E-PL5は売らない

投稿日:2016年1月20日 更新日:

デジタルカメラ

先日E-PL5とGM1Sの高感度性能比較をやってみて、GM1SはE-PL5を上回っていることが確認できた。またもともとマイクロフォーサーズの使用用途として、一眼レフを携行できない場合の代用という位置付けだから、よりコンパクトなGM1SがあればE-PL5は不要に思える。EVF付きで性格の異なるカメラであれば両立も可能なのだが、どっちも同じような性格のカメラだから今後E-PL5は使わなくなることは容易に想像できる。それならば売っちゃおうかということになった。自分はコレクターではないので、使わないカメラを手元に置いておくことが何より嫌いなんだ。同じようなカメラが何台あっても邪魔なだけだし、この超緊縮財政の下、多少なりとも資金に化けてくれた方がありがたい。

そこでヤフオクで落札相場を調べてみたんだけど、ボディー単体ならだいたい12,000~14,000円くらいが相場のようだ。中古屋に売ったらその半額くらいにしかならないだろう。そんなに安いのか、まあ3年前のカメラだしね・・。そこでまた考えが変わった。安値で売り飛ばすくらいなら持っていた方が良いかと・・

確かにE-PL5とGM1Sは性格も使用用途もダブるカメラなんだけど、E-PL5にしかできないこともいくつかある。基本的にGM1Sの方が後発だから、WiFiや電子水準器を含め、機能的にはほぼすべての面で上回っていることは確かだ。しかし、あえてE-PL5にはできてGM1Sにはできないことを挙げてみよう。

・チルト式モニターで自分撮りやウエストレベル撮影が可能
・ボディー内手ぶれ補正でオールドレンズ遊びに使える
・全速メカニカルシャッターで動体歪みなし
・シンクロ速度が1/250秒(意外と高性能)
・ケーブルレリーズが使用可能
・外付けEVFやフラッシュが使用可能
・コントロールホイールだけで露出補正が可能
・物理ボタンのカスタマイズが可能
・露出基準値を設定可能

こうやって見ると、意外とE-PL5にしかできないことって多いんだ。確かにGM1Sはコンパクト性を優先するあまり犠牲になっている部分も多いから、何かと制約の多いカメラなんだ。フラッシュを使って日中シンクロしたり、いろんなレンズで遊んでみたいという用途には圧倒的にE-PL5が有利。やっぱりボディー内手ぶれ補正を内蔵していることは心強い(まだ言うか)。それに何と言ってもチルト式モニターがあるとアングルの制約から解放されて自由度が高まる。

今回初めてパナ機デビューしたんだけど、使い勝手がオリンパス機とかなり違っていて使いづらい。特にダイレクトに露出補正できないのと、物理ボタンがカスタマイズできないのは大きなマイナス点。何だかんだ言ってもオリンパス機は操作性がよく練られているので使いやすい。それに比べてパナ機は「できそうでできないこと」が結構多いんだ。何か隔靴掻痒の感を免れない。もちろんGM1Sは小さすぎて扱いづらいというのもあるしね、操作性はE-PL5の方がずっと上だよ。

というわけで、GM1Sはしょせんコンデジの代用でしかないんだ。いろんなレンズを交換して楽しむベース機としてはE-PL5の方がはるかに適している。GM1Sにでかいレンズを付けると雲台に干渉して三脚も使えないからね・・。だから当面残しておくことに決定した。まあ今度マイクロフォーサーズ機を買うとしたら、当然EVF付きで性格の異なるOM-DやG7などになるわけだが、それまではE-PL5をベース機として残しておくという方針に変わりはない。

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