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まさかのフォーサーズ復帰か?

投稿日:2016年4月16日 更新日:

E620_back

2009年に発売され、すでに7年前のカメラとなったE-620。もう2年くらい使わずに眠っていたけど、久しぶりに使ってみたくなった。忘れていた感覚が蘇る。何と言ってもこのサイズ感がいいんだよ。大きすぎず小さすぎず、程良いサイズにまとまっている。控えめなグリップは長時間握っていても疲れることがない。

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そして操作性の良さは特筆ものだ。電子ダイヤルこそ1つしかないが、エントリー機とは思えないほどボタンの数が多い。削除ボタンが独立しているのはもちろん、ライブビュー切り替えや手ぶれ補正のON/OFFまで独立したボタンがあり、一切兼用はされていない。十字キーにはよく使う機能がうまく配置されていてストレスを感じない。Pentax機ではOKボタン長押しとかわけのわからない操作系になっている測距点切り替えも独立したボタンがある(7点しかないのであまり使うことはないが)。エントリー機でありながら操作性には一切妥協が見られず、E-1以来受け継がれている設計思想の良さを感じる。

マニアックな機能としては、AELボタンを押すと自動的にスポット測光に切り替わって露出が固定されるという便利な機能もある。これはマイクロフォーサーズにも受け継がれているんだけど、なぜか他のメーカーではできない。使いようによってはすごく便利なんだよ。ファインダー内表示がとても見やすいのも気に入っている点。露出補正バーが±3段分、しかもきっちり1/3段単位であるところは素晴らしい。これはマニュアル露出するときに威力を発揮する。他のメーカーでは申し訳程度に小さく表示しているのが多いのに、エントリー機でここまでしっかりしているのは見たことがない。

もちろんファインダー倍率が小さいとか、高感度に弱いとかよく言われる欠点はあるのだが、自分の使い方ではそれが欠点にはならない。ファインダーなんて構図の確認用と割り切ればこれで十分だし、一昔前のしょぼいEVFよりよっぽど良い。高感度もISO800以上はあまり使いたくないが、ISO400までなら問題なく使える。つまり昼間の風景を撮るならそれで十分なんだ。フィルム時代はせいぜいISO400しか使えなかったことを考えれば、それでも上等じゃないのか?

E-410/E-510が登場した時はこれこそOMの再来だと狂喜したものだ。今でもE三桁機こそがOMの正統な後継だと信じて疑わない。OM-Dなんてハリボテのインチキだからな。今のカメラにはそんなワクワク感がないんだよ。E-620を使ってみて、久しぶりにあの頃のワクワク感が蘇ってきた。フォーサーズというのは非常によく考えられたバランスの良いシステムだったんだ。それを途中で投げ出したOlympusの罪は重い。

E-620を再び使うようになった理由として、OM-4Tiなき後に残されたズイコーレンズ群の活用というのがある。もちろんマイクロフォーサーズでも使えるのだが、すべてが望遠になってしまうためファインダーがないと安定しない上に、いちいち拡大してピント合わせなんて面倒なことはやってられないのだ。いくら倍率が低いファインダーでも、光学ファインダーの方がよっぽどやりやすい。

今回はフィルム時代もあまり使っていなかったZUIKO 100mmF2.8をテストしてみた。これは標準レンズとあまり変わらないほどコンパクトな中望遠なんだけど、フォーサーズで使うと200mm相当の本格的な望遠になってしまう。したがって単焦点としては非常に使いにくいんだけど、目的がはっきりしていれば単焦点ならではのボケが期待できるレンズである。

以下、絞りを開放f2.8からf5.6まで変化させて遠景の描写をテストしてみた。例によってクリックすると等倍画像を表示するようになっている。

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ZUIKO 100mmF2.8 f2.8

開放ではフィルム時代のレンズによくあるように、ハイライト部にフレアのような滲みが見られてソフトな雰囲気になる。しかしピントの芯は周辺まできちんと出ている。

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ZUIKO 100mmF2.8 f4

f4まで絞ればフレアはほぼ解消し、全体にクリアな画像となる。

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ZUIKO 100mmF2.8 f5.6

さらにf5.6まで絞れば全体に鮮鋭度も増してシャープな画像となる。f8以上に絞ると回折の影響で甘くなり始めるので、解像度重視であればf4~f5.6で使うのがベストである。

その他、ZUIKO 100mmF2.8の作例を3つ。こちらは通常サイズの画像である。

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E-620 / ZUIKO 100mmF2.8

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E-620 / ZUIKO 100mmF2.8

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E-620 / ZUIKO 100mmF2.8

次は久しぶりに使ったZD 14-42mmF3.5-5.6の作例を上げてみよう。このレンズはキットレンズとは思えないほど開放から当たり前のように良く写る。像面湾曲なんて一切見られない。それがどんなに楽なことかはPentaxの糞レンズを使っていると実感できる(爆)。マイクロフォーサーズのキットレンズと比べても明らかに良い。やはり無理に小型化していないから性能に余裕があるのだろう。レンズ性能はフォーサーズの方が上なんだよ。

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E-620 / ZUIKO Digital 14-42mmF3.5-5.6

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E-620 / ZUIKO Digital 14-42mmF3.5-5.6

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E-620 / ZUIKO Digital 14-42mmF3.5-5.6

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E-620 / ZUIKO Digital 14-42mmF3.5-5.6

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E-620 / ZUIKO Digital 14-42mmF3.5-5.6

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E-620 / ZUIKO Digital 14-42mmF3.5-5.6

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E-620 / ZUIKO Digital 14-42mmF3.5-5.6

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E-620 / ZUIKO Digital 14-42mmF3.5-5.6

いつも思うんだけど、このカメラでしか出せない色というのがあるんだな。RAWだからいくらでも変えられそうな気がするが、他のカメラではどういじっても同じ色は出ない。油絵のような濃厚な発色とでも言おうか、このカメラに独特の発色がある。

AFも特に速いというわけじゃないけど、精度は高い。ピントの狂いやすい広角端でもきっちりと合う。Pentaxを使っていて最も不快なのがAFの精度がいい加減なこと(爆)。望遠はまだいいんだけど、広角はまったくと言っていいほど合わない。そのために望遠側で合わせてから広角側にズームしたり、初めからMFにしたりという操作を強いられる。当たり前のことが当たり前じゃないってどういうことなんだ?

つまり、このカメラを使っていると操作性をはじめ、Pentax機の不快なところがすべて解消されてしまうんだ。今思うとなぜE-620ではダメだったのか? そのままフォーサーズを使い続けていれば幸せな写真ライフを送れていたのではないか? すべては2013年にD7000を買ったところから不幸の始まりだったんだ(爆)。その後Pentaxに乗り換えてさらに不幸になったかもしれない。(爆)

やっぱり愛のないメーカーはダメなんだよ。Pentaxなんてそれまで縁もゆかりもなかったから、過去の機種名なんか言われてもチンプンカンプン。完全にアウェイの気分なんだな。Pentaxを使うのはただ安いから、そう断言する(爆)。すべての系譜を暗記しているのはOMだけ。だから自分には良くも悪くもOMへの愛しかないんだ。そしてOMの思想を正統に受け継いでいるのはフォーサーズだけ。マイクロフォーサーズなんて後から別の人間が勝手にデッチ上げたインチキ規格に過ぎない。つまりOM愛イコール・フォーサーズ愛なのである。

今さらフォーサーズに復帰するなどあり得ないと思われるだろう。もちろん高感度に弱いという致命的な欠点があるからすべてのシーンをカバーできるわけじゃない。しかしそれはマイクロフォーサーズで補えば良いんだから、日常的な使用においては何ら不都合を感じるものではない。フォーサーズのレンズは今でも現行品だけど、さすがに新品で買うのはアホらしいので、全部中古で揃えればそれほど金もかからないだろう。そしてフォーサーズのレンズがあればマイクロフォーサーズでも使えるので、Pentaxなんかに投資するよりはよっぽど効率が良いのである。

何よりも2マウントを抱えることが最も非効率である。そこでPentaxを一式売り払って「なかったことにする」という選択肢も当然浮上してくるのである。(爆)

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