K-30壊れた

投稿日:2017年1月28日 更新日:

デジタルカメラ

4ヶ月前から最初の1コマ目だけドアンダーになるという不具合が出ていたK-30だが、ここへ来て本格的にぶっ壊れた。ドアンダーどころかほぼ真っ黒になるという症状が発生し、しかも何回シャッターを切っても回復しない。

露出がおかしいということは絞りかシャッターの不調が疑われるのだが、とりあえずレンズを前から覗いて絞りの動作をチェックしてみた。すると絞り値の設定にかかわらず常に最小絞りになっていることがわかった。どうりで真っ黒になるわけだ。

K-30の絞り動作をよく観察すると不思議なことがわかった。どうもいったん最小絞りまで絞り込まれてから指定の絞りまで戻るようなのだ。それは開放絞りでも絞り羽根が一瞬閉じられることからわかる。ということは、戻る動作がうまく行ってないので絞り込まれたままになるのだろう。

試しにf22で撮影してみると、露出は正常となった。これは予想通りの結果で、最小絞りだけは正しい絞り値だから当然適正露出になる。絞りを開いていくほど露出がアンダーになった。要は最小絞り以外では設定した絞りと実際の絞り値が一致していないためにドアンダーになるわけだ。

どういうわけかいったん最小絞りにしてシャッターを切ると、開放に戻しても適正露出になる。つまり直っているのだ。そして1時間くらいなら放置して再び電源を入れても正常に写る。だから完全に壊れているわけじゃないんだ。もしかすると低温で油が固まっている可能性はある。ただ一度直ったと思っても数時間放置すればまた同じ症状が確実に再現する。完全に使えないわけじゃないんだけど、こんな不安定なものをいつまでもメインで使うわけにはいかないだろう。そこで買い換えである(爆)。

KPにおけるPENTAXの迷走ぶりを見ていると、APS-Cの将来は非常に不安なものがある。いつまでも設計の古いレンズラインナップを更新する気さえないやる気のなさ。これじゃいつ終わっても不思議でないと思われて仕方ないだろう。そこでできればPENTAXを捨ててミラーレスに移行という案が浮上してくる。もはや一眼レフである必要などまったくない。

前から言っているように、最有力はE-M10 mkIIなんだ。m4/3ならばとりあえずレンズに困ることはない。しかしこれも量販店でいじり倒してるからわかってるけど、操作部が小さくゴチャゴチャしていて非常に使いづらい。あまりメインにはしたくないカメラである。もちろんバリアングルでないことも不満だ。かといってE-M5 mkIIはボッタクリ。

それにセンサーサイズは大きいほど良いに決まっている。m4/3も単体で見れば解像感など不足はないと思うが、総合性能でAPS-Cに確実に劣る。物理法則は絶対に超えられないのだ。今どき1600万画素というのもトリミング耐性を考えると物足りないから、メインカメラとしてはm4/3は避けたいところである。

それならAPS-C系ミラーレスのSONYやFujiも考えられるのだが、レンズがまったくないためすべて一から揃えなければならないのがネック。それはあまりにもコスパが悪すぎる。レンズキットの標準ズームの評判が悪いことも気になる。

そこで出てくるのがやっぱりニコン。とりあえずD5300(今ならD5500か?)のダブルズームキットを買っておけばレンズに困ることはない。評判は非常に良い。しかもそれがK-70より安い。これには大きく心が動かされる。しかし、スペックがしょぼいんだ。視野率100%でないとか、電子水準器がないとか、その点で受け入れ難い。必ず不満が出るだろう。かといって中級クラスはデカすぎるし、レンズ別売だからコスパ悪すぎて却下。

結局、消去法で行くとK-70しか残らないんだよ(爆)。今のところ全ての要求を満たすカメラはK-70以外にない。将来性に不安があるとはいえ、現有の資産だけで運用するならば別に関係のない話である。本当に終了してしまったら、その時はその時で他社に乗り換えればいいだけのことだ。

ただK-30がこんなに早く壊れるなんて、PENTAXの信頼性に一抹の不安が残るんだが・・(爆)

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