事前の噂通り、本日リコーイメージングよりK-70の正式発表があった。まず気になるのはデザイン。K-70を名乗るからにはデザインも一新してくるのかと思いきや、これはどう見てもK-S2改じゃないか(笑)。おそらくK-S2を試しに出してみたら予想以上に好評だったので、K二桁シリーズとして展開する運びになったのだろう。
そして気になるお値段。初値は77,500円とな。案外お安いんじゃないの? 少なくともK-3IIよりは安いし、初代K-3よりは高いという微妙な価格設定(笑)。さすがに天下のニコン様と互角に戦うためには値下げしかないと悟ったのか?(爆)
デザインは微妙に丸くなった感じでK-S2の方がカッコ良かった気がするが、K-S2で不評だった十字キーはボタンの縁に膨らみを付けてちゃっかり改良してきたんだね。それがわかってるんなら何で初めからやらないんだよ?
そして最高感度ISO204800はガセだったらしく、ISO102400に訂正された。しかもアクセラレーターユニット搭載でノイズ低減処理を謳っていることから、センサーそのものの性能が向上したのではなく、単にごまかし方が上手くなっただけであることは確実。RAWで撮る人間には何の御利益もない話だ。ますますセンサーはα6000と共通としか思えない。
K-70一番の進化は手ぶれ補正がK-3IIと同等の4.5段分になったことじゃないかと思う。まさか来るとは思わなかった。これはめっちゃ羨ましい。そしてK-3IIを買う意味がなくなる。もちろんK-S2には完全に興味がなくなった。
でもDRだけはカタカタ式継承なんだな。Pentaxは意地でもDR2を載せたくないらしい(笑)。
そして個人的な大注目はケーブルレリーズが使用可能になったことである! もしかすると自分がしつこく言い続けたせいか?(笑) 一見するとマイク端子があるので、ああやっぱりないのかと思ったら、何とマイク端子がレリーズ端子を兼用するらしい。やるじゃないか・・。ただし従来のケーブルスイッチは使えず、専用のケーブルスイッチが必要とのこと。それが5,500円もするボッタクリ価格。やることがセコい・・(^_^;
K-S2で退化した連写速度もK-30並みに引き上げられたんだね。しかもRAWは14bitとか、もう完全にK-3IIになっちゃってるよな。これはもうK-3IIIが出なかったらおかしいだろう(笑)。
結論としてK-70は絶対に買い。K-3IIよりも良い。懸案だったケーブルレリーズが復活したことから、K-3IIを選ぶ理由がなくなった。これはもう買うしかないカメラ(笑)。やっぱりK-S2を見送った甲斐があったもんだ。デジカメなんて2代は飛び越さないと買い換える意味がないんだよ。まあ値下がりするまで買わないけど、5万円台に突入したら買い時だろう。
あと同時に発表された55-300mmの新型ズームだけど、あの暗さじゃ欲しくないよなぁ。しかも伸びた姿がカッコ悪すぎ(笑)。小型化して描写が良くなったとも考えられないし、あれはあり得んな。あ、電磁絞りになったとかでK-30では使えんのか・・。今後は電磁絞りが主流になっていくだろうから、初代K-3も切り捨てられたということだ。こういう互換性無視は正直良くない。これでK-3購入はなくなったな・・
コメント
こんばんはです。
ペンタ部のデザインを見たとき、「ニコンのパクリ?」と思ったのは私だけでしょうか。なんだかペンタックスらしさが無くなってしまったように感じます。
やっぱりペンタックスは丸みはあってもカクカクシカジカが良いかと。(^^;;
それにしても、ソフトウェアや電子化とか無線化で、旧来のカメラらしさというか精密機械らしさが失われていってますね・・・精密機械感が残っているのはオリンパスくらい?(といっても外観そう感じるだけで中身は電子化のオンパレードだけど)。
寂しいかぎりです、はい。
>Kanさん
確かにD5500っぽくなった気がしますね・・
ペンタックスのアイデンティティーは四角ですから、それを捨てちゃうと魅力がなくなります。
ミラーとプリズムをなくして家電化を推進した張本人はオリンパスとパナソニックじゃないですか?
精密機械感なんてただのハリボテで・・(以下略)