大又の大カエデ 2012年11月 E-PL2 / ZUIKO Digital 14-42mmF3.5-5.6
また物欲鎮圧のためネイチャーフォトなど撮ってみた。東吉野村といえば一般の観光客がそんなに訪れるような場所ではないが、ネイチャーカメラマンが好む紅葉の名所である。奈良の紅葉写真といえば、たいがいここの風景を目にすることになる。これまで毎年観察しているが、近年は赤くなる前に枯れてしまったりして色付きが冴えないことが多かった。しかし今年は色付きが非常に良い。間違いなく2002年以来、10年ぶりの当たり年だろう。こんなに凄いのは久しぶりに見た。今回はこれまで撮っていない場所も含めて、時間の許す限りあちこち撮ってみた。
2012年11月 E-PL2 / ZUIKO Digital 14-42mmF3.5-5.6
これは天誅組終焉の地にて、落葉がきれいだったので撮った。やはりこういう組み合わせは和のテイストを感じる。
2012年11月 E-PL2 / ZUIKO Digital 14-42mmF3.5-5.6
これは鷲家から小川へ向かう途中。この場所は今まで撮っていなかったのだが、非常にきれいな紅葉があった。ネイチャーフォトなら人工物を入れることなどないが、わざと廃屋を入れて撮ってみた。(笑)
2012年11月 E-PL2 / ZUIKO Digital 14-42mmF3.5-5.6
これも同じ場所にて。赤とオレンジ色のグラデーションが美しかった。
2012年11月 E-PL2 / ZUIKO Digital 14-42mmF3.5-5.6
こちらは丹生川上神社。境内に一本だけ大きなモミジがある。できれば社殿と一緒に撮りたいところだが、こんなピーカンだとバックは真っ黒に潰れてしまって写真にならない。
2012年11月 E-PL2 / ZUIKO Digital 14-42mmF3.5-5.6
丹生川上神社の隣、蟻通橋の前にある祠。ここの紅葉は毎年きれいだが、今年は特に鮮やかだ。
2012年11月 E-PL2 / ZUIKO Digital 40-150mmF4-5.6
これはもう見事としか言いようがない。
2012年11月 E-PL2 / ZUIKO Digital 40-150mmF4-5.6
丹生川上神社から大又方面へ上っていく途中の三尾あたり。赤から緑へのグラデーションが美しい。
2012年11月 E-PL2 / ZUIKO Digital 40-150mmF4-5.6
あまりにも鮮烈な赤だ。
2012年11月 E-PL2 / ZUIKO Digital 40-150mmF4-5.6
大又地区へ入る手前、道の右手に大きな楓の木が見える。この木は東吉野でも最も有名であり、多くのカメラマンが撮っている。ここもこれだけ見事な紅葉は久しぶりに見た。
2012年11月 E-PL2 / ZUIKO Digital 40-150mmF4-5.6
散りかけた梢も侘び寂びがあって美しい。
2012年11月 E-PL2 / ZUIKO Digital 14-42mmF3.5-5.6
あまりにも凄い被写体を前にすると、どうやってまとめていいかわからなくなり、つい撮らされてしまう。デジカメなんてバカみたいにシャッター切るだけ。後で見たらつまらない写真ばっかり・・(苦笑)
2012年11月 E-PL2 / ZUIKO Digital 40-150mmF4-5.6
大又の集落より、国見山がちらっとだけ見える。前日の寒さで初冠雪した模様だ。この時期に積雪を見るのは珍しいのではないだろうか。
2012年11月 E-PL2 / ZUIKO Digital 14-42mmF3.5-5.6
大又林道に入って、七滝八壺を撮る。その名の通り、大小七段の滝が連なっている。ただ紅葉はまったくないので、いつ撮っても同じだ。それにこんなピーカンの日は滝撮影には向かない。
2012年11月 E-PL2 / ZUIKO Digital 14-42mmF3.5-5.6
七滝八壺から引き返し、伊豆尾方面へ向かう途中の木津川地区にて。ここはネイチャーフォトのメッカである。川沿いの斜面にいくつもの楓の大木が連なり、絢爛豪華な眺めを楽しめる。
2012年11月 E-PL2 / ZUIKO Digital 14-42mmF3.5-5.6
2012年11月 E-PL2 / ZUIKO Digital 14-42mmF3.5-5.6
2012年11月 E-PL2 / ZUIKO Digital 14-42mmF3.5-5.6
やはり今年の色付きは最高だ。
2012年11月 E-PL2 / ZUIKO Digital 40-150mmF4-5.6
赤と緑のコンビネーションがすばらしい。これだけアップにすると耐えられない年が多いが、今年は完璧だ。
ここまで回ると午後3時を過ぎてしまった。東吉野は谷間なので、3時を過ぎるとすべて日が落ちてしまう。本当に時間との勝負だ。あちこち撮っているとあっという間に時間切れだ。できるだけポイントは絞って効率よく回った方がよい。今が盛りと思われるが、あと一週間はもたないだろう。サラリーマンの方は明日が最後のチャンスと思った方がよい。
今回はせっかくフォーサーズアダプターを買ったので、E-PL2にフォーサーズレンズの組み合わせで使ってみた。この前もテストした通り、やはりフォーサーズレンズの方が写りが良いので、大きさを気にしないならこの組み合わせが良い。AFが多少遅いことを除いては、まったく問題なく使えることがわかった。同じセンサーを搭載するE-620より、E-PL2の方が画質が良いような気がする。何となく空の抜けが良いし、暗部のノイズも少ないし、解像感も高い。それにコントラスト式AFだからピントを外すことも少ない。総じて言えば、E-620より歩留まりが良い。液晶の見づらさと操作性には若干難があるが、もうE-PL2をメインにしても良さそうな感じだ。
今ある機材で何も困らないことがわかった。高感度なんて必要ない。これで物欲は沈静化した・・と思う。(爆)
コメント
本当に今年の紅葉は久し振りの当たり年のようですね。私もゆっくり撮影に行きたいなと思いつつ、色々とやりたい事が多すぎて思うように出来ません。
それにしても、いつもながら構図の切り取り方がお見事ですね。
私は絵心が足りませんので、どうしても説明的な構図になってしまいます・・・(涙)。
>まっさーさん
良いときは一瞬、予定と天気の巡り合わせでなかなかままならないものですね。
ヒマ人には無縁の話ではありますが・・(^_^;
これを説明的構図と言わずして何なのでしょうか?(笑)