ぶっ壊れたK-30の後釜を選ぶため、久々に量販店めぐりしてきた。一応、方向性としてはPENTAX以外のAPS-Cか、m4/3かのいずれかを考えている。チェックした機種について感想を述べてみよう。
OLYMPUS E-M10 mkII
何度も触ってるけど、右手側のダイヤル、ボタンが小さくゴチャゴチャしていて使いづらい。十字ボタンの押し心地も良くない。そして電源スイッチが左肩にあるのは最悪。
ただEVFの見え具合は最高。非常にきめが細かく、他社を圧倒する出来映えである。これを見てしまうと他社は使う気にならない。
LUMIX G7
外観のチープさはご愛敬として、小さすぎないサイズは握り心地が良い。一応2ダイヤルであるし、Fnボタンの数も多くて使い勝手は良さそうだ。そしてバリアングルモニターが付いているのは大きなポイント。
ただEVFの見え具合はOLYMPUSに大きく劣る。十字ボタンが薄っぺらく、非常に押しづらいのには閉口した。そして何よりの欠点は手ぶれ補正を内蔵していないことだ。価格的には5万を切っており非常にお買い得。しかしこれを買ってしまうとG8が気になることは間違いないだろう。
LUMIX GX7 mkII
今は62,000円程度まで下がっており、何とか射程圏に近づきつつある。最新の5軸手ぶれ補正を内蔵しているところがポイント。しかしこれも十字ボタンの操作性が最悪だ。パナは何でこうなるのか? EVFの見え具合はG7より劣る気がした。価格に性能が見合ってない。これならE-M10 mkIIを買った方が満足度は高いだろう。
SONY α6000
予算的に言って標準ズームキットしか手が出ない。それだけでどうしろと言うのか? ただ望遠系は旧ズイコーレンズが大量にあるのでマウントアダプター経由で利用可。オールドレンズ遊びするにはm4/3よりAPS-Cの方が良いに決まっている。
ただEVFの見え具合は最悪。ドットが粗いし、コントラストも低くて見づらい。言うまでもなく手ぶれ補正は内蔵していない。そして個人的にはSONY独特のユーザーインターフェイスが気に入らない。
FUJIFILM X-A3
この機種はFUJIお得意のX-Trans CMOSではなく、通常のベイヤー配列である。しかし、その方が変なクセがなく、サードパーティー製の現像ソフトも使えるので良いと思っている。一応2ダイヤルであるし、モニターはレンズ側に反転させることができるのが良い。ミラーレスとしては操作性はなかなか良いと思っている。
ただFUJI特有の問題として、ISO6400までしかRAWで記録できないという変な制約がある。FUJIはコンデジの頃からそうなんだけど、Pモードでシャッタースピードが1/4秒までとか、変なところで制約が多いんだ。そして何よりもレンズが最大のネックだ。
Nikon D5500
本当はD5300が欲しいのだが、店頭にはもうD5500しか置いてなかった。基本的なスペックはD5300と同じなのだが、ボディーが少しスリムになったという程度。しかしD5300にはD5500にはないGPSが付いているからお買い得。買うならD5300のダブルズームキット2と決めている。望遠ズームは55-200mmの方が性能が高いからだ。
もう嫌と言うほど触ってるが(笑)、改めて覗くとファインダーの小ささに愕然とした。このファインダーじゃ手持ちのAFの効かないニコンレンズでMFするのは厳しいだろう。スペック的にはそつなくまとまっていると思うんだが、電子水準器がない、AF微調整がないなど、細かいところで中級機と差別化されている。そして個人的にはNikonのエントリー機特有の操作性が好きではない。ただ、軽さだけは良いと思った。
Nikon D7200
狙いはもちろん安くなったD7100だけど、店頭にはD7200しかない。かつてD7000で痛い目に遭ったけど、やっぱりこのクラスになるとデカすぎるんだ。グリップの厚みがありすぎて握るだけで手が疲れてしまう。もちろんファインダーの見え具合は最高だし、エントリー機の不満点はすべて解消されているのだが、個人的にこのデカさはあり得ない。Nikonにはどうしてコンパクトな中級機が存在しないのか?
PENTAX K-70
未だに店頭で実機にお目にかかったことが一度もない。やる気あるのかPENTAX!(爆)
結論は?
まずm4/3はどれもボタン類が小さく非常に操作しづらいのが難点。そして根本的な問題として、たとえE-M10 mkIIやG7を買ったとしても、写り自体はE-PL5あるいはGM1と何も変わらないということだ。それならばわざわざ買い換えなくてもE-PL5とGM1があれば十分じゃないかという気がする。やっぱり同じフォーマットを増やしても意味がない。
そしてSONYやFUJIはレンズの問題があるからまず考えられない。したがって残るD5300が最有力である。もともと完璧なカメラなんてないんだから、多少のことには目をつぶって、もうそれで良いのではないか?と思った。しかしファインダーを覗いて気が変わった。やっぱりあの小ささは気分が萎える・・
そうするとまだ見たこともないK-70が浮かんでくるんだ(爆)。何度考えてもK-70は理想に最も近いカメラだ。これを買ったらすべての点で満足できる。ただし壊れなければ・・(爆)。K-70で絞り制御ブロックの問題が解決されている保証はどこにもない。たぶんされていない可能性が高い。メーカーもそんな情報は一切出さないだろうし、時限爆弾付きを知りながらK-70を買うのはバクチでしかない。悔しいけどやっぱりいいカメラなんだ、K-70は・・
結局、「何も買わない」が最良の選択ではないか? K-30がなくてもE-PL5で十分間に合っている。そして今は超財政危機でカメラを買う金なんて全くない(爆)。
コメント
何も買わないと言う選択肢を含め、悩んでいる時が一番楽しいと思うしかないのかもしれませんね。
確かにK-70は魅力的です。レンズの資産もありましょうし、その故障の可能性を除けば、一番安上がりでしょうし。しかし店頭に並んでいないとはホントにPentax,Ricohってやる気ないんですねぇ。
うちは今週末、K-5を2台にDAレンズの全てを売却してきます。
>BigDaddyさん
たぶん買った瞬間に興味なくなりそうです(笑)。
ほんとに一番安上がりなのがK-70なんですよね。壊れさえしなければ・・(笑)
どうせ壊れるなら保証期間中に壊れてほしいです(笑)。
Pentax全売却ですか! 私も全部売り払いたい・・
いよいよα7II購入ですかね?(笑)