ユーザーを大切にしない企業に未来はない

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世間ではE-M1の発表で浮き足立っているが、そんなものに興味はない。その陰でひっそりと行われたフォーサーズ終了に怒り心頭なのだ。この際だから徹底的に言わせてもらおう。オリンパスはユーザーのことなどこれっぽっちも思っていない。とにかく目先の利益だけ確保できればそれでいいと考えている企業だ。

思えば鳴り物入りでフォーサーズが登場したのが今からちょうど10年前の2003年。当初から高感度に弱いだの、無駄にでかいなどと叩かれながらも地道に改良を加え、次第にラインナップを拡充していった。フォーサーズの基本理念は小さいフォーマットの利点を生かし、レンズ性能を極限まで追求することによって、コンパクトで高性能なシステムを実現することであった。そのため他社には真似のできないような高性能なレンズが存在し、そこに惚れた固定ファンが多数いたのも事実。しかしフォーサーズの絶頂期ともいえる2008年、突如としてマイクロフォーサーズ規格が発表され、2009年に最初のマイクロフォーサーズ機となるPEN E-P1が発売されることになる。当初、E-SYSTEMは30年は使えるシステムを目指すと豪語していたはずのオリンパスが、わずか5年にして方針転換である。そして2010年のE-5を最後にフォーサーズマウントのボディーは新規に開発されなくなった。今ごろになってフォーサーズ終了を言い出したが、実質的には登場からわずか7年で事実上の終焉を迎えていたのである。


もちろんカメラは工業製品であり、利益の追求が企業の目的であるから、永遠に続くシステムなどあり得ない。時代の変化とともにいずれ終わるときが来る。たとえばOMシステムは登場から30年後の2002年に静かに幕を閉じた。それでも30年も続けば企業としての責任は立派に果たしたと言えるだろう。ご苦労様と言いたい。しかしだ、登場からわずか5年で方針転換し、7年後には実質的に終了したフォーサーズはあまりにも早すぎる。これでは「試しにフォーサーズ規格を作ってみましたけど、うまく行かなかったのでやっぱりマイクロフォーサーズにします」と言っているに等しい。企業にしてみれば「ごめんなさい」で済むかもしれないが、フォーサーズに期待して大金を注ぎ込んだユーザーの立場はどうなるのか? 「作り逃げ」は企業として無責任極まりない最悪の態度である。ボディーはともかく、レンズは後々まで残るものだから、勝手にマウントを変えてもらうとユーザーは大迷惑なのだ。いくらマウントアダプターで位相差AFも使えますなんて言ったところで、そんなのはクレームから逃れるための言い訳に過ぎない。しょせん「本物の」位相差AFに敵うはずがないし、アダプター経由では強度的にも心許ない。とりあえず「あなたのフォーサーズレンズも使えるようにしてあげましたから許して」と言っているようにしか聞こえない。

オリンパスの場当たり的な体質はそれだけじゃない。E-P1以降の新製品開発のサイクルは本当に酷かった。1年ごとなんてものじゃなく、わずか数ヶ月単位でE-P1, E-P2, E-PL1, E-PL1s, E-PL2, E-P3と矢継ぎ早に出してきた。そしてそのどれもが「どこがどう違うのかよくわからない」くらいの差しかないのだ。これなどは典型的な「試作品」のレベルといえる。とりあえず市場に出す前の試作品を製品として出してみて市場の反応を窺い、それを元に改良を加えていくというやり方だ。こんなカメラを買っちゃったユーザーはまさに「実験台」だ。でもオリンパスはそんなこと知っちゃいない。実験だろうが何だろうがとにかく儲かればいいのだ。それを後の完成品につなげてガッポリ儲ける糧にする。それがE-M5やE-P5なのだろう。大枚はたいて試作品を買っちゃったユーザーは泣き寝入り。一番悲惨なのはE-P1のユーザーだろう。そのわずか4ヶ月後に出てきたE-P2は、単にE-P1にEVFが付くように改良しただけに過ぎない。それを知ってE-P1ユーザーは怒り狂っただろう。これなどはどう考えてもEVFが間に合わなかったから、とりあえずE-P1として出したとしか思えない。本来ならE-P2が最初のPENになるはずだったのだ。完璧にユーザーを蔑ろにしたペテン商売である。

どうもオリンパスの場当たり的、その時さえ良ければいいという風潮は昔から伝統的に変わらないようだ。例の損失隠し事件にしても、とりあえず今はバレなきゃいいと思っていたことは間違いないだろう。本当に根底から腐っている。そしてユーザーを大切にしない風土、もっと言えば将来を見据えた事業展開ができないこともこの会社の伝統的な体質らしい。それができないからこそ、いつまでも低シェアに甘んじているのである。ここから本題に移るが、それを最も端的に表しているのが純正RAW現像ソフトのOLYMPUS Viewer(以下OV)だと思っている。

OVの詳細については省略するが、とりあえずRAWで撮っておけば後から自由にパラメータを変えることができ、カメラが出すJPEG画像とほぼ同じ絵が得られるのが純正現像ソフトの役割。これにはオリンパス独自のアートフィルターも含まれ、後からでもかけ直すことができるので、撮影時にアートフィルターを適用させるより何かと都合が良い。しかしだ、このOVではアートフィルターに関して不条理な制約を設けている。アートフィルターが搭載されたのはE-30が最初であったが、それ以前の機種では何とアートフィルターを適用することすらできないのだ。そしてアートフィルターも世代を追うごとに新しい種類が追加されていっているが、基本的にはそのカメラに初めから搭載されている種類のアートフィルターしか選ぶことができない(一部例外はある)という徹底ぶり! 何というドケチな仕様だろうか!

アートフィルターと言ってもたかがソフトウェア処理である。別にオリンパスの専売特許でも何でもなく、同じことはPhotoshopなどを使えばいくらでも再現することができる。それなのにカメラに内蔵されている種類しか使わせないとは何というケチくさいことをするのだろうか。これなどもユーザーの心理を完全に無視していると言える。だいたいE-P1以降のPENシリーズはモデルチェンジの間隔がきわめて短く、どこが変わったのかよくわからないことが多い。E-PL5でようやくセンサーが大きく進化したが、あとはほとんどアートフィルターの種類が増えたり、操作性が少し改善されたりくらいの差しかない。それらはほとんどソフトウェアの変更で済むような些細な問題だ。だからアートフィルターの種類が増えたからと言って、わざわざ買い換えるような律儀な人間はいないだろう。もしOVで新しいアートフィルターが使えるのならば、今のカメラをもう少し使い続けようと誰でも考えるだろう。そしてセンサーなりAF性能なりが大きく進化した時点で満を持して新機種に買い換えるのだ。ソフトで解決できる問題は買い換えに値せず、ハードに有意義な進化があったときのみ買い換えの対象とする。それがまともなユーザーの思考回路だ。しかしオリンパスはそれをわかっちゃいない。旧機種のユーザーには意地でも新しい機能を使わせず、あくまでも一世代ごとに買い換えを迫ってくるのだ。「新しいアートフィルターを搭載してやったから、それを使いたければ新型を買え!」と来たもんだ。オリンパスは値下がりのスピードが凄まじく、最後はいつも投げ売り状態になるが、逆に言えばもともとそのくらいの価値しかなかったということになる。次々と新製品を出しては暴落させるのも、わざとお買い得感を演出して買い換えを促そうとしているようにしか思えない。

OVのドケチ仕様はアートフィルターだけかと思っていたら、実はそうではないらしいことがわかってきた。とある方のブログで知ったのだが、E-P3のRAWファイルをOVで現像すると、いくらノイズリダクションをオフにしても暗部だけが妙にモヤモヤした塗り絵画質になってしまうということらしい。実際に画像がアップされていたので見てみたが、確かにノイズを無理やり潰したような酷いモヤモヤ画像だった。そしてこれはどうもオリンパス得意の「ファインディテール処理」が悪さをしているらしいこともわかってきた。ファインディテール処理といえばE-5に搭載されたのが最初で、後にE-P3以降のPENシリーズ、OM-Dシリーズにも搭載されている。画像処理エンジンの世代で言えば、TruePic VIに相当する。ところがE-PL2のRAWファイルを同じようにOVで現像しても、そういうモヤモヤ画像にはならないのだ。ノイズリダクションをオフにしてやれば、多少ノイズが残るものの、全体にピリッとした画像になる。同じOVで処理したにもかかわらず、明らかにE-P3とは絵作りの傾向が異なっている。ちなみにE-PL2の画像処理エンジンはTruePic Vという一世代前のもので、ファインディテール処理はまだ搭載されていない。そこから類推すると、どうやらOVはカメラの機種によって画像処理エンジンに相当するアルゴリズムを使い分けているとしか考えられなくなってきた。結果的にカメラが吐き出すJPEG画像と同じに仕上がるようにチューニングされているのである。基本的にセンサーが同じでも画像処理エンジンが進化すれば画質は向上するから、旧機種のユーザーでも新しい画像処理エンジンの処理を適用させればその恩恵にあずかることができる。これもまたソフトウェア処理に過ぎないから、RAWファイルさえ残っていれば画像処理エンジンが進化するほど良い画質を手にすることが可能になる。それが本来あるべき姿だ。しかしここでもオリンパスは頑として旧機種のユーザーに新しい画像処理エンジンを提供しようとはしない。「古いカメラはいつまでも古いままでいろ!」と言っているのである。

そして極めつけのドケチ仕様を今日発見してしまった。つい最近、OV3が1.1にアップデートされたのだが、新バージョンではハイライト/シャドウコントロールという機能が(ようやく)実装された。これまでOVにはこの機能がないことが大いに不満であり、そのためにLightroomを使っていたとも言える。デジタルカメラ、特にフォーサーズは白飛びに弱いため、明暗差の強い風景ではギリギリ白飛びしない露出で撮っておいて、後からシャドウを持ち上げるという処理を常套的に行う。これをやらなければRAWで撮る意味はあまりないとも言えるほどだ。ところがである、何とこのハイライト/シャドウコントロールは最新機種のE-M1でしか使うことができないのだ! ご丁寧にもTruePic VIIのロゴが入っている。TruePic VII搭載機種以外はお断り!ということらしい。あまりのドケチさ加減に呆れてしまった。ハイライト/シャドウコントロールと言っても実体はトーンカーブと同じで、ニコンのViewNXには初めから実装されている機能。RAW現像をやるには必須の機能であり、あって当たり前の機能ともいえる。 それをいかにも勿体ぶって、最新機種のユーザーにしか使わせないとはどういうことか? しかもハイライト/シャドウコントロールは何もE-M1で初めて搭載されたわけではなく、あまり知られていないがE-PL2にもちゃんと実装されている。カメラにもともと搭載されている機能がOVで使えないとは、それ自体矛盾しているではないか! まったく信じられないドケチさ加減に開いた口が塞がらなかった。

これでオリンパスの企業風土が明らかになってきただろう。要するに「釣った魚に餌はいらない」ということに尽きる。後から追加された新機能は、新製品に買い換えない限り一切使わせないという強い意志が感じられる。しかしこういうユーザーの神経を逆撫でするようなケチくさいことをやって、オリンパスが何か得をするとでも思っているのだろうか? 逆にもし、新しいアートフィルターや新しい画像処理エンジンを旧機種のユーザーにも開放して大盤振る舞いしたとしたら、その時は確かにしばらく買い換えを思いとどまるユーザーが増えるだろう。しかし、RAW現像なんてめんどくさいことはやりたくないと思っているユーザーならば、やはり欲しい機能があればすぐに買い換えるはず。少なくともそのことでオリンパスが何か損をするわけではない。それどころか、新機能を惜しげもなく提供することで既存ユーザーからは「神」扱いされ、後々までユーザーの面倒を見てくれるありがたいメーカーというブランドイメージが作られる。そして次に画期的な新製品が発売されたときには、既存ユーザーはこぞって買い換えをしてくれるだろう。なぜならば、オリンパスはいつまでもユーザーを見放さないでいてくれるから安心して投資できるという意識が定着しているからだ。しかし現実のオリンパスはそれと正反対のことをやってしまっている。今のカメラを少しでも長く使ってもらおうなんていう意識は微塵もない。とにかく買ったらそれまで、あとは新製品が出るたびに買い換えさせることしか考えていないのだ。短期的に見て多少売り上げが落ちようとも、長期的に熱烈なファンを育てていこうという意識がこの会社にはまるで欠如している。「客質」という言葉があるが、ちょっと風向きが変わればすぐ他社に浮気してしまう浮動ユーザーより、何があろうとそのメーカーにこだわって支持してくれる固定ユーザーの方が企業にとってはありがたい存在であることをオリンパスは何もわかっちゃいない。

ところでデジタルカメラを構成する要素には大きく分けて三つある。一つはセンサーやシャッターなどのハードウェア。こればっかりはカメラを買い換えない限りどうにもならない。特にセンサーは画質を左右するから、古い機種はどうやっても新しい機種には敵わない。その差が大きくなったとき、買い換えの対象となる。二つ目は画像処理エンジンなどのファームウェア。厳密に言うと専用のチップでやらせているからハードウェアに該当するが、その実体はソフトウェアと等価である。もちろんメニューなどの操作系もファームウェアに含まれる。これらのファームウェアも新製品が出るたびに改良されていくわけで、ファームウェアさえ書き換えれば新機種と同等の機能が得られる場合も多い。しかし実際にファームウェアのアップデートが行われるのは原則として現行機種の間に限られるだろう。なぜならファームウェアの開発というのは非常にコストがかかるからだ。機種が異なればCPUや周辺回路も異なるため、そのソフト開発ができる人間は限られてくる。ゆえにどうしても高コストになるのだ。ソフト屋だからその辺の事情はわかる。だからいつまでもファームウェアをアップデートすることまでは求めない。新しい機能が欲しければ新製品を買ってもらう、それでいいだろう。そして三つ目がRAW現像ソフトだ。デジタルカメラはここまでをカメラの一部と考えるべきだ。なぜならRAWファイルさえ残っていれば現像ソフト次第でいくらでも絵作りを変えることは可能だからだ。そしてRAWファイルというのはセンサーが出力した信号をそのまま記録した純然たるデータである。そこにハードウェアが絡む要素は一切なく、完全にPCのCPUの上でだけ処理される。ゆえに新しいアートフィルターだろうが、新しい画像処理エンジンだろうが、新旧の差別なく一律に適用することが可能だ。むしろ機種によって使い分ける方がコストがかかると言える。だからソフトウェアでできることはすべてのユーザーに平等に開放すべきなのだ。そこまでしてもRAW現像をやりたくないユーザーはやはり新製品を買ってくれるのだから、メーカーが実質的に何か損をするわけではない。それどころかユーザーの信頼感が得られて、将来的に固定ファンが増えることにつながる。

オリンパスはそこを完全に勘違いしているのだ。既存ユーザーを粗末にすればするほどユーザーの心は離れて、「それじゃ他社へ行くわ!」ってことになる。10年先はおろか、3年後の展望ですら見通せない会社、それがオリンパス。すべては場当たり、思いつき、出たとこ任せ。こんな会社、もう終わっている。

コメント

  1. BigDaddy より:

    すっ、素晴らしい!、読み応えありました。フォーサーズユーザーじゃありませんが、確かに、これからはフォーサーズだ!、と新規格を立ち上げたのに関わらず、儲からない、売れないと言うだけで短期間で終わらせるのは企業としての責任が問われますよね。コダックがぽしゃったのと何か関係があるのか、はたまた、少し前の粉飾紛いのお家騒動で決断を迫られたのか・・・。E-5の後継でなく、小型のE-620の後継をSonyセンサーで1機種でも作っていたらまた違っていたのでしょうね。

    PENの発売サイクルもそうですね。近頃の噂ではE-PMシリーズが無くなるとか。これはPanasonicにも言えており、4つのシリーズがあるんですよねぇ。GX1なんてそろそろカタログ落ちですが、E-P3よりも投売りでお買い得みたいです。

    OVに関してもご尤もです。とにかくハイライト、シャドー補正がE-M1専用ってのに笑っちゃいました。もしやと思い、E-P3のRAWファイルをバイナリエディタでカメラ名称を変更してみましたが、やっぱり駄目でしたね。またカメラ名をE-P2LとかE-P2にしても、シャドー部のモヤモヤは消えてくれませんでした(笑)。どこかでファインディテール処理をキャンセルする何かがありゃ良いのですが、流石に判りません。

    アートフィルターに関してはソフト本体に盛り込むのでなく、OV上で作動するプラグインとして開発すりゃ良かったのでしょうね。そしてそれを有料にすれば欲しい人は買いますもんね。ちなみに、E-P3で使えるアートフィルターは12種類で、あくまでも「もどき」ですが、Lightroom、Photoshop、それと幾つかの手持ちのPhotoshopプラグインで全て実現出来ました。比較したら違いが判りますが、それだけを見せたら、恐らく皆さん、おっ、これはオリのアートフィルターだね!、ときっと言ってくれるかと(笑)。

    いやぁ、面白い内容でした!。まだまだ書き足りないのですが、その分は自分のブログ用に取っておいて、小出しにして行きます(笑)。

  2. オーナー(考え中) より:

    >BigDaddyさん

    ありがとうございます。急いで書いたのでなんかまとまりのない文章になっちゃいました。(^^;
    まあ久しぶりに毒を吐いてスッキリできましたけど。(笑)

    例のお家騒動で資金繰りが悪くなったのもフォーサーズ撤退の一因に違いないですよ。これはもう自業自得としか言いようが・・

    確かにパナもラインナップ作りすぎですよね。オリンパスもPENとOM-D、似たようなのを二つも作ってどうするのだろう?と思います。いずれまた統合なんてことになりそうですね。(苦笑)

    カメラ名の書き換えは自分もやりましたよ(笑)。たぶんどこかわからない場所に秘密の情報を書き込んでいるのでしょうね。その徹底ぶりは大したものだと感心しますよ。(苦笑)

    いっそのことOVも有料にしちゃえばいいんだと思いますよ。ニコンなんか無料版と有料版がありますしね、オリンパスも昔は有料版があったんですよ。何でやめちゃったんだろう?
    有料にする代わりに、最新の画像処理エンジンの機能はすべてのユーザーが平等に使えるようにする、それがあるべき姿だと思います。

  3. 山内 より:

    こんばんわ

    僕の場合、オリンパス機はE300しか持ってないし、10年ほど使ったのでそろそろマイクロに移行する機会をうかがってました。M1のあのスペックでの登場はかなりうれしいです。フォーサーズレンズとのマッチングは実機が出てみないと分かりませんが、まーM5よりましなら僕的にはOKです。

    何よりもうれしいのはファインダー倍率です。これは待ちに待った甲斐があると言うものです。倍率の小さいOVFよりずっといいと思います。

    マウントは変わったけれどフォーサーズボディーはそのまま使えばいいし、フォーサーズレンズもしばらく使えるみたいだし、山に持ってゆくカメラ選びに迷うのが楽しみです。

    ニコンFマウントが凄すぎるんでしょうね。

    フォーマットが小さくてもフルサイズと同じレンズ効果を出せる技術が出てくるんじゃないですか。

    M1買うかどうかは微妙ですが・・・爆。

  4. 匿名 より:

    読み応えありました。
    私は日進月歩のデジタルの世界だからこそフォーサーズ立ち上げから10年で終わってしまうのも致し方無いと感じてます。

    そもそもフォーサーズとマイクロフォーサーズは別のマウントと考えれば、
    腹も立ちませんし諦めもつきます。

    E-5でフォーサーズが終わると言ってくれただけ諦めつきましたし、
    他社に移行しやすくなりました。
    フィルムの時とは時代が違いますからね。

    ただ怖いのは、
    気に入った描写のレンズと撮像素子があっても10年も使い続ける事が出来ないであろう現実ですかね。

    お気に入りのフィルムカメラがあるので、
    デジタルについて右往左往しなくて良いだけ私は幸せなのかもしれませんが。

    良いカメラ、
    良いレンズ、
    良い企業に出会える事が一番なのでしょうね。

  5. オーナー(考え中) より:

    >山内さん

    E-M1ってE-P5にEVF付けたのとほとんど同じですよね。何でスペックが同じでデザインだけ違うのを2つ出すのか意味不明・・
    しょせんAFはE-5には及ばないらしいですよ。
    左手側にある電源スイッチとか、まったく実用性を考えられていないですね。
    初めからあのカタチありきなんですよ。過去の栄光にしか生きられないメーカーは要りません。

    どうせ数年後にはフルサイズ版ミラーレスを出すんでしょう。
    10年後にマイクロがまだ生きてたら認めますよ。(笑)

  6. オーナー(考え中) より:

    >匿名さん

    わずか5年であっさり方針転換するようなメーカーを絶対に信用しません。
    デジタルだから短期間で終わっていいという理屈は通用しませんよ。
    たとえフォーマットが変わってもマウントは変えてはいけません。
    ユーザーにとってはレンズが全財産なんですから・・

    とりあえずフォーサーズ終了を明言してくれたのは救いだと思います。
    ここでまたのらりくらりとはぐらかされたら、さらにフラストレーションが溜まっていくわけですからね・・
    これでOVFにこだわる限り、他社へという流れが明確になりました。
    そして手元にあるフォーサーズのボディーやレンズが消えてなくなるわけではない、これも事実です。
    メーカーが撤退しても壊れるまで使い続ける、それでいいんだと思います。

  7. gsgb より:

    初めまして、いつもブログを拝見させておりますが、初コメントです。
    自分もE-410、E-620と数本のレンズに投資してきた一人です。
    マイクロフォーサーズの登場の時は「お…!」な印象でしたが、
    E-5の後継機がいつまでたっても出てこないことには「…」でした。
    ずっと様子をうかがってきたためマイクロには手を出してません。
    出さないなら早くくたばれフォーサーズと思ってここまで来ましたが、
    E-M1の発表でようやくこのメーカーと決別できたと思えましたね。
    ほんとに仰るとおりで頷いてしまっております。

    内容のないコメントで申し訳ございません。
    長文失礼しました!

  8. オーナー(考え中) より:

    >gsgbさん

    はじめまして。
    フォーサーズの時代から入ったユーザーとマイクロから入ったユーザーではオリンパスに対する見方が全く異なるでしょうね・・
    マイクロ組は先進的で面倒見の良いメーカーと概ね好意的に受け止めているはずです。
    しかしそれは実害を被ってないからわからないだけなんです。自分のお金じゃないと痛みはわからないですよ。
    フォーサーズ組からは恨み節しか聞こえてきません。それらのユーザーは勝手に他社へ行けと言わんばかりの冷遇ぶりですね。
    もうこの会社は上層部が腐っているのでどうしようもないんです。
    マイクロ組もいずれ裏切られて目が覚めるときが来るでしょう・・

  9. 匿名 より:

    横レス申し訳ありません。
    私自身510からフォーサーズ始めたんですが、
    恨みは無いです。
    恨みを持つ方々はレンズを資産と思っている方々なのかなと感じております。
    12-60,50-200,50F2マクロ所持している程度では恨みも湧きませんし。

  10. オーナー(考え中) より:

    自分も安いレンズしか持ってないのでどうでも良いようなものですが、
    恨みというより、せっかく良いシステムを作ったのにもう潰してしまうのは残念な気持ちでいっぱいです。

  11. strikeback より:

    はじめまして。たった今までE-M1を注文するか悩んでいましたが、吹っ切れました。
    1度注文していましたが、ソニーのフルサイズミラーレスを見て、キャンセルしてしまいました。
    それでも、何とか再注文をする理由を自分なりに探していたのです。
    オリンパスの今後の方向性を考えると、マイクロのままではユーザーへの訴求力がないと思うのです。
    以前、書かれていた通りフルサイズにしてマウント変更か、ソニーへデジカメ部門売却・・・・
    510、FTレンズ5本、PL5とオリンパスを購入しましたが、またここで放り投げ出される可能性が…
    でもE-M1楽しそうだしと思いましたが、ブログを拝見してハッとしました。
    製品ではなく、会社が問題なんだと・・・。
    これでオリンパスと決別できます。ありがとうございました。

  12. オーナー(考え中) より:

    >strikebackさん

    はじめまして。

    α7の発表は衝撃的でしたね。あれは間違いなくマイクロフォーサーズのキラーになると思っています。
    E-M1とα7が同じ値段だったら、誰でもα7へ行っちゃいますよね・・
    自分は必ずしもフルサイズが良いとは思っていませんが、世間はとかくセンサーが大きい方が良いと思っているのです。
    だからいずれマイクロフォーサーズは売れなくなります。そうするとまた投げ出してフルサイズへ行っちゃうでしょう。

    あと5年もつか怪しいと思っています。また裏切られることを覚悟するならいいですが、マイクロフォーサーズにあまり深入りするのは危険すぎます。
    フォーサーズのコンセプトも製品も良いと思いますが、会社がダメなんです・・
    いっそのことソニーに売り渡してくれた方がいいかも?です。(爆)