瀞峡と雷の滝

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自然


2018年7月 K-70 / smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED WR

全国唯一の「飛地の村」として知られる和歌山県北山村。三重県と奈良県に挟まれた地域に和歌山県がポツンと島のように存在している。地形的にも非常に複雑であり、飛地とならざるを得ない事情も窺える。

上の写真を撮ったのは7月7日。つまり先ほどの豪雨の最中である。ただでさえ雨の多い紀伊半島であるが、この時はなぜかそれほど降らず大きな被害も出ていない。それでも国道が通行止めになったため、ここへたどり着くまでずいぶん遠回りをさせられた。

この日も時折激しい雨が降っていて写真など撮れそうな状況ではなかったのだが、わずかな止み間を狙って数カットだけ撮ることができた。やっぱり防塵防滴は最強だ(笑)。普通ならこんな天気の日に写真は撮らないのだが、雨ならではの幻想的な光景を撮ることができた。


いわゆる瀞峡と呼ばれる場所。荒々しい岩壁が数キロにわたって続く。


こちらは小森ダムのやや下流にある雷(いかづち)の滝。国道のすぐ脇にあるので簡単に見ることができる。この場所も何度となく通っているはずなのだが、今まで写真を撮ったことはない。急いでいたから止まらなかったのか、水量が少なすぎて撮る気になれなかったのか? 幸か不幸か、この大雨の中だから水量は豊富である。落差33mと言われているが、こんな立派な滝があったとは気付かなかった。ただあまりにも近すぎて全景が収まらない。

ちなみにこれは高速シャッター1/250秒のバージョン。ISO1600まで上げているが、ノイズなんて全く気にならない。


こちらは低速シャッター1/8秒のバージョン。やっぱり滝はシャッタースピードの選択で表情が大きく変わる。手ぶれ補正が強力になったから手持ちでも余裕で撮れた。これはフィルム時代にはあり得なかった発想。三脚なんて糞食らえである(笑)。

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