2019年3月 DMC-GM1S / G VARIO 12-32mmF3.5-5.6
昨年は行ってなかったみたいなのだが、2年ぶりに西吉野へ行ってきた。旧西吉野村と下市町にまたがる地域には黄色のサンシュユと薄桃の啓翁桜(ケイオウザクラ)が咲き乱れる地区があり、「桃源郷」と呼ばれている。一般にはあまり知られていないが、古くは前田真三氏が撮影したこともあり、カメラマンの間では有名な場所である。
サンシュユと啓翁桜が同時に咲く時期は一週間ほどしかないのでタイミングが難しいのだが、およそ奈良市でソメイヨシノの開花が宣言された頃が目安となる。今年はまだだけど、その前後一週間くらいと思っていいだろう。3/27に行ったのだが、今までで最高のコンディションだった。だから今週末くらいが限界だと思う。
ポイントはいくつかあるのだが、今年は川岸・下西山・貝原の3地区を訪れた。
最初は県道20号沿いにある川岸地区。ここは県道沿いにあってアクセスしやすい。川の向こう岸に扇状のこんもりした丘があり、サンシュユと啓翁桜が植えられている。ただ、どうしてもこのアングル以外は撮りようがないのでワンパターンになる。吊り橋を渡って向こうへ行くこともできるが、近くで見ると意外としょぼいんだよなぁ・・
視点を変えて背後の集落側にもたくさん植わっているのだが、電柱などの夾雑物が多くてなかなか撮りづらい。
望遠が32mmまでしかないので、画面比率が3:2になっているものはすべてトリミングを使っている。
先ほどの場所から少し上流へ行ったところ。さっきの丘を横から見る形になるが、手前に啓翁桜があるので背景として取り入れることができる。しかしf10まで絞ってもパンフォーカスにはならず中途半端なボケになってしまった。開放で撮るべきであった。
続いて下西山地区。ここは県道138号から橋を渡って急な坂道を上ったところにある。途中に啓翁桜がたくさん咲いていて、向こうに見える南山の集落を取り入れることができた。
そしてこれが下西山のメインの場所。ここはサンシュユが中心だけど、桃も見られる。背後の山並みとの取り合わせが美しい。
最後に貝原地区。ここも県道沿いから見えるが、写真に見える細い坂道を上がっていくと良いポイントがある。今回は行っていない。