PENTAX K-30ってどうよ?

投稿日:2012年10月24日 更新日:

デジタルカメラ

前の記事でD7000 vs D5100論争はD5100で決着が付いたか?に思われた。しかし突然そこへ割って入る新参者が現れた。それはペンタックスK-30である。新製品なのでこれまでノーマークだったのだが、久しぶりに価格.comを覗いてみると、K-30 18-55キットがいつの間にか6万円を切って58000円になっていた。さすがペンタックスは値下がりが早い。これならレンズ込みでD7000ボディーより安いことになり、一層混迷を極めてきた。

前の記事で書いたように、別にニコンが欲しいわけではない。高感度に定評のあるソニー製1600万画素センサーを搭載したボディーが欲しいだけなのだ。同じセンサーを採用するのはニコンD7000、D5100の他にペンタックスのK-5、K-30、K-01がある。このうちK-01は激安であることから一時は購入対象として真剣に考えたことがある。しかしE-PL2を購入してファインダーのないカメラはダメだということを再認識し、ミラーレスは却下となった。E-PL2購入時に迷っていた頃は、K-30がまだ7万円前後をうろうろしていたので、それならD7000の方がお買い得だと考えていたのだが、今は違う。レンズ込みでD7000より安いのなら、ぐっと魅力的な候補になってきた。

K-30を選んだ場合、D5100の不満点をすべて解消してくれる。特にペンタプリズム使用の視野率100%ファインダーを備えていることと、2ダイヤル装備で操作性も優れていることが最も大きい。少なくとも満足感はD5100を大きく上回るだろう。デザインはあまり好みではないが、D5100のボテッとしたなで肩デザインよりはカッコ良いと思う。あと電子水準器内蔵と防塵防滴構造も魅力だ。D5100みたいに対応レンズに変な制約がないのもうれしい。一方D7000と比べると、でかくて重い問題を解消してくれる。D5100よりは重いが、D7000より130gは軽いのだ。これなら登山やサイクリングにもギリギリ持って行けるレベルとなり、持ち出し機会も増えることだろう。またニコンにはない特徴として、ボディー内手ぶれ補正機構がある。自分がオリンパスを好きなのはそのせいもあるのだが、この差は大きい。

ただペンタックスへ行ってしまうと、またマウントを増やすことになり、レンズは一から揃えなければならない。それでK-5のときも泣く泣く二の足を踏んだのだが、よく考えてみれば自分は望遠をまったく使わない。キットに付属する18-55だけで十分なのだ。しばらくそれ一本で通して、不満が出てきたらサードパーティー製でもいいから、もうちょっといいレンズを買い足せばいいだけのことだ。それにニコンのレンズ資産が遊んでいると言っても、実はフォーサーズで全部使えるのである。もちろんMFにはなるが、超望遠レンズとしていくらでも使えるのだから、レンズ資産を活用するためだけにニコンを選ぶというのは正しくない。

そうするとK-30が一躍トップに躍り出てきた。いかにも素っ気ないニコンのカメラに比べて、ペンタックスのカメラはいじり甲斐があって楽しそうな気がする。ただ最近ペンタックスの悪い噂を聞くに付け、品質は大丈夫なのかと少し気になる点ではある。特にAF精度に問題のあるものが多いらしい。今さらペンタックスに走るのは冒険なのだろうか? しかしニコン・キヤノンのユーザーならともかく、オリンパスユーザーはそういうことには慣れている。オリンパス機は不具合などあって当たり前だ。少なくともマウントがなくなってしまう心配をしなくていいのだから、オリンパスユーザーに比べればずいぶん恵まれていると思う。

K-30に決まれば別に慌てることはない。待てば待つほど確実に安くなる。5万円台前半まで下がったら「買い」だろう。たぶん年明けかそのくらいか? それまでにD7000が6万切ったりすれば、また振り出しに戻るのであるが・・(爆)

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