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超広角ズームは何を買うか?

投稿日:2016年3月26日 更新日:

桜が開花して絶好の撮影シーズン到来であるが、またカメラに興味がなくなってきた。K-S2もG7もまったく興味なし。まあ全く値下がりしないということもあるが、要するにボディーなんか買っても撮れる写真は何も変わらないんだよ。それよりはレンズだろ? 特に今までにない画角のレンズを手に入れれば確実に撮れる世界が変わる。中でも超広角レンズはその代表格だろう。その強烈なパースペクティブとワイドな画角により肉眼を超越した映像をいとも簡単に得られる。写真を変えたければこういうクセのあるレンズを手に入れるのが一番手っ取り早い。もちろん明るい単焦点という選択もあるのだが、単焦点は買っても結局使わないことがわかり切っているので、買うならやはり画角の被らない超広角ズームが良い。


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そうすると有力候補に挙がってくるのがSIGMA 10-20mmF3.5EX DC HSMである。このレンズは以前6万円くらいしていたと思うのだが、最近値下がりして44,000円前後になっている。何とか手の届くところまで下りてきたのだ。

これとよく似たスペックのレンズでSIGMA 10-20mmF4-5.6EX DC HSMというのがあった。つまり画角は同じでF値が暗いだけ。確か29,800円くらいで売っていたと思うのだが、最近になって価格.comを見ると完全に在庫がなくなっている。したがって今買うなら明るい方のF3.5しかないんだ。F4-5.6は中古でもなかなか出てこない上に、かつての新品価格より高い値段では買う気になれない。

発売時期としてはF3.5の方が新しい。しかしPhotozoneのレビューやその他の評価を見ると、概ねF4-5.6の方が描写性能は高いようだ。F3.5の方は広角端で周辺が流れることがウィークポイントとされている。確かにサンプル画像を見ても四隅で極端に甘くなっていることは確認できる。数値的にも10mm端の開放では四隅の解像度が極端に低く、絞ってもほとんど改善されないところが問題である。したがって10mm端の周辺画質というのはもう諦めるしかないんだな。

一方旧タイプのF4-5.6は周辺まで比較的解像度が高く、10mm端でもF5.6まで絞れば十分使える性能を持っている。実はこのレンズは以前フォーサーズマウントで持っていたから、おおよそのことはわかるんだけど、確かに周辺が流れるようなことはなかった(但し片ボケがあった)。超広角ズームともなるとどうしても周辺が流れるのは致し方ないのだが、旧F4-5.6は同クラスの超広角ズームの中でトップクラスの描写性能を持っていたと思う。これが手に入らなくなったのは非常に残念だ。

現時点ではF3.5しか選択肢がなくなってしまったのだが、F4-5.6より劣る周辺画質をどう考えるかだ。決して安いレンズではないだけに、周辺が流れるようなレンズはご遠慮願いたいところである。ただPhotozoneのレビューを見ても、悪いのは10mm端のそれもごく四隅だけなんだ。四隅でない周辺(つまり端から1/4くらいのところ)の画質はどこがそんなに悪いの?というくらい良い。数値的にも中心部から周辺部にかけての解像度は開放からF4-5.6を上回っており、さすが新設計であることを窺わせる。しかも15mmや20mmでは開放から四隅まで非常に解像度は高く、開放から安心して使える性能を持っている。

もう一度言うが、悪いのは10mm端のそれもごく四隅だけなんだ。それ以外はすべてF4-5.6を上回っていると言って良い。少し画角を狭めて12mmくらいで使えば四隅までまったく問題のない画質になることは想像に難くない。その点だけをもってダメレンズの判を押してしまうのはいかがなものかと思う。だいたい四隅の流れが気になるのは広い風景を広く写したいときだけである。そういう使い方は超広角の正しい使い方ではない。本来の使い方である、被写体に思い切り接近して遠近感を強調するような場合には四隅はまったく気にならない。もちろんズーム全域でF3.5の明るさは非常にありがたいことは言うまでもない。この画角でF4-5.6というのは暗すぎて使いづらいことは前持っていたからよくわかる。これならばSIGMA 17-50mmF2.8EX DCと最強コンビを組めるだろう。

ただ明るさの代償として気になるのは大きさだ。F4-5.6ではフィルターサイズが77mmだったのが82mmにまでなっている。うちには77mmのフィルターはたくさんあるが、さすがに82mmは一枚も持っていない。82mmともなると保護フィルターといえども非常に高価である。これはもう保護フィルターなしで使うしかないであろう。超広角は前玉が飛び出しているのでフィルターを付けられないレンズも多い。傷を付けるのが非常に怖いが、フードで何とかガードするしかない。

それともう一つの選択肢としてはTamron 10-24mm F3.5-4.5 DiIIというのがある。こちらの方は38,000円前後と少し安く、フィルター径も77mmなので使いやすいという利点がある。ただこのレンズは描写性能の評価があまり芳しくないんだ。10mm端での周辺画質はSIGMAより若干良いんだけど、中心部の解像度はかなり低い。しかも広角端だけじゃなくてズーム全域にわたって中心部がピリッとしないんだ。中心がバリバリシャープで周辺が甘いのはまだ許せるが、中心も周辺もパッとしないレンズには魅力を感じない。だって主要被写体は中央付近に置くのが普通だから・・

よって買うならやっぱりSIGMAのF3.5一択ということになる。あ、Pentax純正の12-24mmもあるんだけどね、TokinaのOEMのくせにあんなボッタクリ価格は論外!(爆)

SIGMAもそろそろモデルチェンジがありそうだし、Pentaxマウントが消えるかもしれないから早く買っておいた方が良いかもね? しかし最大の問題はこれを買っちゃうともう後戻りはできないということなんだ。いつ終わるかわからないPentaxと心中する覚悟はあるのかね?(爆)

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