北八ヶ岳・丸山から白駒池への苔の森

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2018年7月 K-70 / smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED WR

森と湖の美しさで知られる北八ヶ岳。中でも白駒池は主要な観光地であり、駐車場から徒歩15分ほどで探勝することができる。しかし今回は白駒池だけでなく、麦草峠を起点に丸山から高見石を経て白駒池を周回するルートをとった。本格的な登山というほどではないが、標高差200m以上を登らなければならないちょっとしたトレッキングコースである。それなりの装備は必要だ。


麦草峠から丸山へ登っていく途中、全く展望の効かない鬱蒼とした原生林が続く。北八ヶ岳の代名詞である苔も至るところに見られる。


ちょっと得体の知れないキノコを見つけた。


丸山へ登る急斜面はとりわけ苔が美しい。


たった200mとはいえ、これが結構きついんだ。息を切らしてやっとたどり着いた丸山山頂。標高2329m。


丸山からどんどん下って高見石小屋に着く。その前に高見石と呼ばれる自然の展望台があり、積み重なった岩を登っていく。


高見石からは蓼科山、縞枯山、茶臼山など北八ヶ岳の山々を望める。


これがさっき登ってきた丸山。


南側には中山がそびえる。


眼下にはこれから向かう白駒池が小さな鏡のように見える。


高見石から白駒池までとにかく長かった。下りがきつく、膝に堪える。コースタイムには30分と書いてあるが、とてもそんなくらいじゃ着かない。45分はかかったと思う。やっと白駒池の畔に出て、池を左回りに周回する。


ここまで来ると明らかに客層が違う(笑)。ほとんど観光客だからな。池を一周する遊歩道があるが、実際には樹林に覆われ、池は数ヶ所からちらっと見えるのみである。


白駒池の畔も苔が多い。多くの観光客はこれを目当てに来るのだろう。


青苔荘を過ぎて池の北側を通る遊歩道。


青苔荘から白駒荘の間は池が見えるポイントが多い。池を見たければとりあえずここへ来れば良いだろう。


白駒荘の手前から駐車場に戻る道に入った。ここは苔がとてもきれい。苔だけ見たければ池まで行かなくてもいいだろう(笑)。カメラを向けている観光客多数。


薄暗い場所に生えるギンリョウソウが咲いていた。


これはまたちょっと変わった種類の苔。くるくる巻いたヒゲが面白い。


白駒池の駐車場には出ないで麦草峠へ戻る山道に入る。ここは白駒の奥庭と呼ばれる場所。


麦草峠周辺は美しい笹原に包まれる。

白駒池はたぶん3度目くらいだが、苔を撮ったのは初めて(笑)。フィルムカメラで撮るのはきついんだよな。サクッと回って終わりだと思ってたら、結局4時間もかかった(笑)。

コメント

  1. BigDaddy より:

    おお!、3度も行かれていたんですか!。私は昨年初めて行って来て感動しましたね。ここって今回の型落ちハンターさんのように登山のルートとして歩く人、確かに昨年、苔や池に目もくれず、奥へずんずんと入っていく人を多く見ました。

    時に、池近くの山荘って火事で全焼したんですよね。ニュースを見た時びっくりしました。あそこでポカリスエットを買ったなぁって。

  2. 型落ちハンター より:

    >BigDaddyさん

    過去2度行ったときは苔には目もくれず歩いてましたからね・・(笑)
    池の奥の方から登山コースが分岐してますよ。

    全焼したのは白駒荘か青苔荘かどっちでしたかね?
    白駒荘の前は通ってないんですが、建物自体は存在してましたよ。新しく建て直したのかな?