K-S2売却計画が突如持ち上がったんだけど、これってよく考えるとD7000を売った時の状況と似ている。まあ持ってても使わないことは確かなんだけど、要するに生活苦のため目先の現金が欲しいだけなんだよな（爆）。棚ぼたで3万円が手に入るのはものすごく魅力的だけど、D7000は売って後悔した前例がある（爆）。
で、仮に売ったとすれば、その後のことを考えていなかった。K-S2がなくなったら後に残るのはE-PL5とGM1のみ。どちらもm4/3のメイン機としてはしょぼい。今となってはカメラなどどうでもいいのでGM1オンリーでも良いくらいなんだけど、最大の問題は手ぶれ補正がないということ。望遠系になると手ぶれ補正がないと使えないので、実質的に12-32mmの専用機となってしまう。よってE-PL5も手放せなくなる。それかパナの45-150mmを買い足すかである。
今後完全にm4/3へ移行を目指すならば、EVF付きのちょっと大柄なボディーはどうしても必要になる。そのくらいでないとメイン機としての風格がない。そこで気になるのがLUMIX G7だ。実は2年前に同じような記事を書いていたのを見つけて苦笑してしまった。2年前も同じようなことを考えていたんだ（笑）。
どうもK-S2とG7は対抗馬として常に比較されてきたようだ。確かにこの2機種はカテゴリーこそ全く異なるが、同じバリアングルモニター付きであり、価格的にも近いことからライバルとして意識されてきたのだ。そして結果的にはK-S2が今手元にある。
G7はすでに2世代前の機種となり、とっくにディスコンになっている。それでもまだ新品はわずかに残っていて最安値で45,000円くらい。かつての高値から比べるとかなり安くなったが、それでも割安感はほとんどない。中古でも35,000～40,000円するから、やっぱり安くはないんだ。
仮にK-S2を売ってG7に買い換えたとしよう。すると動画は間違いなく満足できる。K-S2の動画はクソ未満でしかないから、写真と動画を1台でこなすにはG7は最強である。ただし手ぶれ補正がないことが最大の弱点。いつもそこで引っかかる。オリの12-50mmがあっても手ぶれ補正は効かないから暗所では使えない。もちろん望遠ズームは明るい場所でもアウトだ。もし完全に手ぶれ補正が効くシステムを望むならば、パナの12-60mmなどの追加投資がさらに必要になる。
一方、K-S2を残したとすれば、18-135mmがあってしかも手ぶれ補正付き。これ1本で全てカバーできてしまう。AF精度を気にするのが鬱陶しいわけだけど、せっかくバリアンが付いているんだからG7と同じように初めからミラーレスとして使えばいいんだよ。そうすればピントも露出も常に完璧。一眼レフの欠点は解消される。幸いPentaxのライブビューAFはとても速いから、実質的にミラーレスとして使っても実用性は高いんだよ。
そうすると今さらG7への乗り換えはあり得ないだろうと思われる。ではG8はどうか？ G8ならボディー内手ぶれ補正だから手持ちのレンズがすべて使える。もちろん動画も言うことなし。現時点で理想に近いカメラだと言える。ただし！値段がベラボーに高い。G9が出たと言ってもまだまだ高嶺の花で9万円くらいする。最近のパナは強気だから大きく値下がりすることはないだろう。とても手は出ない。それよりは最近値下がりし始めたE-M5 markIIの方が良いに決まっている。これなら7万円。それでも手は出ないが・・
もっと現実的な路線で行けば、E-M10 markIIだろう。しかし、もう在庫が少なくなり新品なら55,000円まで値上がりしている。今さら新品買うのもアホらしいから中古ということになるが、それでも42,000円はする。一時は新品が47,000円まで下がったことを考えると割高感たっぷりでやっぱりアホらしい。だってK-S2を売ってさらに追い金12,000円だからね、どっちが格下なんだか・・
そこまで考えると、次期m4/3機の最有力候補としてはGX7 markIIしか残らないんだな。これならEVFと手ぶれ補正は付いているし、比較的小さいから携帯性も優れている。言うまでもなく動画は良いので写真と動画の1本化も実現できる。価格もずいぶんこなれてきて、新品で55,000円くらいまで下がっている。G8のボッタクリ価格から考えるとこれは良心的と言えるだろう。いずれは手に入れたいカメラである。とは言っても、この生活苦でとても手は出ないが・・
結局、K-S2を売れば一時的に3万円はゲットできるものの、その穴埋めのためにさらに出費がかさむことが確実である（爆）。やっぱりK-S2は売らず、動画用にGM1を持ち歩くのが最も現実的という結論になるんだよな・・（爆）