2015年5月 K-30 / SIGMA 17-50mmF2.8EX DC
鳥取市の東、国道9号線に並行して岩井温泉という昔ながらの温泉街がある。その町外れにきわめてユニークな岩井小学校旧校舎がある。明治25年に建てられ、左右対称でバルコニーを擁する和洋折衷の建築である。鳥取県では現存する最古の校舎であり、町指定保護文化財に指定されている。
文化財であるから、このような案内板が設置されている。
腹立たしいことに、校庭になぜか湘南ナンバーの車が駐車していて正面から撮れなかったんだ。
左の看板を見ると、廃校後は温泉旅館として使われていたことがわかる。
特徴的な二階のバルコニー部分。明治時代によく見られた洋風建築である。
窓から中を撮ってみたが、学校には見えない。旅館時代にかなり改装されてしまったのだろう。
温泉街にある廃校というのも珍しい気がするが、温泉自体は鄙びた良いところなんだ。しかし文化財指定の貴重な建物なのに、扱いがあまりにもひどい気がする。手入れされているような雰囲気もなく、完全に廃墟状態で放置されてるんだ。これじゃ崩れるのも時間の問題じゃないか? せっかく観光地にあるんだからもっと良い活用方法がないものだろうか。
コメント
こんにちは。
鳥取市に湘南ナンバーでしょうか? 随分と遠くまで行ったものですね。
>ダース・シリアスさん
どう見ても旅行で来たような雰囲気じゃないんですよね。
もしかして住みついてるとか・・
今、日本は観光資源として産業遺構ブームみたいなところがありますから、軍艦島みたいにすでに廃墟の状態のものを文化財に指定してって感じでしょうか?。予算が付いた時点で修繕されるのではないでしょうかね。でもその前に崩れちゃうか。会津の旧喰丸小学校と同じパターン?(笑)。
中身は温泉宿でしょうから学校の状態に戻すのは大変でしょうね。それにしても見事な廃墟。侵食した植物、ウットリしますねぇ。
>BigDaddyさん
そうか、日本は産業遺構ブームなんですね・・(笑)
しかしこの案内板の朽ち具合を見ると、文化財に指定されてから廃墟化した感じがしますね。
温泉宿だったのも相当昔の話で、中はすでに学校じゃないですから観光資源としても価値が低いとみなされて修繕する気もなさそうなんですね・・