今月は絶対買わないと宣言していたのに禁を破ってしまった。極秘にしているのは辛いものがある。(爆)
購入を早めたのは、たとえ値段が同じでもK-50よりK-30を選ぶことが確信できたからだ。どっちみちK-30を買うことは決まっているのだから、来月買うのも今月買うのも同じ。K-30ダブルズームキット(ブラック)の最安値は先週月曜日から一段下がり、その後1円単位の攻防で激安店が値下げ合戦を繰り広げてきたが、金曜日になって55,870円でピタリと動きが止まった。おそらくこれ以上下げると利益が出ないというギリギリのラインだろう。これで底値観測したと見るべきだ。たとえ下がったとしてもせいぜい千円まで。来月まで待つと欲しい色がなくなったり、値上がりする恐れがある。それが心配で夜も眠れないリスクを考えると、今すぐ買った方が精神衛生上好ましい。(爆)
実際購入したのは最安店ではなく、Amazonで56,283円。Amazonで買うことには理由がある。クレジット決済だから支払いは来月となり、実質的に来月買ったことにできるからだ(爆)。まあこれでD5100返品のお返しはできたと思っている(笑)。来月買っても何も撮るものがないから、どうせなら今買って紅葉でも撮っておいた方が得だと思わないか?
あれほど堅いと思われたK-50よりK-30の方が良いと判断した理由には大きく分けて3つある。まず一つはデザイン。当初はK-30の奇抜なデザインを嫌っていたのだが、よく見るとK-50よりシャープでカッコイイのだ。丸っこいカメラがあふれている昨今、この角張ったデザインはひときわ目を引く。特に上から見た姿はグリップ周りが非常にカッコ良く、引き締まって見える。それに比べてK-50は角が丸まっているせいか、何となくボテッとした感じに見えてスリム感がない。最大の欠点?とされたペンタ部の「庇」も慣れたら気にならない(笑)。そういえば昔、ミノルタのα-807iというカメラがこういうデザインだったのを思い出した。
些細なことだけれども、K-30にはデザイン上2つのアドバンテージがある。1つは右肩部のロゴの存在だ。K-30にはロゴがあるが、K-50にはロゴがない。K-50はどうもこのロゴがないせいで右肩部が寂しく見えてしまうのだ。K-30のロゴはちょうど良いアクセントになっている。もう1つはシャッターボタンの色だ。K-30は黒だが、K-50はクロームメッキ。他社を見てもわかるように、どういうわけか高級機のシャッターボタンはすべて黒で、入門機はクロームメッキと差別化されている。確かにシャッターボタンがクロームメッキだと安っぽく見える。K-30の黒いシャッターボタンは高級機の証なのだ。K-50はあくまでもエントリー機という位置付けらしい。
2つめの理由はダブルズームキットの望遠ズームの方だ。何度も言うようにK-30では55-300mm、K-50では50-200mmが付属する。自分はそんなに超望遠を必要とすることもなく、できるだけ小さい方が良いと思っているから、コンパクトな50-200mmが付属するK-50の方に魅力を感じていた。ところがレビューサイトで描写性能を比較してみると、画質にずいぶん差があるようなのだ。一番詳しいのはphotozoneのテストだが、50-200mmは買う気が失せるほど惨憺たる結果が出ている。それに対して55-300mmの方は特別良くはないものの、開放からそんなに悪くない解像力だ。まあごく平均的なレベルといえるだろう。DxO Markのテストでも同じような結果が出ている(50-200mmと55-300mm)。50-200mmの方はWR化される以前の旧型だから単純比較はできないが、光学系は同じなのでよく似た結果になると予想できる。やはり無理な小型化の悪影響が出ているのだろうか? まあ300mmはオマケと思っていいのだが、少なくとも同じ200mmで比較すれば明らかに55-300mmの方が良い描写をするはずだ。また単品購入した場合の実売価格も55-300mmの方が高い。したがって55-300mmが付いてくるK-30の方が絶対お買い得である。
そして3つめの理由はバッテリーの問題。K-30にはリチウムイオン充電池と充電器が付属し、K-50にはその代わりに単三形バッテリーホルダーとリチウムイオン電池(充電式ではない)が付属する。どちらも別売オプションで同じように使えるので致命的な問題ではないのだが、どっちが得かというとやっぱりK-30だ。単三形バッテリーホルダーは純正品だと3000円くらいするが、互換品だとわずか1000円足らずで売られている。こんなのただのプラスチックのホルダーだから別に何だっていい。純正品が高すぎるだけなのだ。そうすると、K-30でもわずかの出費で単三形ニッケル水素電池が使えることになり、初めからリチウムイオン充電池と充電器が付いてくる方がやっぱりお買い得だ。
こうやって考えると、たとえ値段が同じでも明らかにK-30の方がお買い得なのだ。ましてや今のK-30の値段は間違いなく底値であり、魅力的すぎる。これ以上待つ理由は何もない。まだK-30かK-50かで迷っている人は早く決断した方がいい。来年になったら・・なんて悠長なことを言っていると、まず欲しい色が手に入らなくなるし、値上がりしてまたK-50と迷うことになるだろう。K-50のデザインに惚れ込んでいる人以外はK-30にした方が幸せになれる。
インプレッションはまた後ほど書くが、第一印象はとても良い。今年来たカメラ、D5100やD7000は届いたその日に売りたくなったが(爆)、久しぶりに買って良かったと思えるカメラだ。思えばK-30について初めて書いたのが昨年10月のこと(K-30ってどうよ?を参照)。ずいぶん遠回りしたが、それから一年余り経って落ち着くべきところに戻ってきた気がする。何はともかく、D5200やG6の誘惑を振り切り、初志貫徹でペンタックスユーザーになれたことが素直にうれしい。人生初のペンタックスはどういう展開になるのか、これからが楽しみである。
コメント
なんと!、前記事から全然更新されていないなぁと思っていたら、こそこそとK-30を買っていたのですね!(笑)。おめでとうございます。これで同志!、と言えますね!。そう、庇は横から見なきゃいいんです。
釈迦に説法でしょうが、先ずはAFテストと水準器テストをされて下さい。キットレンズでAF微調節が必要ならば、Pentaxに送ってキットレンズで0調整の状態にして貰った方が後々他社のレンズを使う際に楽です。また残念な事にPetnaxのカメラは水準器が傾いている固体があり、これは修理に10日以上掛かります。今、うちのK-5一号機、再度入院でその水準器テストしています(笑)。
それとK-5と同じ仕様ならば、AF微調節はユーザーモード毎となりますので、注意されて下さい。実はこれ、K-5を2年も使っていて最近知ったんですよ。
シャープネスは、実は数日後のうちのブログのネタにもしていますが、まずはノーマルの+1~+2で試されて、シャープ感が薄い、シャープが太いと思われたらファインの+1~+2をお試しください。ファインは線を太くするのでなく、線の色を濃くするシャープネスです。ファインは+4まで上げてもISO800くらいまでは画質劣化は少ないです。
ファーストインプレッション楽しみにしています!。デジタルプレビュー(クイックビュー)を上手く使うと白飛び、黒瞑れ警告の他、ヒストグラムも見えるので、露出ミスがなくなりますので、一度使ってみてください。あとはカスタムイメージをどう自分の好みに合わすかですね。キーは「キー」だと思います。
最後に、先日もお伝えした通り、PetnaxはJPGだと赤がすぐに飽和するので、みやびやポップチューンを通って紅葉を撮る際は、彩度を落とした方が良いです。PLフィルター併用だと、ナチュラルでも彩度を落とした方が具合が良いんですよ。
まずはK-30購入おめでとうございます。
そうですよね、バッテリーが専用充電器と共に専用リチウムイオン充電池だっていうのは大きなポイントですね。私もその線でK-50とK-30で迷っています。
またWズームの望遠レンズが300mmまでいけるのも大きいですね・・・
私もK-30にしようかしら。
え?K-50?
え?DMC-G6Hキット? (私のブログ参照)
(悩)。
おお!おめでとうございます。
うちにも先日アマゾンから届きました。ブラックのダブルズーム。同じです。
いや、めちゃカッコいいですよ。私の行く店にはブルーとホワイトしか置いてなかったので、ブラックボディ、精悍な感じでとてもいいです。なによりも個性的ですよね。
仕事が忙しくてまだあまり使えてませんが、そこらへんの公園にちょっと持ち出して撮ってみました。
説明書もなにも見ないのにすぐ使い方が把握できました。インターフェイスがよく練られていて優れているんですね。大事なことだと思います。
初めての一眼レフ、初めてのAPS-C 機なので、他と比べてどうっていうのは、正直わかりませんので、(笑)レビュー記事とっても楽しみに待っています。
こんばんは!
おおっ! ついに購入されましたね。おめでとうございます。
今度こそ良きメカとして活躍してくれるといいですね。(笑)
今後のインプレッション楽しみにしています。
こんにちは、御入手おめでとうございます・・・。はじめましてですが・・・【moppu】さんも御入手されたのですね・・・。
私は来年の予定なので「K-50」になっちゃうかも知れませんw・・・。
>lomoさんはじめまして。
こちらのオーナーさんの記事を読み続けてようやく決断しました。
K-30とK−50で悩みまくりました。
私は早く欲しかったので、現時点の価格でK-30を選びましたが、デザイン等にはそれぞれの魅力があり、どちらを選んでも後悔はしなかったと思います。
>BigDaddyさん
いやぁ、今月は買わないと宣言した手前、来月まで隠しておこうかと思いましたよ。(笑)
AFはですね、やっぱりズレはあります。18-55で-8補正しました。でも55-300だと-2。AF精度は良好です。D7000みたいにどこにもピントが合ってない写真はほとんど出てきません。
水準器はまだチェックしてませんねえ。そんなことがあるんですか・・
JPEGでカリカリの絵が出てきてビックリしました。ニコンのボケボケの絵とは全然違います。それでいてオリンパスみたいに線が太くならないところがすばらしい! 求めていたのはこれなんだよ!と思いましたね。もうJPEGメインでいいんじゃないかと思えます。
普通のシャープネスとファインシャープネスの違いがよくわからないんですが、自分的にはノーマルの0で十分シャープに見えます。あまりガチガチの絵は好きじゃないので・・。エクストラシャープネスというのはK-5系にしか搭載されてないんですかね? メニューにそういうのが見当たらなかったので・・
デジタルプレビューはまだ試してませんけど便利そうな機能ですね。オリンパスにも似たような機能がありますが、あれは露出補正を反映しないので意味がありません。カスタムイメージはなかなか難しそうですね。とりあえずリバーサルフィルムで撮ってみたら紅葉がド派手になりすぎてどうしたものかと・・(笑)
当分の間K-30ネタで引っ張ると思います。お楽しみに・・(笑)
>Kanさん
リチウムイオン充電池+充電器の価格とバッテリーホルダーの価格を比べると、明らかにK-30がお得ですよね。Wレンズもしかり・・
でもまだ迷いますか? やっぱり庇ですかね?(爆)
G6はね、ちょっと禁則だと思うんですよ。まったく性格の異なるカメラですから、本来は別物として扱うべきものです。つまり両方買うのが正解(爆)。でもそこが貧乏人の悲しさでどちらかしか選べないというジレンマが・・(^^;
もしK-30なら急いだ方がいいですよ。(笑)
>moppuさん
実は翌日にポチっちゃいました(爆)。やっぱり在庫がなくなるのが心配で・・(^^;
色もまったく同じものになりましたね。
カタログではブルーの印象が強いのですが、ブラックだと普通のカメラっぽくて精悍でカッコイイです。庇は慣れですよね・・(笑)
ペンタックスは初めてですが、インターフェースはなかなか練られていると思いますね。まだろくに説明書も読まずに使っているので、これからカスタムしていきたいと思います。
これでK-30使いが2人増えましたね。あと何人増えるかなぁ?(笑)
>ハンドル職人さん
いい加減に無駄な散財はやめようかと反省しております、ハイ。(爆)
>lomoさん
あれ、いつの間に来年になったんですか?
入手がどんどん先送りになってませんか?(爆)
この分だとK-50も見送りになって、その次の機種と迷いそうですね。(笑)
ご購入おめでとうございます!
昔ビックカメラに行った時にPENTAXの営業の方とお話させていただきましたが、
PENTAXは広告宣伝費を他社よりも少なくしている分安く良い商品を提供出来ますと言っていたのを思い出しました。
私はしばらくオリンパスを使いますが、
これからもオーナー様のブログを楽しみに読まさせていただきたいと思います。
>匿名さん
確かにペンタックスの広告はあまり見かけないですね・・
その分、広告に踊らされる初心者よりカメラをよく知っている玄人好みなのでしょう。
オリンパスとは縁を切りましたが、E-620は使い続けます。
カメラが悪いのではなく、会社がダメなだけなんですから・・
ご本人の思考次第なのですが、キットレンズは微調整しないで使えるように出荷されており、-8はちょっと心配になります。レンズなら初期不良交換、修理扱いでしょうし、本体が前ピン傾向のカメラであると、フィルム時代のFAレンズはAF微調節でも範囲外となる恐れがあります(FAの多くは後ピンになるので、逆にドンピシャの可能性もありますが(笑))。
またうちのカメラではDA70mmLimが-2だったんです(借り物レンズ)。キットレンズが0状態で-2ですから、-8だと、-10になってしまいギリギリ。また先にも述べた通り、社外品レンズを使う際にも、特にTamronが厳しくなる可能性があります。
Ricohイメージングのサービスがご近所にあれば、混雑具合によりますが、2時間程で調整して貰えます。遠い場合は一度お客様相談センター、もしくは直でサービス窓口へ、現在キットレンズが-8と-2であると相談されてみてはいかがでしょうか?。
もしくは今、それで問題が無いのであれば、もう1、2本、レンズを購入された時に、再度微調節チェックをし、(保障期間内に)その時にどうするかでも良いかも知れません。但し、購入後すぐにチェックをして、キットレンズが-8と-2であった、これはPentax側に相談履歴としてすぐにでも残された方が良いかと思います。
Pentaxは誠意でサービスをしてくれる企業とは思いますが、初期不良扱いか否かで、その後の対応は確実に変わってくるかと。「年末は写真も撮るし、多忙なので直接窓口にも行けないし、送付も出来ないが、初期不良の可能性もあるから、この履歴だけは残して欲しい」と念を押すのが一番です。
>BigDaddyさん
うーん、微妙なんですが、18-55は至近側では無調整で合ってると思います。ただし無限遠だけが出ない。無限遠がジャストで合うようにすると-8もの補正が必要なんですね・・
※後で書こうと思いますが、このレンズ変なクセありそうです・・
基本的にSCへ持ち込みできないですから、細かいやりとりが億劫なんですね。電話やメールで込み入った話はやりたくありません。ですからよほど完全な初期不良でない限り、サービスに送ることはありません。
※D7000みたいにいくら調整しても合わないのと違って、調整すれば合ってるのでOKとします。
ちなみに水準器は問題なしでした。
>G6はね、ちょっと禁則だと思うんですよ。まったく性格の異なるカメラですから、本来は別物として扱うべきものです。つまり両方買うのが正解(爆)。でもそこが貧乏人の悲しさでどちらかしか選べないという
そう!そうなんです!。本当は両方欲しいのです。なのにそこまではお金はないのです!。(更自爆)
あー、悩ましい。え?お値段の高いほうを買え?(誰も言ってない) (~_~;)
>Kanさん
そうそう、貧乏って辛いですよね~(爆)
G6の動画性能には魅力を感じてるので、来年暴落した頃にボディーだけでも買ってやろうかと良からぬ思いが・・(自爆)
G6はまだまだ高いですから、今買うのは早いですよ。
やっぱりお買い得なのはK-30。庇はどうします?(笑)
こんばんは。私はK-30の庇はどうもやっぱり・・・。
というわけで私はやはりK-50に行くと思います。黒ボディ&18-135mmのセットはなぜか高い(価格コム)のでおそらくWズームキットかな?。
>Kanさん
庇は慣れたら気にならないと思いますけどね・・(笑)
最近、K-50のふっくらデザインの方が嫌になってきました。(^^;
だいたいどれも無難な黒が高いですよね・・
こんばんは、はじめまして。
Dfの記事の時に、BigDaddyさんのブログから飛んできてそれからちょくちょくお邪魔させて頂いてます。
K-30購入、おめでとうございます。
デザインの好みがわかれるところですが、Dfがニコンにしか作れないカメラなら、これはペンタックスにしか作れないカメラです。ちなみに僕は好きです、このカメラ。(自分はニコンユーザーですが・・・)
というのも、K-30の発売当時、すごく気になって見に行ったんですよね。
で、触ってみたらエンプラボディなのにすごく作りこみが良くしっかりしていてビックリ。塗装の質感もいいし、グリップの形状や使用している張りゴムなどもよくできていて、「なんでニコンはこのクラスでこういうモノづくりができないの?」と真剣に思ったものです。
この先ペンタックスに行く可能性がある人間の一人として、これからの記事を楽しみにしています。
>318さん
はじめまして。元ニコンユーザーです。(笑)
確かにK-30は値段の割にはあり得ないほどよく出来てますねえ・・
特にファインダーがすばらしいです。
ニコンだとエントリークラスはいかにもコストダウンしましたって感じで満足感が低いんですよね・・
絶対的な性能ではニコンの方が上かもしれませんが、写真は別に解像力を競う競技ではありません。
出てくる絵の雰囲気はペンタックスの方が断然いいんですよ。
だからこそペンタックスから抜けられない人が多いのかな?って思います。(笑)
これからもよろしくお願いします。