言うと新機能ではない。5と6の違いはあまりないから、5からわざわざアップグレードするほどのものではないだろう。なお「かすみの除去」はCCだけの機能で、Lightroom 6には実装されていない。これもAdobeのセコい戦略。(笑)

1. スポット修正ブラシの追加

Lightroom 4でもスポット修正ツールというのがあったんだけど、たとえば「青空に写り込んだ虫を消す」くらいの単純な修正しかできなかった。それ以上の込み入った作業はPhotoshopでやるしかなかったんだ。それが新しいバージョンでは任意の範囲を選択して行えるようになり、たとえば「観光地で写り込んでしまった人物を消す」ような複雑な作業が一瞬でできるようになった。しかも周りの風景にうまく溶け込ませて目立たないようにしてくれる。同じことをPhotoshopでやるとかなり手間のかかる作業だが、これをLightroomだけでできるようになったことは大きい。

2. Uprightツールの追加

これは水平が傾いてしまった写真や、下から見上げて上すぼまりになっている写真を自動的に修正して真っ直ぐにしてくれる機能。もちろん若干トリミングされるが、切り抜きも自動的にやってくれる。非常に精度が高く、なかなか使えると思った。これなら電子水準器がなくても安心だ(笑)。パースを直すことには賛否両論あるだろうが、ボタン一つで一瞬でできちゃうんだから凄い時代になったもんだ。

3. スマートプレビューの追加

LightroomのカタログはオリジナルRAWファイルとリンクされているので、それがないと当然RAW現像はできない。自分もオリジナルRAWは外付けHDDに置いているが、それを切り離してしまえば現像作業は一切できなくなる。デスクトップなら普通外すことはないだろうが、ノートPCを持ち歩くような場合にはこれはいささか不便である。

新機能のスマートプレビューを使うと、カタログファイルと一緒にサイズの小さなプレビューファイルが作成される。このファイルはコンパクトなDNGフォーマットになっているため、プレビューファイルだけで通常の現像作業を行うことができるのだ。外付けHDDを外した環境ではオリジナルRAWの代わりにプレビューファイルが使用される。解像度の低いWeb用の画像ならこれでも十分出力できるため、日常的にノートPCを持ち歩くような人には便利な機能となるだろう。

以上、Lightroom 4からであれば十分進化を感じられるものになっているので、1万円かけてアップグレードする価値はある。Lightroomがこれほどまでに支持されている理由はその使いやすさにあるわけで、Adobe嫌いの自分もそれは認めざるを得ない。今後発売されるカメラにはまた対応できなくなる時が来るわけだけど、どうせ自分は型落ちしか買わないので、あと3年は粘れるだろう。(笑)

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