2001年の獅子座流星群

投稿日:2012年11月15日 更新日:

自然


北斗七星と流星 2001年11月 OM-4Ti / ZUIKO 24mmF2.8 / Fuji ISO800

天体写真などめったに撮るわけではないが、その時期が近づいてきたので過去のネタを持ってきた。毎年11月18日前後にピークを迎える獅子座流星群だが、長期的には33年周期で極大期が訪れる。前回の極大は2001年であった。流星群の予測というものは難しいらしく、その前年も大出現が予想されていたが見事に外れて空振りに終わった。しかし2001年11月19日の未明、予想を上回る規模の大出現が起きた。あの時は本当に凄かった。空を見上げているだけで1分間に数個はどこかで飛んだものである。まさに流星雨と呼ぶにふさわしい稀有な光景であった。それを知っているから、今度見られるといってもわざわざ見ようなんて思わない。どうせしょぼいに決まっているんだから・・


そして流星の撮影も試みたのだが、当時はデジタルカメラなんてものはあっても使い物にならなかったから、当然フィルム撮影である。こんなときくらいしかカラーネガを使う機会がなく、ISO800のフィルムを購入して撮影に臨んだ。なるべく周囲に明かりのない山の上へ移動したが、それでも街の明かりで結構空が明るい。星の撮影なんてほとんどやったことがないものだから、ぶっつけ本番ではあるが、絞り開放で1分くらいシャッターを開けておけばよいだろうということで24枚撮りを1本撮り切った。今から思えばたったの24枚である(笑)。それでも次々と流星が飛ぶものだから、レンズの画角内に入ったらしっかり写っているのであった。


2001年11月 OM-4Ti / ZUIKO 24mmF2.8 / Fuji ISO800

画面右上に獅子座の頭の部分が見える。そのあたりが輻射点と呼ばれる中心だ。そこを中心として放射状に飛ぶ様子が写っている。


2001年11月 OM-4Ti / ZUIKO 24mmF2.8 / Fuji ISO800

これは誰でもわかるだろう、オリオン座の周辺である。画面左下に明るい流星が見える。一見ブレているように見えるがそうではない。星の動きは意外と速くて、数分の露出でもこのくらい流れてしまう。星を点像に写すためには10~20秒程度の露出にとどめないといけない。当然、高感度に強いデジタルカメラが有利だ。ISO3200で撮ればどのくらい写るのかやってみたいものだ。そうなると高感度に強いカメラが必要になる。

ああ、高感度、高感度・・・、また物欲が沸いてくる。(爆)

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