2010年7月 E-520 / ZUIKO Digital 14-42mmF3.5-5.6
尾瀬といえば日本最大の高層湿原として有名だが、正確に言うと尾瀬ヶ原と尾瀬沼の二つの地域に分かれている。全部歩くと結構な距離になるので、普通は山小屋で一泊しなければならない。これまでに尾瀬は三度訪れたことがあるが、一番最近なのは2010年のことだ。このときは福島県側の御池から尾瀬沼だけを日帰りで一周した。
尾瀬沼周辺に広がる大江湿原はニッコウキスゲの大群落で知られ、7月下旬頃には一面に黄色い花を咲かせる。このときは7月21日だったが、ちょうど満開の頃だった。これだけの大群落はなかなか見られず、さすが尾瀬はスケールが大きい。
尾瀬といえばネイチャーフォトのメッカである。それだけに撮り尽くされた感があって新鮮味はない。素材が良ければ誰が撮っても良く見えてしまう典型例。写真が上手くなったと勘違いする危険性を孕んでいる。