フォーサーズ終了宣言キター!

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かねてより噂のあった通り、本日オリンパスから正式に時期フラッグシップ機となるOM-D E-M1が発表された。その内容はすでに明らかになっているから今さら騒ぐほどのことではないが、注目されたのはフォーサーズの行方である。オリンパスからは公式なコメントはないようだが、デジカメWatchのサイトに興味深い記述があった。

~以下引用~
オリンパスはE-M1の発売で、同社がこれまで有してきたフォーサーズとマイクロフォーサーズのシステムを統合する。今後、レンズ交換式デジタルカメラの新規開発はマイクロフォーサーズ対応製品に絞る。フォーサーズの新製品について、「ボディ、レンズとも計画はない」(同社)としている。なおE-5や現行のZUIKO DIGITALレンズ(フォーサーズ対応レンズ)の販売は当面継続する。
~引用終了~


これは事実上のフォーサーズ終了宣言である。つまりE-M1で像面位相差センサーを取り入れてフォーサーズレンズでも高速なAFが実現できたことから、従来のフォーサーズはアダプター経由で完全にマイクロフォーサーズに取り込まれるということだ。今後フォーサーズのボディーもレンズも出す予定はないとはっきり言い切っている。

この日をどれほど待ち望んだことか! これまでオリンパスは2009年のE-P1発表以降、フォーサーズとマイクロフォーサーズは車の両輪として並行して開発を進めていくと一貫して約束してきた。さすがにここへ来てまだその言葉を信じているユーザーがそれほどいるとは思えないが、それでもなおE-7の登場を夢見て待っているユーザーが少なからずいたのも事実。オリンパスの曖昧な態度により、フォーサーズが終わるのか終わらないのかユーザーはずっとやきもきさせられてきたのだ。やめるならやめるではっきり言ってくれれば手持ちのシステムを全部売り払って他社に乗り換えるという選択もできたはず。それをオリンパスが先延ばしにしているために売るに売れず、その間に価値が目減りしてユーザーは損失を被ってきたのである。

そして4年間我慢に我慢を重ねた挙げ句がこの仕打ちである。ユーザーへの最大級の裏切り行為。この罪は重い。なぜもっと早く終了宣言しなかったのか? 変に期待をつなげておいて「やっぱりやめます」は最悪の行為である。オリンパスはこれまでPEN-F、OM、そしてフォーサーズと3つのマウントを作っては放り出してきた。だからマイクロフォーサーズが未来永劫に安泰かというと絶対にそんなことはない。いずれフルサイズが当たり前の時代になったら、さっさと放り出してフルサイズ版のマウントを立ち上げるだろう。いくら小さいセンサーで頑張ったって、フルサイズに勝てるはずがないのだから・・。もはやマウントを捨てることに対して罪悪感がなくなっているこんなメーカーを信用しちゃいけない。マイクロフォーサーズにも深入りは厳禁だ。都合が悪くなれば必ず裏切られる。

これでフォーサーズへの未練が吹っ切れたので、心置きなくオリンパスと決別できる。ありがとうオリンパス!

コメント

  1. BigDaddy より:

    E-5は馬鹿でかいですよね。レンズは優秀なようですが、あの大きさだったらAPS-Cや135へと思う人も多かったでしょうが、書かれている通り、E-7待ちの方も多かったでしょうね。私が最初のデジタル一眼でK-mじゃなくE-620を選んでいたら(本当に迷っていたんです)、相当悩んだかもしれまんねぇ。

    いやぁ、しかしこれは対岸の火事じゃないですなぁ。我がRicoh、Pentax連合、Ricohが何を考えているか皆目見当が付かず。でも一部のレンズをマイナーチェンジしたので、Kマウントは続きそうですけどねぇ。まぁ次の主力機はK-5IIsになるでしょうから、今後petnaxカメラがどうなろうが、今後5年くらいは知ったこっちゃないですけど(笑)。

  2. オーナー(考え中) より:

    E-M1がE-7の代わりだって言われても、E-7待ちの人は納得しないですよ。
    アダプターなんて鬱陶しいものは使いたくないんです・・
    それに完全統合というならフラッグシップだけでなくエントリー機まで位相差AF対応にしてもらわないと・・

    まあKマウントが消えることはないでしょうけど、GXRの行方は心配ですね。(笑)

  3. 匿名 より:

    私はよくぞ言ってくれたと感心しました。
    防塵防滴でなるだけ軽いカメラを考えてましたし、
    サイズや重さはE-620と似たり寄ったりなので問題もなさそうです。

    使っても居ない人が周りの意見を鵜呑みにして色々言ってますが、
    私にとってはレンズ等の価格も含めてオリンパスと心中出来そうです。
    12-60と50-200が壊れたら新しいF2.8レンズも他社より安く買えるので魅力ありますね。

  4. オーナー(考え中) より:

    >匿名さん

    超高価なフラッグシップ機にしか位相差AF対応させないのが問題でしょう。
    百歩譲って次期E-PL7にも載せるんだったら許すってとこですが・・

    完全統合を謳うのならば、すべての機種でフォーサーズレンズが満足に使えないとおかしいですよ。
    もうオリンパスとはおさらばです。

  5. BigDaddy より:

    おっと細かなミスがありました。K-mと比較したのは時代からしてE-520でしたね。
    GXR、本体はすでに生産完了で、いずれGXR2なんて出てくるのでしょうが、やはりこれからの時代、幾らGRレンズが凄いとは言え、1000万画素、1200万画素のレンズユニットは見劣りますかねぇ。となると、やはりグローバルマウントと言うか、Mount A12の後継で、A16とかA20とか出てこないとユーザーは減る一方かもしれません。

  6. オーナー(考え中) より:

    >BigDaddyさん

    最初に買ったデジタル一眼レフがE-520でしたから、そこから道を間違えちゃったんですね。(笑)
    GXRは構想自体に最初から無理があると見ています。
    通常、レンズは古くなっても価値が下がらないものですが、センサー一体型モジュールだとセンサーが時代遅れになってしまうとレンズも一緒にゴミになるわけですから、ユーザーに受け入れられないのは当然と思います。
    たぶん単発で終わりじゃないかと・・(^^;

    思いつきで作ってすぐディスコン、メーカーとして最もやってはならない無責任な行為です。
    もちろんオリンパスも・・