パナは壊れやすい

投稿日:2019年11月3日 更新日:

デジタルカメラ

DMC-GM1Sを買ってから4年。カメラ本体は調子良いものの、レンズの手ぶれ補正が壊れたことは以前書いた通りである。

LUMIX 12-32mmF3.5-5.6の手ぶれ補正が壊れた?

その後、時を置かずしてズームリングが外れるという故障が発生した。まあこれは12-32mmの持病みたいなものだから、自分のもご多分に漏れず外れただけである(笑)。これは瞬間接着剤で自己修理。

ところが、今度は旅行中に電源スイッチのレバーが外れるという故障が発生した。

この状態では電源を入れることもできない。外れたレバーを仮にはめ込んで何とか回すことはできた。

これが外れた電源レバー。裏を見ると3ヶ所の爪で引っかかっていて、それが接着剤で固定されているだけの構造のようだ。万が一、落としてしまったら最悪である。電源を入れることすらできなくなる。修理に出したら部品代と技術料でウン万円もぼったくられるのであろう。結局、これも瞬間接着剤で自己修理。

これほどあちこちが壊れるとパナの設計思想を疑いたくなる。そもそもズームリングといい、電源レバーといい、こんな力のかかる部分に接着剤を使うというのはいかがなものか? 聞いた話では、過去にはストラップ金具がもげる事例もあったようだ。それこそ恐怖ではないか。

長年、オリンパスもニコンもペンタックスも使っているが、この手の故障は一度も経験していない。こういうところがカメラ屋と家電屋の設計思想の違いなのだろうな。パナのカメラは機能的にはよく練られていて完成度が高く、デザインも洗練されていてかっこいい。それでいてリーズナブルでコスパが高い。だからつい買いたくなる。しかし、肝心の耐久性がダメなのだ。どうもパナ製品はこういう機械的な工作強度が相当弱い。もちろんどのメーカーもコストダウンはしてるんだけれど、パナはコストダウンしちゃいけない部分をコストダウンしちゃってる気がする。だからすぐ壊れる。

確かに酷使はしているのだが、これでもう自分の中ではパナ製品への信頼度がゼロになった。これからも使い続けると、きっとあちこちがポロポロと取れてくるのだろう。そういう構造なのだから仕方がない。かつての松下電器産業は家電の王様と言われ、品質の高さで絶大な信頼を得ていた時代があった。ずいぶん落ちぶれたものだ。これは日本企業の沈没とも言えるだろう。ともかく、パナ製品は二度と買わないという決意を新たにしたのであった。

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