カメラに興味なし

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最近、急速にカメラから興味が失せた。というのも物欲の矛先が楽器に向かっているからである(爆)。モノとしての楽器だけじゃなく、音楽を作り始めるとソフト音源やらいろいろと投資が必要になるんだ。カメラに投資する金などない。しょせんカメラなんて何台買っても同じ。撮るものが同じなんだから、どんなカメラを使おうが変わり映えのしない写真しか撮れない。わずか数年でゴミになるデジカメに比べれば、楽器に投資するのは健全だよなぁ・・(爆)

カメラに興味がなくなった原因はそれだけじゃないんだ。K-3を一時的にでも使った経験が大いに影響している。何というか、APS-Cの限界あるいは一眼レフの限界が見えてしまった気がする。最上位機種をもってしてもこの程度なのか、ということがわかってしまうとプッツリと興味がなくなった。どうせどんなカメラを使っても必ず不満は出てくるものである。ならば今あるカメラで十分ではないか。別に賞味期限が切れたら腐るわけじゃない。もうカメラなんてどうでもいい。でかいカメラは邪魔なだけ。どうせ本気で写真を撮ることなどもうないのだから、コンデジで十分だ。それともフィルムに回帰しようかな。


BigDaddy氏も「Pentax K-3 レビュー その14 K-3にFA単焦点レンズを装着すると・・・」で述べられていたが、ペンタックスのダメなところは周辺までまともに写るズームレンズがないということだろう。いやペンタックスというよりAPS-Cの宿命かもしれない。特に広角側の開放で周辺までバリバリに写るズームレンズなんて皆無に近いだろう。これはフォーサーズを使っていた人間から見るとかなりショックなことだ。K-3と一緒に借りた18-135mmも周辺はダメダメだった。こんなレンズはフォーサーズではあり得ない。周辺までシャープに写って当たり前だと思っていた。だからペンタックスで幸せになろうと思えば、必然的に単焦点で揃えるしかないのだなと直感した。現状、APS-Cで使える広角単焦点を出しているのはペンタックスしかないのだから、やっぱりズームでは無理ということをよくわかっているのだろう。

次に買うレンズはシグマの17-70mmF2.8-4だということをしきりに繰り返してきたが、ニコン時代は結局買わずに終わった。もし買ってしまうと後戻りできなくなる危惧があったからだ。そしてペンタックスでは必ず買うと宣言してきたが、ここへ来てまたしても見送りの公算が大になった。やはり後戻りできなくなる危険性を考えてのことだ。当分、ペンタックス関係の投資をすべて凍結した。まだユーザーになって日が浅いのだから、ペンタックスへの思い入れなど何もない。当然、ペンタックスと心中することを決めたわけじゃない。いざとなったらいつでも離脱できるように最小限の機材しか持たないことが賢明と考えるようになった。

今年に入ってデジカメ業界では2つの大きな動きがあった。一つはフジだ。X-T1というおっさんキラーの最終兵器を投入してきた。ニコンDfなんて目じゃない。あんな懐古趣味カメラと違ってちゃんと実用性を第一に作られているところが素晴らしい。露出補正ダイヤルが右手側にあるし、ちゃんと絞りリングも付いている。クラシックデザイン大好きなおっさんが多数餌食になることだろう(爆)。X-T1だけじゃなく、フジのXシリーズは本当に良くできていると感心する。おっさんのツボを巧妙に突いてくるのだ(爆)。広角中心のレンズラインナップ、18-55mmF2.8-4といった明るく手頃なズームが存在するところが価値を高めている。ローパスフィルターレスでも原理的にモアレの発生しにくいX-Trans CMOSも魅力的だ。現在、最も完成度の高いシステムと言っても過言ではない。ただフジの痛いところは値段がかなり割高だということ。現状で一番お買い得なのはX-E1か? それでも6万円近い価格じゃ手も足も出ない。

一方でオリンパスはOM-D E-M10を出してきた。E-M1あるいはE-M5の下位機種という位置付けだが、後出しだから部分的にはE-M5を上回っているところもある。個人的にはフラッシュを内蔵したところが気に入っている。相変わらずボッタクリ価格だが、型落ちになればE-M5以上に値下がりしそうだから狙い目ではある(笑)。それと25mmF1.8というような魅力的なレンズを出してきた。マイクロフォーサーズの良いところは小型で高性能な広角レンズがたくさん揃っていることである。一眼レフよりフランジバックが短く、画面サイズが小さいため、設計の自由度が高く、高性能なレンズを作りやすいのだろう。実際にマイクロフォーサーズのレンズは開放でも周辺までシャープに写る。もはや一眼レフの時代は終わっているかもしれない。

というわけで、フジは魅力的だけれども価格的に割高すぎて無理。やはりマイクロフォーサーズが現実的な選択となる。少なからずレンズも持っているから、ボディーだけ購入の自由度もある。安いながらソニーセンサー搭載のE-PM2はかなりお買い得である。でもまあE-PL2がかなり良く写るので、ボディーは当分これだけでもいい。操作性はこれが最高なのだ。コダックがマイクロフォーサーズに参入するという話もあるし、かなり面白くなってきた。いよいよ本気でマイクロフォーサーズに集中できる時期が来たのか!

まあ別にカメラなんか全然興味はないので言ってみただけ(笑)。ただブログを更新しないと一気にアクセスが減った(爆)。でも改めて書くほどのネタがないからやっぱり更新はしない。まあペンタックスは凍結、それだけが確定事項である。実は最近ちょっとまたコンデジ欲が出てきているところが気がかりではある。(爆)

コメント

  1. Kan より:

    そうなんですよ、私もなぜかK-50を買い、E-620を売ったというのにDMC-G2がらみでレンズをあちこち物色しているんですよ。(爆)
    マイクロフォーサーズって、本当によく考えられたシステムですよね。コンパクトなのによく写るし、複数メーカーからボディ・レンズが豊富に定期的にリリースされる。中にはPanasonicからはDMC-GM1という下手なコンデジよりもコンパクトなものがでてくるし。撮像素子の大きさがE-5と同じだなんて、この数年の技術の差はいったい・・・って思いますね。

    せっかく買ったK-50、当分お休みになりそうです。
    とかいうよりもなによりも、オリンパスの台所ドタバタさえなきゃずっと素直に迷うことなくオリンパス一筋(フォーサーズ→マイクロフォーサーズ)で行けたんじゃないかと思う最近です。

  2. 型落ちハンター より:

    >Kanさん

    何だかんだ言ってマイクロフォーサーズからは逃れられない体質なんですよね・・(爆)
    小さくて安いレンズでも周辺までバリバリに写るって凄いことだと思います。
    次々と新製品を投入してくれるおかげで値下がりが激しく、貧乏人には優しいですしね。(笑)

    どうもペンタックスのダメなところばかりが気になります。
    K-3でもしょせんこの程度なのか・・とわかっちゃうと一気に興味がなくなりました。

    オリンパスはもっと早い段階でフォーサーズをやめてマイクロフォーサーズに移行しますとアナウンスすべきだったんですよね。そうすればこんなにユーザーの反感を買うこともなかったでしょう。のらりくらりと騙し続けたのが最大の失敗・・

    本来ならニコンにもペンタックスにも寄り道せずオリンパス一筋で行けたはずなんですよね・・
    オリンパスの馬鹿っ!(爆)