フォーサーズ終了宣言か?

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すでに4/3 rumoursに出て話題になっているけれども、E-5後継?あるいはE-M5後継?が2013年末には登場するとの噂である。改めてネタ元にリンクを張っておこう。

HOT!!! Olympus surprise: We will do the hybrid FT and MFT camera by end 2013! No classic FT E-7 camera anymore!

要約すると、期待される新機種はマイクロフォーサーズマウントをベースにしたEVF機となり、特殊なアダプターによって既存のフォーサーズレンズもフルに性能を発揮できるという。一時噂された両マウントのハイブリッドモデルではなく、現行のマイクロフォーサーズの延長上にあることは間違いない。これがオリンパスがさかんに繰り返していた「フォーサーズレンズを活かせるボディー」の正体なのか? そして、「クラシックフォーサーズのE-7は出ない」とはっきり言い切っている! つまり、これはE-5の正統な後継ではなく、E-M5の上位機種に位置付けられるもので、事実上のフォーサーズ終了を意味するものである。オリンパスとしては、フォーサーズから撤退する代わりに、既存のフォーサーズレンズを活用するプラットフォームをエクスキューズとして残してやったということなのだろう。これで我慢しろということか?


four_thirds_lens_catalog1
他にもフォーサーズ終了を臭わせる材料はある。たとえば最新版のレンズカタログがそうだ。これまではマイクロフォーサーズとフォーサーズが対等に併記されていたが、新しい版では’with Four Thirds Lenses’と完全にオマケ扱いになっている。明らかにこれまでより一歩踏み込んだ表現だ。

four_thirds_lens_catalog2
全30ページにもなる立派なものだが、フォーサーズレンズの紹介はといえば、巻末にたった2ページの見開きで申し訳程度に載っているだけである。いかにも終わりましたと言わんばかりだろう。

さまざまな情報を総合すると、もはやフォーサーズ終了は既定路線と考えていいだろう。奇しくも2013年はフォーサーズ誕生から10周年となる記念すべき年なのだ。その年に終了!である。たった10年で、いや正確に言うとE-P1が登場した2009年には終わっていたのだから、わずか6年で一つのマウントを終わらせたのだ。オリンパスはマイクロフォーサーズではじめてフォーサーズの理想が完成したとか言うのだろうが、そんな詭弁はどうでもいい。10年もたずにマウントを投げ出した罪は大きい。マイクロこそが真のフォーサーズだと主張するなら、はじめからそれで行けばよかったのである。行き当たりばったりで計画性がまるでない。フォーサーズでユーザーに期待をもたせておいて、ダメとわかるとさっさと見捨ててマウント変更。カメラメーカーとしては最もやってはならない過ちである。オリンパスにはこれまでPEN-F、OMと2つのマウントを捨てた前科がすでにある。これでまた3つめのマウント放棄だ。こんなメーカーはまったく信用ならない。マイクロフォーサーズだってあと10年もつかどうか怪しいものだ。

オリンパスは今後フォーサーズの終了を公式に宣言すべきである。それが企業としての最低限の責任だ。ユーザーに変に期待を持たせておいて、のらりくらりとはぐらかしてフェードアウトするのが一番良くない。ユーザーだって、フォーサーズ終了をはっきりアナウンスしてくれれば、マイクロに乗り換えるか、あるいは他社に乗り換えるか、方針も決められるというものだ。巡り巡って、それはオリンパスの利益にもなることは間違いない。

カメラは買わないつもりだったが、これで来年はニコンへの乗り換えが確定路線となった。(爆)

コメント

  1. ゆたか より:

    こんにちは。

    EOS MにマウントアダプターでEOSレンズを・・・というのとは随分状況が違いますよね。

    今のオリンパスが、一眼レフはフォーサーズ、ミラーレスはマイクロフォーサーズというような

    複数のマウントを持つことは難しいのかもしれませんね。

    やはり、売れるものを売っていくということなのでしょうか。

    OM-Dが予想以上に売れてしまったことが、悲劇なのかもしれませんね?

  2. オーナー(考え中) より:

    >ゆたかさん

    他のメーカーが2マウントを両立できているのに、オリンパスだけができないのはなぜなんでしょうね?

    元はと言えばオリンパスが一眼レフで負け組になったということ・・
    一眼レフがダメだからミラーレスに活路を見出したところ、それが変にヒットしちゃったのが不幸の始まりです。
    他のメーカーはあくまでも一眼レフがメインであって、ミラーレスは様子見ですよね。
    EOS-Mなんか、明らかに売れなくてもいいというスタンスが感じられます。(笑)
    でもオリンパスはそれしかないから、必死になってミラーレスを守りたいのはわかります。

    カメラメーカーが一眼レフを捨てたら終わりだと思うんですよ。
    ミラーレスなんか家電屋でも作れるわけですから・・
    マイクロフォーサーズとて未来永劫に安泰じゃありません。そのうちフルサイズの波に呑まれることは必至だろうと思います。

  3. 山内 より:

    おっと、来年っすか。一週間切りましたぜ!

    祝 物欲復帰!(爆)(^o^)

  4. オーナー(考え中) より:

    >山内さん

    来年の年末です。鬼が笑う。(笑)

  5. kimotoshi より:

    こんばんは。
    なるほど、今回のエントリーの肝はフォーサーズ凋落ではなく物欲復活だったわけですね(爆)
    私的にマイクロは好きになれないのですがフォーサーズは結構好きだったんですよね。
    価格の問題があって最終的には購入に至りませんでしたがE-5は本気で買うつもりでした。
    レンズ性能もあるでしょうがあの写りは素晴らしいものがあると思います。
    マイクロはどうもレンズが好きになれないんですよね。
    E-P2がトラウマになっているのかも・・・・

  6. オーナー(考え中) より:

    >kimotoshiさん

    物欲は復活しません! 財政破綻寸前です。(爆)

    E-5は価格設定が失敗ですね。あの値段じゃ誰も買いませんよ。
    マイクロが好きじゃないのはフォーサーズを潰した張本人だからです。
    後から出てきたくせに偉そうにすんな!って感じです。