廃景

写真に起因する既視感

投稿日:2012年8月20日 更新日:


2012年7月 E-620 / ZUIKO Digital 14-42mmF3.5-5.6

三重県熊野市の山の中で偶然見つけた物件である。最初何の建物なのかよくわからなかったのだが、昔の集会所か作業所のようにも見える。田舎によくある農協かとも思った。外観はツタが這って、屋根の一部が崩れているなどいい具合に朽ちている。

最初は外観を撮るだけと思っていたのだが、なぜか引き込まれるように入口の前に立った。すると鍵はかかっていなくて、半分壊れかけた扉がいとも簡単に開いた。それで恐る恐る中に足を踏み入れてみると・・

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2012年7月 E-620 / ZUIKO Digital 14-42mmF3.5-5.6

入口の扉はガラスが半分抜けていて、風でバタバタするくらいにユルユルであった。


2012年7月 E-620 / ZUIKO Digital 14-42mmF3.5-5.6

天井は剥がれ落ち、床は抜けて草まで生えている。見事な朽ちっぷりである。前にステージがあるところを見ると、やはり学校の体育館だろうか? この時代なら「講堂」と呼んだはずである。しかしそれにしては教室らしい校舎はどこにも見当たらない。教室が先に取り壊されて、この講堂だけが残ったということなのだろうか?

実はこの景色を見た瞬間、僕は強い既視感にとらわれたのだ。まさにデジャヴである。それは夢とかおぼろげなものではなく、理由ははっきりしていた。なぜなら、とある廃墟好きの方のブログに載っていた写真と同じだったからだ。まさか自分がそこへ引き寄せられるとは・・。写真の場所を求めて自分がそこへ行き、写真と同じであることを確認することはよくあるだろうが、逆に偶然訪れた場所が過去に見た写真と同じであることに気づくのは珍しい。


2012年7月 E-620 / ZUIKO Digital 14-42mmF3.5-5.6

なぜ一瞬でわかったのかというと、この椅子に見覚えがあったからだ。ちなみにこのように並べたのは自分ではない(笑)。そのブログの方が並べた後、一年以上もそのままだったのだ・・


2012年7月 E-620 / ZUIKO Digital 14-42mmF3.5-5.6

いろんなイベントで使われたのだろうか、こんなものも片隅に残っていた。

もともと廃墟を探しに行ったわけではなく、ライブを聴きに行くのが目的だったのだが、偶然見つけたこの物件が最大の収穫だったかもしれない(笑)。田舎にはこういうものが普通に残っていたりするから面白いのだ。

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