デジタルカメラ

D7000 AF精度調整で入院

投稿日:2013年10月16日 更新日:

価格.comのクチコミ掲示板を眺めていると、D7000の画像は眠いという意見をよく見かける。自分のD7000もそう思っているのだが、どうもこれはAFの精度が出ていないためらしい。それは前にも検証済みで、微調整すれば良くなることは確認しているのだが、どうも腑に落ちない。ビシッと決まるときは決まるのだが、時々外れてモヤモヤする。というか、モヤモヤすることの方が多いような気がする。後ピン傾向があるのは確かなのだが、それだけなら微調整で解消するはず。しかし後ピンを直してもまだバラツキが存在するようなのだ。そのためピントが合ったり合わなかったりするのだろう。

クチコミ掲示板ではサービスセンターに調整に出したら見違えるほど良くなったという報告もあり、それなら一度出してみようと思ったのだ。もともとAFの精度が出ない原因は、撮影レンズからサブミラーを通して導かれるAFセンサーまでの光学的距離が撮像素子までの距離と厳密に一致していないことによる。それは一眼レフの構造上、宿命ともいえる問題だが、基本的には出荷時の検査で厳密に調整されているはずのものだ。しかし何らかの理由でわずかにズレているとAF精度不良となって現れる。多少のズレはAF微調整機能でカバーできるが、それはあくまでもソフトウェアで誤魔化しているに過ぎないので、できることなら物理的な精度を厳密に調整するに越したことはない。

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とにかく、こういうことは保証期間内にやらせておくべきだ。メーカーは「規定の範囲内」で済ませようとするだろうが、完全でないものを売ったのはメーカーの責任だ。たとえクレーマーと思われようが、納得できるまで調整させるべきだ。このAF精度不良問題が解決するまでD7000は使う気になれない。本来の性能を発揮できていないと思われるので、このままでは売るに売れない。とりあえず入院させてみて、良くなったら売らない、良くならなかったら売る、で決めようと思った。それが最終的な判断材料となる。

田舎でサービスセンターには持ち込めないので、横浜の修理センターに直接送付した。サービスセンターではその場で調整してくれるらしいが、本格的な調整まではできないので直接修理センターへ送った方が確実だろう。しばらく使えなくなるが、どっちみち使ってないので痛くも痒くもない。そして約8日で返ってきた。問題はちゃんと調整されたか否かである。普通、修理明細票が入っているはずだろう。たとえ無償修理であっても必ず添付するのが当たり前。それがないとどこを直したのかわからない。しかしどこを探しても入ってないのだ。これじゃ本当に調整されたのか知る由もない。もしかしたら「異常なし」でそのまま返された可能性もある。こんな対応あるか! 後日、明細票を発見したが、「点検しましたが、規定の範囲内で異常なし」と書かれていた。

それで退院後、AF精度について再検証している。しかし以前と変わったような気がしない。やはり後ピン傾向は変わっておらず、それを打ち消すためには以前と同じだけの補正量が必要であった。どう考えてもそのまま返されたとしか思えない。ますます疑心暗鬼になる。メーカーのこういう対応がユーザーを失うことにつながるのだ。

検証する中で、ピント精度不良に関して新たな事実が明らかになってきた。それは至近側からアプローチするのと無限遠側からアプローチするのとでは合焦位置が明らかに異なるという問題だ。無限遠側からアプローチする方がより後ピン傾向が強くなることがわかった。どうやらバラツキの原因はこれらしい。またズームレンズの場合、焦点距離によってもズレ量が異なり、望遠側より広角側で後ピン傾向が強くなることもわかっている。したがって広角側に合わせて微調整すると、望遠側では行き過ぎになってしまうのだ。

どうやらこれは個体差というよりD7000の持病のようなものだろう。いくら調整しても良くはならないと思われる。特にフォーカシング方向によって合焦位置がズレる問題は致命的だ。だからいつも眠い画像しか撮れないんだな。もちろんライブビューで撮った画像が一番シャキッとしていることはわかっている。しかし位相差AFではどうやってもそこまで追い込めない。したがって常にライブビューで撮ればいいってことになるが、それじゃ何のための一眼レフかわからない。そこまでするなら素直にミラーレス機を使う。

あわよくばこれで劇的に改善されてD7000生き残りかという淡い期待を抱いたが、それも見事に打ち砕かれた。その代わりにD7000のAFは失格という烙印が押された。いくらレンズを買ってもAF精度に不安があると使う気になれない。何度も言うが、ファインダーあっての一眼レフである。ライブビューでしか撮れないんならそんなカメラ要らない。おまけに今回の対応でニコンへの信頼も失墜した。しょせんそういうメーカーだ。どんどんD7000から心が離れていく。もう結論は出たと思っていいだろう。もともと縁がなかったということだ。

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