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SIGMA 19mmF2.8EX DN レビュー

投稿日:2013年1月11日 更新日:

sigma19mmf2_8

カメラなどまったく興味なくなっていたのに、なぜか新しいレンズをポチってしまった(爆)。本当に欲しくなかった。しかし買わずにはいられなかった(爆)。その理由は「激安」である。

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このレンズは少し前まで15,000円台で安定していた。それでも十分安いといえるが、年末になって急に値下がりし、ついに1万円を割り込むところまで落ちた。もちろんカメラになどまったく興味はなかったから、価格.comをチェックしていたわけではない。とある方のブログで値下がりを知ったのである(爆)。こうなると貧乏人根性が最大限に発揮されて、買わなければ損という気分にさせる。何しろこのレンズは「いつかは買う」予定であったから、このチャンスに買わなければ一生後悔すると自分を説得した。そして欲しくもないものを強制的に注文したのである(爆)。自分はこのパターンが非常に多い・・

キタムラのオンラインショップが一番安くて9,720円だったので、そこで買ったが、数量限定ながらさらに安値でも出ていた模様である。マイクロフォーサーズ用はそろそろ在庫が少なくなってきているようで、買うなら急いだ方がよい。今のところアマゾンでも9,980円で販売されている。

シグマのマイクロフォーサーズ用レンズは19mmF2.8EX DNと30mmF2.8EX DNの2本が発売されていて、いずれも同社のDP1 Merrill, DP2 Merrillのために開発されたものと言われている。APS-Cサイズのセンサーであればそれぞれ135判換算で28mm、45mm相当の画角になるのだが、マイクロフォーサーズではそれぞれ38mm、60mm相当となってしまうため、少々使いにくいといえる。どちらも良いレンズと言われているので、金持ちなら迷わず両方とも逝くのが正道であるが、貧乏人はどちらか一つを選ぶことしかできない。自分はどちらか一本と言われれば迷わず19mmの方を選ぶ。なぜかというと、35mm付近の画角が好きなことと、60mmは標準レンズとしては画角が狭すぎて使いづらく、さらにフォーサーズ版のZD 35mmF3.5 Macroと画角が似通っているため、あえて買う必要はないと考えられるからだ。

このシグマの19mmF2.8はどうしてもオリンパスの17mmF2.8やパナソニックの20mmF1.7などのパンケーキレンズと比較して評価されることが多い。これほどまでに値下がりしているのも、それらと比べてあまりにも人気がなかったからだろう。確かに人気がない理由としてはいくつか考えられる。

1) 38mm相当という画角が中途半端

これが28mm相当や35mm相当であればもっと売れたのだろうが、38mm相当というのは何とも中途半端な画角だ。しかしフィルム時代のコンパクトカメラの多くがこの画角を採用していたことから、古い人間にはもっと受け入れられてもいいはずだ。個人的に28mmでは明らかに広すぎ、50mmは標準レンズとしてはやや狭く感じるので、ちょっと広めの38mmくらいがちょうど使いやすく感じる。

2) 開放F値がF2.8と平凡

F2.8というのは決して暗くはないが、単焦点レンズとしてはあまりにも平凡なスペックである。パナの20mmF1.7と比べれば1段半ほど暗いのだから、人気がないのも頷ける。しかし開放のボケにこだわらない限り、このスペックでも十分ではないだろうか。何と言っても値段はパナの3分の1である。

3) スペックの割にでかい

たぶんこれが売れない最大の理由だろう。このレンズはパンケーキじゃないので、長さは標準ズームのM.ZD 14-42mmF3.5-5.6IIとほぼ同じくらいある。したがって、サイズ的なアドバンテージはまったくない。パンケーキを選ぶ理由は鞄などに収納しやすいというのが最も大きいのだろうが、それにこだわらなければ別に問題のないサイズである。パンケーキは薄さを追求するあまり、どうしても操作性が犠牲になる傾向があるが、このレンズはフォーカスリングの幅が広くてMF時の操作感はすこぶる良い。もっと評価されてもいいはずのレンズだ。

というわけで、1月2日に注文したのだが、正月休みのせいで入荷が遅れており、2日前にようやく入荷したばかりである。しかも寒くて写真など撮る気にもならなかったので、今日やっと試写をしてきたところなのだ。

パッケージを開けてまず驚くのは、この値段でしっかりしたケースとフードが付属していることである。ケチくさいオリンパスとはえらい違いだ。しかも今どき希少なMADE IN JAPANである。それだけでシグマを応援したくなる。もちろん金属マウントだし、手に取った質感はオリンパスをはるかに凌駕している。フォーカスリングの操作感は絶品だ。この品質で1万円を切るとは信じられない。

写りの方は今日40枚ほど撮ってみただけだが、それだけでも十分素晴らしいと実感できる。非球面レンズを3枚も使った贅沢な設計だから、写りが悪いはずがない。もともとAPS-Cサイズ用に設計されたレンズだから、マイクロフォーサーズで使えば開放から周辺まで文句のない高画質が得られる。

とりあえず、サンプルとしてフルサイズの画像を1枚だけ貼っておく(クリックで拡大)。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
E-PL2 ISO200 f5.6 1/500sec

さすが単焦点レンズだけあって抜けが良く、曇天下でもコントラストの高いカリッとした描写をするようだ。改めて換算38mmという画角は自然で使いやすいと感じた。サイズ的には標準ズームと大差ないが、この描写を見るとやはり常用レンズとして使ってみたくなる。標準ズームは沈胴式のため、撮影時には繰り出し操作が必要なのが意外と煩わしい。その点、このレンズなら電源を入れて即撮影可能だから、スナップには最適だ。また最短撮影距離が20cmまで寄れるので、かなりマクロ的にも使うことができて守備範囲は広い。

AFはリニアモーターを採用しているため、ほぼ無音で高速である。オリンパス純正の標準ズームと比べても遜色はない。なおレンズを明るい方に向けると絞りの動く音がカチカチと聞こえるのが人によっては気になるかもしれない。これは撮像素子を保護するための動作らしいが、パナの20mmF1.7などでも同様に気になるらしいので、そういうものと思った方が精神衛生上はよい。

カメラ関係にはもう投資しないと思っていたのに、不覚にも散財してしまった(爆)。しかもオリンパスを見捨ててニコンに移行するはずだったのに、またオリンパスに未練を残してしまった。これはオリンパスの罠か、それともシグマの罠か? ともかく、これでまたニコンが遠のいたことは確実である。(爆)

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