自然

行者還林道の紅葉

投稿日:2012年10月9日 更新日:


2010年11月 E-520 / ZUIKO Digital 14-42mmF3.5-5.6

大峰山脈の最深部を横切る国道309号線はかつて行者還林道と呼ばれた林道が昇格したものである。そのため今も落石や陥没が非常に多く、通行止になることもしばしばある。それでこの道沿いは知る人ぞ知る紅葉の名所である。見頃は例年11月上旬頃。昔からここを撮りに行くのが秋の恒例行事だった。昔はそんなに有名でもなかったから、本当に写真が好きな人だけが来る程度であったが、最近は写真雑誌などでたびたび取り上げられ、ネイチャーカメラマンのメッカになってしまった。もともと乗用車同士の離合にも苦労するほど狭い道だから、休日は修羅場となる。絶対に土日に行ってはいけない。だいたい車を停められる場所も非常に少ないから、行っても写真を撮っている余裕などない。三脚を立てて撮影しているネイチャーカメラマンなど迷惑千万だ。ここで一番効率良く撮影するには自転車が最適だ。気に入ったポイントですぐ停まれるから、車では絶対撮れないようなポイントでも撮れる。3年前はそうやって撮影した。ずっと上りなのでしんどいのではあるが・・。とかくネイチャーカメラマンは歩くことを嫌がる。他人に差を付けたければカメラじゃなく体力で勝負すべし。

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さて、この道は大きく分けて頂上部の行者還トンネルを挟んで東西に分かれる。東側は主に稜線に特徴があり、植林の中に尾根の上だけ落葉樹が残って、それが背骨のような面白い形に見える。他ではあまり見られない珍しい景観だと思う。この写真を撮った時はまだちょっと早くて、色付きが浅かった。時間的には朝の斜光が当たる時間帯が最も美しいだろう。ただ、ここの写真は腐るほど撮られているので、こんなのを撮っても他人の焼き直しにしかならない。


2010年11月 E-520 / ZUIKO Digital 14-42mmF3.5-5.6

一方、西側は渓谷美といえる。川迫川が刻む渓谷の両側には美しい紅葉の山肌が広がる。


2010年11月 E-520 / ZUIKO Digital 14-42mmF3.5-5.6


2010年11月 E-520 / ZUIKO Digital 14-42mmF3.5-5.6


2010年11月 E-520 / ZUIKO Digital 14-42mmF3.5-5.6

ここは非常に深い峡谷だから、日の当たる時間が短い。秋は午後3時を過ぎると日が差し込まなくなり、すべて日陰になってしまう。だから3時までが勝負だ。


2010年11月 E-520 / ZUIKO Digital 14-42mmF3.5-5.6

日が陰る直前の赤みを帯びた光が最も美しいといえる。

またしょーもないネイチャーフォトでお茶を濁してしまった。これは主にE-520の作例として取り上げてみた。実はこの頃はまだフィルム優位であったから、このカメラはあまり使っていないのだ。使う気にならなかった理由は、ピントが怪しいことと白飛びに弱すぎることだ。E-520のAF精度不良は有名な話で、たいがい前ピンになる癖がある。そのためピントが合ってるのか合ってないのかよくわからない眠い写真が出来上がってしまう。ローパスフィルターが厚いこともあるのかもしれないが、E-520で撮った写真のほとんどが解像感に欠けるのだ。またちょっとした逆光でも空が白く飛んで、それが実に安っぽい写真に見えた。この頃はJPEG主体でRAWではあまり撮っていなかったのだが、これは珍しくRAWで撮ったファイルから現像した。改めてLightroom4で現像してみても、白飛びだけはどうにもならない。発色自体はE-620より抜けが良いと思うのだが、やっぱりパッとしないカメラだ。

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