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PENTAX Digital Camera Utility 5.2.1

投稿日:2014年11月10日 更新日:

いつの間にやらPENTAX Digital Camera Utility 5(以下、PDCU5)がバージョンアップされていて、ひさびさに使ってみた。もともとこのソフトはK-3モニターのときに手に入れたもので、本来ならなかったはずのもの。まあそこは役得ってことだね。(笑)

機能的に大して変わったところはないんだけど、驚くのはずいぶん軽くなっているということだ。以前のバージョンではスライダーを一つ動かすたびにPCがフリーズしたのかと思うくらい待たされた(笑)。はっきり言って機能がどうのこうの言う以前の問題で、ソフトとしてまったくお話にならないレベル。よくこんなものをカメラに付けて売ったものだと思う。ところが今度のバージョンは見違えるほど軽くなっているんだ。数あるメーカー純正現像ソフトの中でも上位に入るくらいの軽さ。スライダーを動かしたら瞬時とまでは言わないが、1秒以内にただちに反映される。NikonのCapture NX-Dと比べても明らかに軽い。何だ、やればできるんじゃないか・・

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K-30に付属のSILKYPIX Developer Studio for PENTAXと違って、カメラのカスタムイメージもほぼ忠実に再現できる。細かいことを言えば違うんだろうけど、まあこのくらい再現できればいいんじゃないか。カメラに固有の機能をほぼ引き出せるという意味で、ようやく他社の純正現像ソフト並みになったということだろう。

相変わらずノイズリダクションを強くかけると塗り絵になる現象は変わってないけど、これはまあSILKYPIXに特有の現象だから、なるべく強くかけないようにした方がいい。

気になるのは同じSILKYPIXのエンジンを使っていると思われるCapture NX-Dとの比較。どうもノイズリダクションに関しては異なるアルゴリズムを使っているような気がする。厳密に比較するにはなるべく高感度で撮影したRAW画像があればいいんだけど、D7000では最高ISO3200で撮影した画像がたったの一枚しかなかった。何とISO6400以上は一回も使っていなかったんだ。ああ、もったいない・・(笑)

本来なら同じ場所、同じ時間に同じ画角で撮影しないと厳密な比較はできないんだけど、D7000はすでに手元にないから後にも先にもこれしか残ってない。撮影した時期も画角も違っているけど、一応同じ場所で撮影したものがあるから、この2枚で比較してみる。

20130713_144115
D7000 ISO3200 Capture NX-Dで現像(クリックで原寸画像表示)

20131203_105147
K-30 ISO3200 PDCU5で現像(クリックで原寸画像表示)

ノイズリダクションの補正量は両ソフトで基準が違うだろうから数値を揃えても意味がない。ここではノイズが気にならない程度に最小限の補正をかけてみた。輝度ノイズ補正の適用量はCapture NX-Dが30、PCDU5が10である。PCDU5はすぐに塗り絵になるのでこのくらいが限界。

これだけを見ると、Capture NX-Dの方が明らかにシャープに見える。PCDU5はすでにのっぺりした感じが見えてきている。ただノイズの消え具合はPCDU5の方が良く、ほとんどノイズは見えない。一方Capture NX-Dの方はまだノイズが残っているのがわかる。どっちが良いかは主観によるだろうが、自分はノイズが多少残っても解像感がある方を好む。なおK-30の方がずいぶん甘く見えるのは、レンズがDAL18-55mmだから、たぶんピントが微妙にズレていると思う。

PDCU5のバージョンアップ以前がどういう状態だったのか確かめてないのでわからないが、今回のバージョンアップで特にノイズリダクションが改良されたということはないように思う。良くも悪くもSILKYPIXの塗り絵リダクションを引きずっている。

一方、Capute NX-Dの方は正式版になってからノイズリダクションの処理方法が「高速」「高画質」「高画質2013」から選べるようになった。今回は「高画質2013」で現像したのだが、このモードだと塗り絵にはなりにくい代わりにノイズリダクションの効きが弱いように思う。

そして同じSILKYPIXのエンジンながら、どうもノイズリダクションに関してはアルゴリズムが異なるように思う。おそらくCapute NX-Dの方はNikon独自のカスタマイズが行われているのではないか? 「高速」の場合はPDCU5と同じ塗り絵になる傾向なんだけど、「高画質」「高画質2013」の場合は明らかに傾向が異なるのだ。

Capute NX-Dで「高画質」「高画質2013」を使った場合は、ボケた画像を重ねているような気がする。つまりピントの芯は残っているんだが、ボケた画像が重なるので全体にコントラストが低下する。たとえて言えば、Photoshopで2枚のレイヤーを重ねて上側のレイヤーを半透明にしてボカした感じに近い。一方、PDCU5の方は画像全体をボカすというよりは滲ませる感じに近いか? つまり色を平均化するのでノイズが見えにくくなるが、その代償として塗り絵っぽくなるということだ。

これもどっちが良いかは主観によるが、Capute NX-Dの方式は解像感はあまり損なわれない代わりにノイズが残り、PDCU5の方式はノイズがほぼ完全に消えるかわりにやり過ぎると解像感が失われるということだろう。

まあいずれにせよメーカー純正現像ソフトのノイズリダクションは簡易的なものだから、LightroomやRawTherapeeのアルゴリズムには到底敵わない。ノイズが嫌なら金を惜しむなってことだ。

ところで、こうやって見るとD7000のISO3200の画質って結構いいんじゃないか? 個人的には全然問題ないレベル。いろいろ糞な仕様はあったけど、やっぱりD7000っていいカメラなんだよなぁ・・(爆)

それとPentaxよ、せっかくまともになったPDCU5を無償配布せんかい! この出来ならOlympus Viewer3やNikon Capture NX-Dと比べても自信を持って出せるレベルだぞ。どっちみち他社のユーザーには使えないんだから、無償配布したって何か損するわけじゃないんだ。莫大な開発費をかけて作ったソフトを自社のユーザーにも使わせず出し惜しみすることの方がよっぽどもったいないということに早く気づけよ!(爆)

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